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公開番号
2024175589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093488
出願日
2023-06-06
発明の名称
触媒材
出願人
株式会社美和製作所
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
B01J
20/18 20060101AFI20241211BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】気密状の作業空間の循環経路に設置することで、作業空間内に崩れた破片等が混入させることなく、酸性ガスを吸着することができる触媒材を提供する。
【解決手段】触媒材5は、酸性ガスを含む気体が充填された作業空間21の循環経路4に設けられた、酸性ガスを吸着する触媒材5であって、ゼオライトを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
酸性ガスを含む気体が充填された気密状の作業空間に接続された流通経路に設けられ、前記酸性ガスを吸着する触媒材であって、ゼオライトを含む触媒材。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記ゼオライトが疎水性ゼオライトを含む、
請求項1に記載の触媒材。
【請求項3】
前記疎水性ゼオライトの含有量が70重量パーセント以上である、
請求項2に記載の触媒材。
【請求項4】
3つの棒状部を有し、
前記棒状部の長手方向にみて、前記3つの棒状部の各々の中心を結ぶ仮想線が三角形状をなすように、前記3つの棒状部が連結されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の触媒材。
【請求項5】
前記触媒材は、前記流通経路としての循環経路に設けられる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の触媒材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、気密状の作業空間の循環経路に設けられる触媒材に関し、より詳細には、酸性ガスが発生する作業空間において、循環経路に設けられる触媒材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、気密状の作業空間を有する装置の一態様が開示されている。特許文献1の作業空間は、グローブボックス内の作業空間である。作業空間には、循環経路が設けられている。作業空間には、例えば、アルゴンガス等の不活性ガスが充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-142238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、作業空間内において、作業が行われる際、作業に応じて、硫化水素等の酸性ガスが発生することがある。作業空間は気密状であるため、酸性ガスが直ちに漏洩することはないが、酸性ガスは、少なくとも低濃度にする必要がある。そこで、作業に応じて発生した酸性ガスを吸着するために、気体の流通経路に活性炭が設けられている。
【0005】
活性炭は、製造時や搬送時等、流通経路への設置前において、空気中の水分等を吸着していることが考えられる。水分を吸着した状態の活性炭では、酸性ガスを十分に吸着することができないため、活性炭を加熱処理した後に、流通経路に設置している。
【0006】
しかしながら、活性炭は熱に弱いため、加熱すると崩れやすいという問題がある。流通経路に設けた後に活性炭が崩れると、崩れることで生じた破片や粉等が、流通経路を通って作業空間に混入する可能性がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、気密状の作業空間に接続された流通経路に設置することで、流通経路の下流側に崩れた破片等を混入させることなく、酸性ガスを吸着することができる触媒材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一態様の触媒材は、酸性ガスを含む気体が充填された気密状の作業空間に接続された流通経路に設けられ、前記酸性ガスを吸着する触媒材であって、ゼオライトを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る上記態様の触媒材は、気密状の作業空間の流通経路に設置することで、流通経路の下流側に崩れた破片等を混入させることなく、酸性ガスを吸着することができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係るグローブボックスの正面図である。
図2は、実施形態に係るグローブボックスの循環経路の模式図である。
図3は、実施形態に係る触媒材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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