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公開番号2025002033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101940
出願日2023-06-21
発明の名称情報管理装置、情報管理方法、および情報管理プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 10/10 20230101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のシステムが存在する混在環境で共通して利用される情報へのアクセス制限を適切に実行すること。
【解決手段】サーバ装置10は、複数の制御システムが共通して利用するプロジェクト共通情報と、複数の制御システムそれぞれが個別に利用するシステム個別情報とを含むプロジェクト情報を記憶し、複数の制御システムそれぞれを識別する各識別情報と、プロジェクト共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各制御システム管理者Eのアクセス権限とを対応付けて記憶し、制御システム管理者端末20(20A、20B)からプロジェクト情報へのアクセス要求を受け付け、当該アクセス要求から特定される識別情報と、当該識別情報と対応付けて記憶するアクセス権限とに基づいて、制御システム管理者Eによる複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を記憶する第1記憶部と、
前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付ける受付部と、
前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて前記第2記憶部に記憶される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する実行部と、
を備える情報管理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2記憶部は、
前記各識別情報と、前記複数の記憶領域の位置情報と、前記記憶領域への前記利用者のアクセス権限の種別とを対応付けて記憶し、
前記実行部は、
前記アクセス要求が受け付けられた前記利用者の前記端末へのログイン情報に含まれる前記識別情報と対応付けられた前記位置情報と前記アクセス権限の種別とを参照することによって、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する、
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
前記アクセス権限は、前記記憶領域に記憶される前記共通情報の編集の許可または禁止である、
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記複数のシステムは、システムを構成するデバイス全般を制御する上位システムに位置する基本制御システム、および、前記基本制御システムに制御される下位システムに位置する、システムを構成する特定のデバイスを制御する専用制御システムであり、
前記第1記憶部は、
前記基本制御システムと前記専用制御システムとが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記基本制御システムと前記専用制御システムとのそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む前記設定情報を記憶し、
前記第2記憶部は、
前記基本制御システムと前記専用制御システムのシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて記憶し、
前記受付部は、
前記基本制御システムの利用者、および、前記専用制御システムの利用者からアクセス要求を受け付け、
前記実行部は、
前記基本制御システムの利用者からアクセス要求を受け付けた場合には、前記基本制御システムの利用者による前記共通情報への前記アクセス制御を実行し、前記専用制御システムの利用者からアクセス要求を受け付けた場合には、前記専用制御システムの利用者による前記共通情報への前記アクセス制御を実行する、
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記第1記憶部は、
前記共通情報として、システムのアラームの状態を定義するアラームステータス文字列を記憶する、
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項6】
前記第1記憶部は、
前記共通情報として、システムの機能ブロックの状態を定義するブロックステータス文字列を記憶する、
請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項7】
前記複数のシステムは、プラントのプロセスを制御するプロセス制御システムである、
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報管理装置。
【請求項8】
前記複数のシステムは、前記プラントを構成するプラント機器全般を制御する基本プロセス制御システム、および前記プラントを構成するコンプレッサを制御するコンプレッサ制御システムである、
請求項7に記載の情報管理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を保持し、
前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて保持し、
前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付け、
前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて保持される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する、
処理を実行する情報管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を保持し、
前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて保持し、
前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付け、
前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて保持される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する、
処理を実行させる情報管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置、情報管理方法、および情報管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数のプラントまたはプロセス制御システム(適宜、「制御システム」)であるプロジェクトを統合的に操作監視する複数プロジェクト結合が利用されている。複数プロジェクト結合により、上位プロジェクトとして定義された制御システムのHIS(Human Interface Station)等の監視機器から、下位プロジェクトとして定義された制御システムを同時に操作監視することが行われる。
【0003】
また、複数プロジェクト結合により結合された同一プロジェクト(適宜、「結合プロジェクト」)に上位プロジェクトと下位プロジェクトとが混在する場合、各制御システムを構成する機器単位または機器群であるステーション単位でのエンジニアリングは、アクセス制限機能により、エンジニア、オペレータ等の各制御システムの管理者(適宜、「制御システム管理者」)間での排他制御が可能である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
横河電機株式会社、横河ソリューションサービス株式会社:“CENTUM VP”、[online]、[2023年5月12日検索]、インターネット<https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/control/control-and-safety-system/distributed-control-systems-dcs/centum-vp/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、アラーム表示を設定するアラームステータス文字列や機能ブロックを設定するブロックステータス文字列等のプロジェクト共通情報(適宜、「共通情報」)は、設定の一部を各制御システムで分けて使用しなければならない。そのため、上位プロジェクトの制御システム管理者が、下位プロジェクトで扱うべき部分を編集可能となってしまう。同様に、下位プロジェクトの制御システム管理者が、上位プロジェクトで扱うべき部分を編集可能となってしまう。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のシステムが存在する混在環境で共通して利用される情報へのアクセス制限を適切に実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を記憶する第1記憶部と、前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて記憶する第2記憶部と、前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付ける受付部と、前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて前記第2記憶部に記憶される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する実行部と、を備える情報管理装置を提供する。
【0008】
また、本発明は、コンピュータが、複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を保持し、前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて保持し、前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付け、前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて保持される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する、処理を実行する情報管理方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、コンピュータに、複数のシステムが共通して利用する情報が設定される共通情報と、前記複数のシステムそれぞれが個別に利用する情報が設定される個別情報とを含む設定情報を保持し、前記複数のシステムそれぞれを識別する各識別情報と、前記共通情報を分割した複数の記憶領域それぞれに設定される各システムの利用者のアクセス権限とを対応付けて保持し、前記利用者が利用する端末から前記設定情報へのアクセス要求を受け付け、前記アクセス要求から特定される前記識別情報と、当該識別情報と対応付けて保持される前記アクセス権限とに基づいて、前記利用者による前記複数の記憶領域それぞれへのアクセス制御を実行する、処理を実行させる情報管理プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のシステムが存在する混在環境で共通して利用される情報へのアクセス制限を適切に実行することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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