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公開番号2024176964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095873
出願日2023-06-09
発明の名称情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D21F 7/06 20060101AFI20241212BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】製紙工程において紙の厚さを精度良く均一化すること。
【解決手段】実施形態の情報提供装置10は、取得部141、計算部142及び提供部143を有する。取得部141は、提供された指標に基づき、ロールを用いて紙の各部分を異なる押圧で加圧する加圧工程の前又は後における、紙の各部分の厚さの測定値、及び紙の各部分の水分率の測定値を取得する。計算部142は、厚さの測定値及び水分率の測定値を基に、紙の水分率が変化した後の紙の厚さの推定値を計算する。提供部143は、加圧工程を実行する装置に、推定値を指標として提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
提供された指標に基づき、ロールを用いて紙の各部分を異なる押圧で加圧する加圧工程の前又は後における、前記紙の各部分の厚さの測定値、及び前記紙の各部分の水分率の測定値を取得する取得部と、
前記厚さの測定値及び前記水分率の測定値を基に、前記紙の水分率が変化した後の前記紙の厚さの推定値を計算する計算部と、
前記加圧工程を実行する装置に、前記推定値を前記指標として提供する提供部と、
を有する情報提供装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記計算部は、前記紙の各部分の前記厚さの測定値、及び前記水分率の測定値と、あらかじめ設定された水分率の固定値、又は前記水分率の測定値の平均値との差を用いて、前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、係数と前記水分率の測定値と前記厚さの測定値とを掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、係数と前記水分率の測定値と前記厚さの測定値の平均値とを掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、前記水分率の測定値と、あらかじめ設定された水分率の固定値、又は前記水分率の測定値の平均値との差に、係数を掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、前記水分率の測定値と、あらかじめ設定された水分率の固定値、又は前記水分率の測定値の平均値との差に、係数と前記厚さの測定値を掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、前記水分率の測定値と、あらかじめ設定された水分率の固定値、又は前記水分率の測定値の平均値との差に、係数と前記厚さの測定値の平均値を掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記計算部は、前記厚さの測定値から、前記水分率の測定値に対する膜厚変化と風乾水分率に対するときの膜厚変化との差を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記紙の各部分の坪量の測定値をさらに取得し、
前記計算部は、前記厚さの測定値から、係数と前記水分率の測定値と前記坪量の測定値とを掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記紙の各部分の坪量の測定値をさらに取得し、
前記計算部は、前記厚さの測定値から、前記水分率の測定値と、あらかじめ設定された水分率の固定値、又は前記水分率の測定値の平均値との差に係数と前記坪量の測定値とを掛けた値を引くことで前記指標を計算する
請求項1に記載の情報提供装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製紙工程において紙ウェブ(シート状の紙)の厚さを均一化するための技術が知られている。例えば、特許文献2には、測定した紙ウェブの厚さプロファイルを基に、プレスパートにおいて幅方向の線圧を調整する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-27396号公報
特開2004-277899号公報
特開2013-108859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、製紙工程において紙の厚さを精度良く均一化することができない場合がある。
【0005】
例えば、紙に含まれる水分量の変化に応じて紙の厚さは変化する。厚さを調整する工程より後の工程又は製造後においても、紙の水分量は変化する。これに対し、従来の技術では、水分量の変化による紙の厚さの変化が十分に考慮されていない。
【0006】
1つの側面では、製紙工程において紙の厚さを精度良く均一化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの側面にかかる情報提供装置は、提供された指標に基づき、ロールを用いて紙の各部分を異なる押圧で加圧する加圧工程の前又は後における、前記紙の各部分の厚さの測定値、及び前記紙の各部分の水分率の測定値を取得する取得部と、前記厚さの測定値及び前記水分率の測定値を基に、前記紙の水分率が変化した後の前記紙の厚さの推定値を計算する計算部と、前記加圧工程を実行する装置に、前記推定値を前記指標として提供する提供部と、を有する。
【0008】
1つの側面にかかる情報提供方法は、提供された指標に基づき、ロールを用いて紙の各部分を異なる押圧で加圧する加圧工程の前又は後における、前記紙の各部分の厚さの測定値、及び前記紙の各部分の水分率の測定値を取得し、前記厚さの測定値及び前記水分率の測定値を基に、前記紙の水分率が変化した後の前記紙の厚さの推定値を計算し、前記加圧工程を実行する装置に、前記推定値を前記指標として提供する処理をコンピュータが実行する。
【0009】
1つの側面にかかる情報提供プログラムは、提供された指標に基づき、ロールを用いて紙の各部分を異なる押圧で加圧する加圧工程の前又は後における、前記紙の各部分の厚さの測定値、及び前記紙の各部分の水分率の測定値を取得し、前記厚さの測定値及び前記水分率の測定値を基に、前記紙の水分率が変化した後の前記紙の厚さの推定値を計算し、前記加圧工程を実行する装置に、前記推定値を前記指標として提供する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、製紙工程において紙の厚さを精度良く均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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