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公開番号
2024179783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098918
出願日
2023-06-16
発明の名称
撹拌混合装置
出願人
冷化株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01F
31/441 20220101AFI20241219BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】
簡単な構成で異なる材料を容易に均一に撹拌混合することが可能な撹拌混合装置を提供すること。
【解決手段】
往復運動を行う軸部2に取り付けられた撹拌板Fと、該軸部2および該撹拌板Fを収容するケーシング1と、該ケーシング1に接続された材料導入管とを備え、該材料導入管のケーシング内に開口する部分は、外管P1と内管P2を有する二重管であり、該外管P1と該内管P2の間に形成された第1の流路により第1の材料M1をケーシング内に導入し、該内管P2の内部に形成された第2の流路により第2の材料M2をケーシング内に導入することを特徴とする撹拌混合装置である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
往復運動を行う軸部に取り付けられた撹拌板と、
該軸部および該撹拌板を収容するケーシングと、
該ケーシングに接続された材料導入管とを備え、
該材料導入管のケーシング内に開口する部分は、外管と内管を有する二重管であり、該外管と該内管の間に形成された第1の流路により第1の材料をケーシング内に導入し、該内管の内部に形成された第2の流路により第2の材料をケーシング内に導入することを特徴とする撹拌混合装置。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の撹拌混合装置において、
該材料導入管のケーシング内に開口する部分は、該二重管を構成する該外管の中に該内管と並んで別の内管を備え、前記別の内管が形成する第3の流路により第3の材料をケーシング内に導入することを特徴とする撹拌混合装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の材料を混合する撹拌混合装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の材料を混合する撹拌混合装置として、特許文献1乃至3に示すように、撹拌板を軸に取り付け、該撹拌板を軸方向に往復運動させて容器内の材料を混合する撹拌混合装置が提案されている。
【0003】
特許文献1では、容器内に異なる材料を別々に供給して、撹拌板で撹拌混合を行っている。図1は、このような撹拌混合装置を簡略化して示したものであり、容器1内に、軸2に取り付けた撹拌板Fを配置し、駆動手段20により、該撹拌板Fを矢印Aで示す上下方向に往復運動させている。
【0004】
容器内には第1の材料M1と第2の材料M2が容器1の異なる位置から供給され、材料M1及びM2が撹拌されながら容器1内を上方に向かって移動することで、混合物MXが排出口から排出される。図1の撹拌板Fは、図3(a)のような斜め平板F1や図3(b)のような螺旋状板F2等が利用されるが、撹拌板(F1やF2)が矢印A方向に往復運動した場合に、容器1の途中から供給された第2の材料M2、または図のような位置にある第2の材料M2は、図3に示すように撹拌板の面に沿った矢印B方向で往復する運動を行う可能性が高い。
【0005】
このため、図4に示すように、軸2の上方向から容器内を見た場合、配管P2から供給された第2の材料M2は、領域Cの部分に高い密度で存在し、第2の材料M2が全体に十分に拡散するには、長時間の撹拌混合の操作が必要なる。例えば、第1の材料M1に反応液を使用し、第2の材料M2に添加剤を使用する場合のように、両者が混合されることで化学反応が発生する場合には、混合物内の第1の材料M1に対する第2の材料M2の比(密度)が異なると、出来上がる混合物の性状も異なり、撹拌混合装置から排出される混合物MXの品質バラツキの原因となる。特に、この化学反応の速度が速い場合には、この状態が顕著となる。
【0006】
特許文献1又は3のように、容器内に撹拌板の間に容器側に固定した仕切板を設けたり、特許文献3に示すように、図5のような貫通孔hを設けた撹拌板Fを利用することで、撹拌混合の作用効果を高めることが可能であるが、第2の材料M2を十分に拡散するには、依然として長時間の撹拌混合の操作が必要となる。
【0007】
他方、異なる材料を撹拌混合する時間を短縮する方法として、特許文献2に示すように、予め異なる材料を混合してから、撹拌混合装置に供給する方法がある。図2に示すように、符号3の部材で第1の材料M1と第2の材料M2とを予備混合し、予備混合した材料を撹拌板Fが往復運動する撹拌混合装置に提供している。図2の場合では、予備混合装置を別途設ける必要があるため、装置全体のコストが上昇するだけでなく、装置全体のサイズも大型化することとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-230272号公報
特開2007-105590号公報
特開2009-262013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、上述した問題を解決し、簡単な構成で異なる材料を容易に均一に撹拌混合することが可能な撹拌混合装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る撹拌混合装置は、以下のような技術的特徴を有する。
(1) 往復運動を行う軸部に取り付けられた撹拌板と、該軸部および該撹拌板を収容するケーシングと、該ケーシングに接続された材料導入管とを備え、該材料導入管のケーシング内に開口する部分は、外管と内管を有する二重管であり、該外管と該内管の間に形成された第1の流路により第1の材料をケーシング内に導入し、該内管の内部に形成された第2の流路により第2の材料をケーシング内に導入することを特徴とする撹拌混合装置である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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