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公開番号2025011451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113574
出願日2023-07-11
発明の名称CO2固定システム
出願人株式会社ミダック
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B01D 53/14 20060101AFI20250117BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】廃棄物に対するCO2の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断するための、CO2固定システムおよびCO2固定方法が要求される。
【解決手段】CO2供給装置と、廃棄物供給装置と、廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、CO2供給装置によって供給されたCO2とを反応させることによって、CO2が固定された廃棄物を生成する、CO2固定化装置と、を備え、CO2固定化装置は、CO2の推定固定量の変化率を取得する手段を備え、変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO2を接触させることを特徴とする、CO2固定化システム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
CO
2
供給装置と、
廃棄物供給装置と、
前記廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、前記CO
2
供給装置によって供給されたCO
2
とを反応させることによって、CO
2
が固定された廃棄物を生成する、CO
2
固定化装置と、を備え、
CO
2
固定化装置は、CO
2
の推定固定量の変化率を取得する手段を備え、前記変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO
2
を接触させることを特徴とする、CO
2
固定化システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記CO
2
固定化装置内のCO
2
濃度を測定するための測定手段と、を備え、
CO
2
固定化装置は、前記CO
2
固定化装置のCO
2
濃度変化の傾きが設定値を上回るまで、廃棄物とCO
2
を接触させる、請求項1に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項3】
前記CO
2
固定化装置内の圧力を測定するための測定手段をさらに備える、請求項2に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項4】
第1のガス供給装置をさらに備え、前記第1のガス供給装置は、前記CO
2
固定化装置内の圧力変化に応じて第1のガスを供給する、請求項3に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項5】
前記CO
2
固定化装置内の圧力を測定するための測定手段を備え、
前記CO
2
固定化装置の圧力変化の傾きが設定値を上回るまで、廃棄物とCO
2
を固定させる、請求項1に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項6】
バッファタンクをさらに備え、前記バッファタンクは前記CO
2
固定化装置と連通し、前記CO
2
固定化装置内の気体を回収し、再び前記CO
2
固定化装置に供給する、請求項1に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項7】
前記CO
2
固定化装置内が設定された圧力となるまで前記バッファタンクに気体を回収する、請求項6に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項8】
前記廃棄物は、ボトムアッシュ、煤塵、および不燃廃棄物を含む、請求項1に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項9】
前記第1のガスは、周囲の空気、または二酸化炭素以外の気体を含むガスである、請求項4に記載のCO
2
固定化システム。
【請求項10】
前記CO
2
固定化装置はさらに廃棄物にアルカリ土類金属含有物を追加するための手段を備えた、請求項1に記載のCO
2
固定化システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、CO
2
固定システム、特に廃棄物にCO
2
を吸着させ、埋め立て、または貯留させるためのCO
2
固定システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
大気中に放出される二酸化炭素(以下、「CO
2
」と記す)の量が増加することにより、気温上昇や、それに伴う異常気象の発生等が起こることが知られている。この点を抑止するため、CO
2
の排出を抑制し、大気中のCO
2
を減少させる技術が要求される。特許文献1は、CO
2
を含む被処理気体と、バイオマス焼却灰を含む分散液とを接触させ、バイオマス焼却灰に被処理気体に含まれるCO
2
が吸着したCO
2
固定化素材を生成する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2020-175318公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら実際の廃棄物は様々な物質を含むため、廃棄物が吸収できるCO
2
量は一定ではない。そのため、廃棄物に固定化されるCO
2
量を最大にしようとした場合、廃棄物のロットが異なれば、固定化に要する時間は異なるものとなる。また、固定化を最大とするために、固定化時間を必要以上に長くすることは、装置の稼働効率の低下を招き、好ましくない。
【0005】
したがって、廃棄物に対するCO
2
の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断するための、CO
2
固定システムおよびCO
2
固定方法が要求される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のCO
2
固定化システムは、CO
2
供給装置と、廃棄物供給装置と、廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、CO
2
供給装置によって供給されたCO
2
とを反応させることによって、CO
2
が固定された廃棄物を生成する、CO
2
固定化装置と、を備え、CO
2
固定化装置は、CO
2
の推定固定量の変化率を取得する手段を備え、変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO
2
を接触させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によると、廃棄物に対するCO
2
の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係るCO
2
固定化システムの概要図である。
本開示に係るCO
2
固定化システムの動作を示す図である。
本開示に係るCO
2
固定化システムの動作を示す図である。
本開示に係るCO
2
固定化システムの動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態のCO
2
固定化システムを説明する。本実施形態に用いる図面は、本発明の構成、各部の配置、機能、作用及び効果を説明することを目的とし、本発明の具体的な構成を限定するものではない。
【0010】
[CO
2
固定化システムの概要図]
図1は、本開示に係るCO
2
固定化システムの概要図である。図1において、CO
2
固定化システムは、焼却装置または燃焼装置、煤塵処理装置、廃棄物供給装置、CO
2
供給装置、CO
2
固定化装置を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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