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公開番号
2025004841
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104701
出願日
2023-06-27
発明の名称
支援装置、支援方法および支援プログラム
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
G06F
3/01 20060101AFI20250108BHJP(計算;計数)
要約
【課題】評価者の潜在的な評価を反映する支援装置、支援方法および支援プログラムを提供する。
【解決手段】支援装置100は、被評価対象を観察している状態における評価者の第1脳波情報を取得し、被評価対象の複数の要素のそれぞれを観察している状態における評価者の第2脳波情報を複数の要素のそれぞれごとに取得する情報取得部10と、第1脳波情報に基づいて被評価対象に対する第1評価情報を生成し、第2脳波情報に基づいて複数の要素のそれぞれに対する第2評価情報を生成する評価生成部20と、第1評価情報と第2評価情報とに基づいて、被評価対象と複数の要素の少なくとも一つとを組み合わせた仮想対象を生成する仮想対象生成部30と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被評価対象を観察している状態における評価者の第1脳波情報を取得し、前記被評価対象の複数の要素のそれぞれを観察している状態における前記評価者の第2脳波情報を前記複数の要素のそれぞれごとに取得する情報取得部と、
前記第1脳波情報に基づいて前記被評価対象に対する第1評価情報を生成し、前記第2脳波情報に基づいて前記複数の要素のそれぞれに対する第2評価情報を生成する評価生成部と、
前記第1評価情報と前記第2評価情報とに基づいて、前記被評価対象と前記複数の要素の少なくとも一つとを組み合わせた仮想対象を生成する仮想対象生成部と、
を備える支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記被評価対象は、被服であり、
前記情報取得部は、前記評価者が前記被服を装着中の第3脳波情報を取得し、
前記評価生成部は、前記第3脳波情報に基づいて、前記被服に対する前記評価者の第3評価情報を生成する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記情報取得部は、前記評価者の生体情報をさらに取得し、
前記評価生成部は、前記生体情報および前記第3脳波情報に基づいて、前記第3評価情報を生成する、
請求項2に記載の支援装置。
【請求項4】
前記情報取得部は、前記評価者が前記被服を装着前の前記第1脳波情報、および、前記評価者が前記被服を装着中且つ前記被服を観察する前における前記第3脳波情報を取得し、
前記評価生成部は、前記第1脳波情報から、前記被服を観察する前における前記第3脳波情報への変化に基づいて、前記第3評価情報を補正する、
請求項2または3に記載の支援装置。
【請求項5】
前記情報取得部は、前記評価者が前記被服を装着前の前記第1脳波情報、および、前記評価者が前記被服を装着中且つ前記被服を観察している状態における前記第3脳波情報を取得し、
前記評価生成部は、前記第1脳波情報から、前記被服を観察している状態における前記第3脳波情報への変化に基づいて、前記第1評価情報を補正する、
請求項2または3に記載の支援装置。
【請求項6】
前記評価生成部は、前記第1脳波情報から前記第3脳波情報への変化と、前記生体情報とに基づいて、前記評価者の状態を示す状態情報を生成し、生成した前記状態情報に基づいて、前記第3評価情報を生成する、請求項3に記載の支援装置。
【請求項7】
前記情報取得部は、前記評価者が前記被服を装着前の前記生体情報を取得し、
前記評価生成部は、前記第1脳波情報における、予め定められた周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、前記第3脳波情報における、前記周波数帯における脳波の振幅の前記全体振幅に占める割合への変化と、前記評価者の心拍における第1パワースペクトルの大きさの第2パワースペクトルの大きさに対する割合とに基づいて、前記状態情報を生成し、
前記全体振幅は、アルファ波、ベータ波、シータ波、ガンマ波およびデルタ波の振幅の和であり、
前記第2パワースペクトルの周波数帯域は、前記第1パワースペクトルの周波数帯域よりも高周波数の帯域である、
請求項6に記載の支援装置。
【請求項8】
前記評価生成部は、前記被評価対象を装着中における前記第1パワースペクトルの大きさの前記第2パワースペクトルの大きさに対する割合と、前記第1パワースペクトルの大きさの前記第2パワースペクトルの大きさに対する割合の予め定められた閾値との大小関係と、前記変化とに基づいて、前記状態情報を生成する、請求項7に記載の支援装置。
【請求項9】
前記状態情報は、前記評価者の複数の状態に係る情報を含み、
前記評価生成部は、前記変化と、前記第1パワースペクトルの大きさの前記第2パワースペクトルの大きさに対する割合とに基づいて、前記複数の状態のうちの一の状態に係る前記状態情報を生成する、
請求項7に記載の支援装置。
【請求項10】
前記周波数帯の脳波は、デルタ波、シータ波、低アルファ波および中アルファ波の少なくとも一つである、請求項9に記載の支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援装置、支援方法および支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「第1の飲食品を飲食した後、引き続き被験飲食品を飲食した被験者の脳波を測定する」と記載されている(要約書)。
特許文献2、3には、「被験者の対象物への印象を評価することができる印象評価システムを提供する。」と記載されている(要約書)。
特許文献4には、「ユーザの深層心理における複数の感情の変化の評価を支援する」と記載されている(要約書)。
特許文献5には、「高精度に、利用者の潜在的な嗜好を判断する」と記載されている(段落0005)。
特許文献6には、「脳波によって対象物の味またはにおいの嗜好性を評価する。」と記載されている(要約書)。
特許文献7には、「日用品の使用前に精神負荷課題を与えて被験者をストレス状態にそろえる」と記載されている(要約書)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2021-108045号公報
[特許文献2] 特開2020-116173号公報
[特許文献3] 特開2020-049005号公報
[特許文献4] 特開2019-208885号公報
[特許文献5] 特許第6455809号
[特許文献6] 特開2015-029609号公報
[特許文献7] 特開2014-140398号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、支援装置を提供する。支援装置は、被評価対象を観察している状態における評価者の第1脳波情報を取得し、被評価対象の複数の要素のそれぞれを観察している状態における評価者の第2脳波情報を複数の要素のそれぞれごとに取得する情報取得部と、第1脳波情報に基づいて被評価対象に対する第1評価情報を生成し、第2脳波情報に基づいて複数の要素のそれぞれに対する第2評価情報を生成する評価生成部と、第1評価情報と第2評価情報とに基づいて、被評価対象と複数の要素の少なくとも一つとを組み合わせた仮想対象を生成する仮想対象生成部とを備える。
【0004】
被評価対象は、被服であってよい。情報取得部は、評価者が被服を装着中の第3脳波情報を取得してよい。評価生成部は、第3脳波情報に基づいて、被服に対する評価者の第3評価情報を生成してよい。
【0005】
上記いずれかの支援装置において、情報取得部は、評価者の生体情報をさらに取得してよい。評価生成部は、生体情報および第3脳波情報に基づいて、第3評価情報を生成してよい。
【0006】
上記いずれかの支援装置において、情報取得部は、評価者が被服を装着前の第1脳波情報、および、評価者が被服を装着中且つ被服を観察する前における第3脳波情報を取得してよい。評価生成部は、第1脳波情報から、被服を観察する前における第3脳波情報への変化に基づいて、第3評価情報を補正してよい。
【0007】
上記いずれかの支援装置において、情報取得部は、評価者が被服を装着前の第1脳波情報、および、評価者が被服を装着中且つ被服を観察している状態における第3脳波情報を取得してよい。評価生成部は、第1脳波情報から、被服を観察している状態における第3脳波情報への変化に基づいて、第1評価情報を補正してよい。
【0008】
上記いずれかの支援装置において、評価生成部は、第1脳波情報から第3脳波情報への変化と、生体情報とに基づいて、評価者の状態を示す状態情報を生成し、生成した状態情報に基づいて第3評価情報を生成してよい。
【0009】
上記いずれかの支援装置において、情報取得部は、評価者が被服を装着前の生体情報を取得してよい。評価生成部は、第1脳波情報における、予め定められた周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、第3脳波情報における、当該周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合への変化と、評価者の心拍における第1パワースペクトルの大きさの第2パワースペクトルの大きさに対する割合とに基づいて、状態情報を生成してよい。全体振幅は、アルファ波、ベータ波、シータ波、ガンマ波およびデルタ波の振幅の和である。第2パワースペクトルの周波数帯域は、第1パワースペクトルの周波数帯域よりも高周波数の帯域である。
【0010】
上記いずれかの支援装置において、評価生成部は、被評価対象を装着中における第1パワースペクトルの大きさの第2パワースペクトルの大きさに対する割合と、第1パワースペクトルの大きさの第2パワースペクトルの大きさに対する割合の予め定められた閾値との大小関係と、第1脳波情報における、予め定められた周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、第3脳波情報における、当該周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合への変化とに基づいて、状態情報を生成してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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