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公開番号2025008285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110301
出願日2023-07-04
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01B 11/08 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】光ファイバの曲率ないし曲げ半径を測定するに当たり、曲げ半径の測定範囲及び測定環境の制約が軽減されたより経済的な技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、撮影部により撮影された、光ファイバが映り込んだ撮影画像を取得し、前記撮影画像において前記光ファイバの軸線上を通過する少なくとも3つの点の選択をユーザから受け付け、3次元空間において、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出し、前記算出した円の半径が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判定し、前記判定の結果を出力する、制御部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮影部により撮影された、光ファイバが映り込んだ撮影画像を取得し、
前記撮影画像において前記光ファイバの軸線上を通過する少なくとも3つの点の選択をユーザから受け付け、
3次元空間において、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出し、
前記算出した円の半径が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判定し、
前記判定の結果を出力する、
制御部を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記3次元空間における、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点の空間座標を取得し、
前記少なくとも3つの点の空間座標に基づき、前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、測距センサにより測定された前記少なくとも3つの点の奥行と、前記撮影画像において占める前記3つの点の位置とに基づいて、前記少なくとも3つの点の前記空間座標を取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
予め定められた距離を有する少なくとも2つの地点から前記撮影部により撮影された、前記光ファイバが映り込んだ少なくとも2つの前記撮影画像を取得し、
前記予め定められた距離と、前記前記少なくとも2つの前記撮影画像の差分と、に基づき、前記少なくとも3つの点の前記空間座標を取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記予め定められた距離を隔てて設けられた第1撮影部と、第2撮影部とにより撮影された、前記光ファイバが映り込んだ第1撮影画像、及び、第2撮影画像を、前記少なくとも2つの前記撮影画像として取得する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、モーションセンサにより測定された前記情報処理装置の位置姿勢の変化に更に基づいて、前記少なくとも3つの点の前記空間座標を取得する、請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記光ファイバに加えて、予め定められた大きさを有するマーカーが更に映り込んだ画像を前記撮影画像として取得し、
前記撮影画像において占める前記マーカーの大きさと、当該撮影画像において占める前記少なくとも3つの点の位置関係とに基づいて、前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記判定の結果を示す画像を表示部に表示させて出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
制御部を備える情報処理装置の情報処理方法であって、
前記制御部が、
撮影部により撮影された、光ファイバが映り込んだ撮影画像を取得する工程と、
前記撮影画像において前記光ファイバの軸線上を通過する少なくとも3つの点の選択をユーザから受け付ける工程と、
3次元空間において、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出する工程と、
前記算出した円の半径が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判定する工程と、
前記判定の結果を出力する工程と、
を含む、情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
撮影部により撮影された、光ファイバが映り込んだ撮影画像を取得する手順と、
前記撮影画像において前記光ファイバの軸線上を通過する少なくとも3つの点の選択をユーザから受け付ける手順と、
3次元空間において、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出する手順と、
前記算出した円の半径が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判定する手順と、
前記判定の結果を出力する手順と、
を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバケーブルは、ガラス又はプラスチック等の樹脂により形成されるため、一定の曲率を超えて曲げるとクラック又は断線(折れ)等の損壊が生じる可能性が高まる。そのため、光ファイバの敷設に当たっては、光ファイバケーブルの曲率が所定値を超えていないか確認する必要がある。特許文献1には、光ファイバの許容曲げ半径を測定する光ガラスファイバの許容曲げ半径測定方法及びその装置が記載されている。なお、曲率は曲線の曲がり具合を表す指標である。曲率は、曲げ半径rの逆数1/rとして与えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭52-086349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の光ファイバの曲率ないし曲げ半径を測定するための構成は、曲げ半径の測定範囲、計測作業空間の制約、及び、経済性等の観点から改善の余地があった。なお、特許文献1の構成は、光ファイバの許容曲げ半径、すなわち、光ファイバがどれほどの曲率の曲げに耐えられるか、光ファイバが対応可能な曲率の限界を測定する技術であり、これから敷設しようとする光ファイバの曲率を測定するものではない。
【0005】
そこで、本開示は、光ファイバの曲率ないし曲げ半径を測定するに当たり、曲げ半径の測定範囲及び測定環境の制約が軽減されたより経済的な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
幾つかの実施形態に係る情報処理装置は、
(1)撮影部により撮影された、光ファイバが映り込んだ撮影画像を取得し、
前記撮影画像において前記光ファイバの軸線上を通過する少なくとも3つの点の選択をユーザから受け付け、
3次元空間において、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出し、
前記算出した円の半径が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判定し、
前記判定の結果を出力する、
制御部を備える。
【0007】
このように、情報処理装置は、スマートフォン等の汎用装置に一般に備えられている物理センサの測定値を用いて、光ファイバへの接触を伴わずに光ファイバの曲げ半径を測定する。したがって、情報処理装置は、曲げ半径の測定範囲、計測作業空間の制約、及び、経済性等の観点から、光ファイバの曲げ半径の測定を改善することが可能である。
【0008】
一実施形態において、
(2)(1)の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記3次元空間における、前記ユーザにより選択された前記少なくとも3つの点の空間座標を取得し、
前記少なくとも3つの点の空間座標に基づき、前記少なくとも3つの点を通過する円の半径を算出してもよい。
【0009】
このように、情報処理装置は、ユーザにより選択された少なくとも3つの点の空間座標に基づき光ファイバの曲げ半径を測定するため、光ファイバと、情報処理装置との位置関係にかかわらず高い精度で光ファイバの曲げ半径を測定することが可能である。
【0010】
一実施形態において、
(3)(2)の情報処理装置において、
前記制御部は、測距センサにより測定された前記少なくとも3つの点の奥行と、前記撮影画像において占める前記3つの点の位置とに基づいて、前記少なくとも3つの点の前記空間座標を取得してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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