TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024173329
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091677
出願日
2023-06-02
発明の名称
ノズル、送液装置、及び送液システム
出願人
株式会社レゾナック
代理人
主分類
B01J
4/00 20060101AFI20241205BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】設備の大型化を抑制し、かつ低コストで容器内の液体を効率的に吸い出せるノズル、送液装置、及び送液システムを提供する。
【解決手段】一端が容器の内部に挿入され、他端がポンプに接続されて、ポンプによって容器に収容された液体を吸い上げるためのノズルにおいて、容器の内部から外部へ液体が流れる第1流路を形成する内管と、内管を外側から覆う外管と、を備え、内管及び外管の間には隙間が形成されており、この隙間は、容器の内部から外部へ液体が流れる第2流路を形成している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一端が容器の内部に挿入され、他端がポンプに接続されて、前記ポンプによって前記容器に収容された液体を吸い上げるためのノズルであって、
前記容器の内部から外部へ前記液体が流れる第1流路を形成する内管と、
該内管を外側から覆う外管と、を備え、
前記内管及び前記外管の間には隙間が形成されており、該隙間は、前記第1流路とは別に前記容器の内部から外部へ前記液体が流れる第2流路を形成していることを特徴とするノズル。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記内管の前記容器側の一端に切り欠きが形成されている請求項1に記載のノズル。
【請求項3】
前記外管の前記容器側の一端に切り欠きが形成されている請求項1または2に記載のノズル。
【請求項4】
前記容器の内部側において、前記内管の先端が前記外管から露出している請求項1または2に記載のノズル。
【請求項5】
前記内管及び前記外管を保持する保持部を備える請求項1に記載のノズル。
【請求項6】
前記内管が前記保持部を貫通することで前記第1流路が前記容器の内部から外部へと通じ、前記保持部は前記第2流路を前記容器の外部へ連通させる連通部を有する請求項5に記載のノズル。
【請求項7】
前記内管の、前記容器の外部側の端部、及び前記連通部は、ポンプに接続される請求項6に記載のノズル。
【請求項8】
請求項1に記載のノズルと、ポンプと、前記第1流路から前記ポンプへと前記液体を通す第1配管と、前記第2流路から前記ポンプへと前記液体を通す第2配管と、前記第1配管及び前記第2配管のうちいずれか一方の開閉操作が可能な開閉装置と、を備えることを特徴とする送液装置。
【請求項9】
前記開閉装置は、前記第2配管に備えられる請求項8に記載の送液装置。
【請求項10】
前記容器内の液体の量を検知する液量検知装置をさらに備え、前記開閉装置は、前記液量検知装置が検知した前記容器内の液体の量に基づいて動作し、前記容器内の液体の量が所定の量より多いときは前記開閉装置は開いており、前記容器内の液体の量が前記所定の量より少ないときは前記開閉装置は閉じている請求項9に記載の送液装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル、送液装置、及び送液システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ドラム缶などの容器に入れられた液体を、処理装置に輸送する工程では、ノズルを容器内に挿入し、ポンプを用いて、容器内の液体を吸い出し、処理装置に輸送する送液装置が用いられることが多い。このような送液装置において、容器内の液体の量が少なくなると、液体を効率的に吸い出せなくなり、容器内の液体の吸い出しに多くの時間がかかる、あるいは容器内に液体が取り出せずに残留することになり、工程のコストの上昇につながる。
【0003】
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1には、液剤が収容された容器と、この容器内の液剤を吸引口から吸引するポンプを備えた吸引パイプと、を備え、容器傾斜機構により容器を傾けることで容器内の残留液を吸引する残留液吸引装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-120190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、容器が大きくなると容器傾斜機構は大掛かりな装置となる。また、容器傾斜機構は動力を必要としており、可動部が多く、装置のメンテナンスコストの上昇も懸念される。
【0006】
そこで、本発明は、設備の大型化を抑制し、かつ低コストで容器内の液体を効率的に吸い出せるノズル、送液装置、及び送液システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
【0008】
[1]一端が容器の内部に挿入され、他端がポンプに接続されて、前記ポンプによって前記容器に収容された液体を吸い上げるためのノズルであって、前記容器の内部から外部へ前記液体が流れる第1流路を形成する内管と、該内管を外側から覆う外管と、を備え、前記内管及び前記外管の間には隙間が形成されており、該隙間は、前記第1流路とは別に前記容器の内部から外部へ前記液体が流れる第2流路を形成していることを特徴とするノズル。
[2]前記内管の前記容器側の一端に切り欠きが形成されている[1]に記載のノズル。
[3]前記外管の前記容器側の一端に切り欠きが形成されている[1]または[2]に記載のノズル。
[4]前記容器の内部側において、前記内管の先端が前記外管から露出している[1]または[2]に記載のノズル。
[5]前記内管及び前記外管を保持する保持部を備える[1]に記載のノズル。
[6]前記内管が前記保持部を貫通することで前記第1流路が前記容器の内部から外部へと通じ、前記保持部は前記第2流路を前記容器の外部へ連通させる連通部を有する[5]に記載のノズル。
[7]前記内管の、前記容器の外部側の端部、及び前記連通部は、ポンプに接続される[6]に記載のノズル。
[8][1]に記載のノズルと、ポンプと、前記第1流路から前記ポンプへと前記液体を通す第1配管と、前記第2流路から前記ポンプへと前記液体を通す第2配管と、前記第1配管及び前記第2配管のうちいずれか一方の開閉操作が可能な開閉装置と、を備えることを特徴とする送液装置。
[9]前記開閉装置は、前記第2配管に備えられる[8]に記載の送液装置。
[10]前記容器内の液体の量を検知する液量検知装置をさらに備え、前記開閉装置は、前記液量検知装置が検知した前記容器内の液体の量に基づいて動作し、前記容器内の液体の量が所定の量より多いときは前記開閉装置は開いており、前記容器内の液体の量が前記所定の量より少ないときは前記開閉装置は閉じている[9]に記載の送液装置。
[11]前記容器から吸い上げた前記液体を、前記液体の処理装置へ輸送する[8]~[10]のいずれかに記載の送液装置。
[12][8]~[10]のいずれかに記載の送液装置と、液体を収容可能な容器と、前記液体を処理するための処理装置とを備え、前記送液装置は、前記容器から吸い上げた前記液体を、前記処理装置へ送る送液システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、設備の大型化を抑制し、かつ低コストで容器内の液体を効率的に吸い出せるノズル、送液装置、及び送液システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の一例にかかる送液システムの構成を模式的に示す図である。
図1におけるA-A断面を示す図である。
本発明の一実施形態の一例にかかるノズルの一端を容器内部側から見た図である。
本発明の一実施形態の一例にかかる保持部の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態の一例にかかるノズルによる、断続液の吸い上げ方を模式的に示す図である。
本発明の一実施形態の一変形例にかかるノズルの容器内部側の端部を示す断面図である。
本発明の一実施形態の一変形例にかかるノズルの一部を示す断面図である。
図7にかかるノズルの一端の一例の構成を容器内部側から見た図である。
スペーサを備えるノズルの他の一例の構成を容器内部側から見た図である。
本発明の一実施形態の一変形例にかかるノズルの容器外部側の端部を示す断面図である。
本発明の一実施形態の一変形例にかかる送液システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
担持光触媒
6日前
個人
トリチウム水濃縮装置
1か月前
NOK株式会社
除湿装置
1か月前
株式会社フルヤ金属
触媒
1日前
有限会社レイノ
嘔吐物の処理剤
13日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路
6日前
住友金属鉱山株式会社
蒸気回収機構
6日前
松本油脂製薬株式会社
泡消火薬剤用消泡剤
8日前
CYC株式会社
工業炉用煤塵除去装置
15日前
東洋紡エムシー株式会社
濾材およびフィルター
今日
三菱重工業株式会社
脱硫装置
1か月前
ヤマシンフィルタ株式会社
カプセルフィルタ
14日前
株式会社フルヤ金属
担持触媒の作製方法
1日前
株式会社丸山製作所
液体浄化装置
13日前
東洋リビング株式会社
除湿ユニットおよび保管庫
7日前
大同化学株式会社
ワックスソリューション液の製造方法
7日前
国立大学法人広島大学
二酸化炭素吸放出材
1日前
トヨタ自動車株式会社
吸着システム及び吸着方法
6日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
1日前
株式会社レゾナック
ノズル、送液装置、及び送液システム
今日
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
1日前
JFEスチール株式会社
炭酸ガスの固定化方法
1か月前
国立大学法人北海道大学
酸素還元触媒の製造方法
7日前
株式会社タクマ
脱臭装置
今日
株式会社荏原製作所
排ガス処理装置
今日
旭化成メディカル株式会社
多孔質膜
7日前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
1か月前
CKD株式会社
ガス製造装置、及びガス製造方法
22日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
脱気機構
15日前
日産自動車株式会社
気体分離膜及びその製造方法
8日前
日本濾過器株式会社
フィルタエレメント及びフィルタ装置
28日前
株式会社デンソー
電気化学セル
15日前
トヨタ自動車株式会社
逆浸透膜
20日前
徳晃有限公司
大気汚染を防止する排出ガス排出循環濾過装置
27日前
大陽日酸株式会社
高粘度原料の粒状凍結物製造装置及び方法
7日前
続きを見る
他の特許を見る