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公開番号2025006368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107117
出願日2023-06-29
発明の名称作成支援装置、作成支援方法、および作成支援プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】専門性が高いドキュメントを容易に作成すること。
【解決手段】エンジニア端末10は、システムの構成要素の機能単位を示す制御ループのテンプレートである制御ティピカルと、制御ループの機能の説明、または制御ループの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて記憶し、システムの構成を示す構成図に含まれる所定の制御ループの選択を受け付け、選択された所定の制御ループに含まれる構成要素に設定された設定情報と、選択された所定の制御ループの制御ティピカルに対応付けられたドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された所定の制御ループのドキュメントを出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて記憶する記憶部と、
前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付ける受付部と、
選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する出力部と、
を備える作成支援装置。
続きを表示（約 2,000 文字）【請求項２】
前記記憶部は、
前記各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明を定義した仕様書のテンプレートとを対応付けて記憶し、
前記出力部は、
前記設定情報と、前記記憶部に記憶される前記仕様書のテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールの仕様書を出力する、
請求項１に記載の作成支援装置。
【請求項３】
前記記憶部は、
前記各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義した手順書のテンプレートとを対応付けて記憶し、
前記出力部は、
前記設定情報と、前記記憶部に記憶される前記手順書のテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールの手順書を出力する、
請求項１に記載の作成支援装置。
【請求項４】
前記記憶部は、
前記各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明を定義した仕様書のテンプレートと、前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義した手順書のテンプレートとを対応付けて記憶し、
前記受付部は、
利用者が利用する端末に表示された前記構成図において、前記利用者によって指定された前記所定のモジュール、および前記所定のモジュールに適用可能なテンプレートの選択を受け付け、
前記出力部は、
前記構成図に含まれる前記構成要素ごとに設定された前記設定情報を取得し、
前記設定情報を用いて、選択された前記所定のモジュールに適用可能なテンプレートに対応付けられた前記仕様書のテンプレートの設定項目を置換することによって、選択された前記所定のモジュールの仕様書を出力し、
前記設定情報を用いて、選択された前記所定のモジュールに適用可能なテンプレートに対応付けられた前記手順書のテンプレートの設定項目を置換することによって、選択された前記所定のモジュールの手順書を出力する、
請求項１に記載の作成支援装置。
【請求項５】
前記出力部は、
出力した前記仕様書が変更された場合には、前記記憶部に記憶される前記仕様書のテンプレートに変更内容を反映するとともに、前記各モジュールのテンプレート、および前記手順書のテンプレートに変更内容を反映する、
請求項４に記載の作成支援装置。
【請求項６】
前記出力部は、
出力した前記手順書が変更された場合には、前記記憶部に記憶される前記手順書のテンプレートに変更内容を反映するとともに、前記各モジュールのテンプレート、および前記仕様書のテンプレートに変更内容を反映する、
請求項４に記載の作成支援装置。
【請求項７】
前記出力部は、
選択された前記所定のモジュールのテンプレートを示す図面を出力し、出力した前記図面が変更された場合には、前記記憶部に記憶される前記各モジュールのテンプレートに変更内容を反映するとともに、前記仕様書のテンプレート、および前記手順書のテンプレートに変更内容を反映する、
請求項４に記載の作成支援装置。
【請求項８】
前記出力部は、
選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素のリストを出力する、
請求項４に記載の作成支援装置。
【請求項９】
コンピュータが、
システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて保持し、
前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付け、
選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する、
処理を実行する作成支援方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて保持し、
前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付け、
選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する、
処理を実行させる作成支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、作成支援装置、作成支援方法、および作成支援プログラムに関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ＳＯＰ（Standard Operation Procedure）は、プラントの操業に用いられる標準操業手順書である。プラントオペレータは、ＳＯＰのドキュメントをマスターとして、プラントを操業する。ＳＯＰは、ＥＰＣ（Engineering－Procurement－Construction）事業者等が作成するナラティブ（Narrative）と呼ばれる制御仕様書から作成される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
横河電機株式会社、横河ソリューションサービス株式会社：“CENTUM VP”、[online]、［２０２３年５月２５日検索］、インターネット＜https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/control/control-and-safety-system/distributed-control-systems-dcs/centum-vp/＞
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記技術では、プラントにおいて用いられる専門性が高いナラティブやＳＯＰ等のドキュメントを作成することが難しい。例えば、ＳＯＰを作成するためには、テキストデータとしてナラティブを作成し、さらにＩＣＳＳ（Integrated Control and Safety System）アプリケーション、タグリスト等の多くのドキュメントを参照し、かつドキュメント間の整合性をチェックする必要があるので、作成難易度が高い。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、専門性が高いドキュメントを容易に作成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて記憶する記憶部と、前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付ける受付部と、選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する出力部と、を備える作成支援装置を提供する。
【０００７】
また、本発明は、コンピュータが、システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて保持し、前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付け、選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する、処理を実行する作成支援方法を提供する。
【０００８】
また、本発明は、コンピュータに、システムの構成要素の機能単位を示す各モジュールのテンプレートと、前記各モジュールの機能の説明、または前記各モジュールの運転制御に関する手順を定義したドキュメントのテンプレートとを対応付けて保持し、前記システムの構成を示す構成図に含まれる所定のモジュールの選択を受け付け、選択された前記所定のモジュールに含まれる前記構成要素に設定された設定情報と、選択された前記所定のモジュールのテンプレートに対応付けられた前記ドキュメントのテンプレートとに基づいて、選択された前記所定のモジュールのドキュメントを出力する、処理を実行させる作成支援プログラムを提供する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、専門性が高いドキュメントを容易に作成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る作成支援システムの構成例および処理例を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムのエンジニア端末の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係るエンジニア端末のライブラリ情報記憶部の一例を示す図である。
実施形態に係るエンジニア端末の出力結果記憶部の一例を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例１を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例２を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例３を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例４を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例５を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例６を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例７を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例８を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例９を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例１０を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例１１を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例１２を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の具体例１３を示す図である。
実施形態に係る作成支援システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係るハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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