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公開番号2025011635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113859
出願日2023-07-11
発明の名称装置、方法、及びプログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類B01J 19/00 20060101AFI20250117BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】流路の閉塞位置を予測でき、予測に応じて、閉塞の解消動作や反応装置の再起動のための廃棄動作及び回収動作を効率的に実行できる装置、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】反応流体を流して反応させるフローリアクタ内の流路の閉塞を検出する装置であって、流路内の流体の状態を取得する取得部と、取得部が取得した流体の状態に基づいて、流路の閉塞を検出する検出部と、検出部が閉塞を検出した場合に、流体の状態に基づいて、流路の閉塞位置を予測する予測部と、予測部の予測した結果を出力する出力部とを備える装置を提供する。流路は、複数のコンポーネントを組み合わせて構成され、予測部は、複数のコンポーネントのうちの少なくとも1つを流路の閉塞位置として予測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
反応流体を流して反応させるフローリアクタ内の流路の閉塞を検出する装置であって、
前記流路内の流体の状態を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞を検出する検出部と、
前記検出部が閉塞を検出した場合に、前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞位置を予測する予測部と、
前記予測部の予測した結果を出力する出力部とを備える
装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記流路は、複数のコンポーネントを組み合わせて構成され、
前記予測部は、前記複数のコンポーネントのうちの少なくとも１つを前記流路の閉塞位置として予測する
請求項１に記載の装置。
【請求項３】
前記取得部は、前記反応流体の原料となる原料流体について、前記流路への複数の流入口における圧力を取得し、
前記予測部は、前記複数の流入口のうち、前記原料流体の圧力が閾値を超えた流入口の組み合わせに基づいて、前記流路の閉塞位置を予測する
請求項１に記載の装置。
【請求項４】
前記取得部は、前記流路における前記流体の圧力を取得し、
前記予測部は、前記流体の圧力の変化プロファイルに基づいて、前記流路の閉塞位置を予測する
請求項１に記載の装置。
【請求項５】
前記予測部は、前記流路の流入口における前記流体の圧力の変化率に応じて、前記流入口から前記流路の閉塞位置までの距離を予測する
請求項４に記載の装置。
【請求項６】
前記流路は、複数の流入口からの流路がミキサに接続され、該ミキサの下流に他の流入口からの流路が接続される
請求項１に記載の装置。
【請求項７】
前記出力部は、前記流路の閉塞位置に関する情報を表示装置に表示させる
請求項１に記載の装置。
【請求項８】
前記出力部は、前記予測部が予測した前記流路の閉塞位置より上流に設けられたミキサに超音波を印加させるように超音波装置を制御する
請求項１に記載の装置。
【請求項９】
反応流体を流して反応させるフローリアクタ内の流路の閉塞を検出する方法であって、
前記流路内の流体の状態を取得する段階と、
前記取得した前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞を検出する段階と、
前記閉塞を検出した場合に、前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞位置を予測する段階と、
前記予測した結果を出力する段階とを備える
方法。
【請求項１０】
反応流体を流して反応させるフローリアクタ内の流路の閉塞を検出するプログラムであって、
コンピュータを、
前記流路内の流体の状態を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞を検出する検出部と、
前記検出部が閉塞を検出した場合に、前記流体の状態に基づいて、前記流路の閉塞位置を予測する予測部と、
前記予測部の予測した結果を出力する出力部
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、装置、方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、「合流路内部の流体温度を測定し、測定された温度を指標にして、前記反応部内の流路の閉塞又は断面積の減少を検出する」と記載されている。特許文献２には、「複合計測装置により算出された圧力損失に基づいて前記マイクロリアクタデバイス内の流路の詰まり状態を判定する」と記載されている。特許文献３には、「流路閉塞までの時間は、圧力センサＰＳ１および圧力センサＰＳ２が検出する圧力が、平常時と比較して上昇し始めた時間とした」と記載されている。特許文献４には、「制御・演算部１０４は、分注ノズル１０７を再び下降させ、注入口１１０での液面の高さを検出する（Ｓ１８）。ここで制御・演算部１０４は、検出した値と設定された閾値とを比較する」と記載されている。
［先行技術文献］
［特許文献］
特許文献１特開２００６－２２３９６７号公報
特許文献２特開２００８－２１５８７３号公報
特許文献３特開２０２１－０３７４７９号公報
特許文献４特開２０１４－１９４３７８号公報
【発明の概要】
【０００３】
本発明の第１の態様においては、装置を提供する。装置は、反応流体を流して反応させるフローリアクタ内の流路の閉塞を検出する装置であって、流路内の流体の状態を取得する取得部と、取得部が取得した流体の状態に基づいて、流路の閉塞を検出する検出部と、検出部が閉塞を検出した場合に、流体の状態に基づいて、流路の閉塞位置を予測する予測部と、予測部の予測した結果を出力する出力部とを備える。
【０００４】
上記装置において、流路は、複数のコンポーネントを組み合わせて構成され、予測部は、複数のコンポーネントのうちの少なくとも１つを流路の閉塞位置として予測する。
【０００５】
上記のいずれかの装置において、取得部は、反応流体の原料となる原料流体について、流路への複数の流入口における圧力を取得し、予測部は、複数の流入口のうち、原料流体の圧力が閾値を超えた流入口の組み合わせに基づいて、流路の閉塞位置を予測する。
【０００６】
上記のいずれかの装置において、取得部は、流路における流体の圧力を取得し、予測部は、流体の圧力の変化プロファイルに基づいて、流路の閉塞位置を予測する。
【０００７】
上記の装置において、予測部は、流路の流入口における流体の圧力の変化率に応じて、流入口から流路の閉塞位置までの距離を予測する。
【０００８】
上記のいずれかの装置において、流路は、複数の流入口からの流路がミキサに接続され、該ミキサの下流に他の流入口からの流路が接続される。
【０００９】
上記のいずれかの装置において、出力部は、流路の閉塞位置に関する情報を表示装置に表示させる。
【００１０】
上記のいずれかの装置において、出力部は、予測部が予測した流路の閉塞位置より上流に設けられたミキサに超音波を印加させるように超音波装置を制御する。
（【００１１】以降は省略されています）

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