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公開番号2024169886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086723
出願日2023-05-26
発明の名称圧縮空気圧回路
出願人株式会社フクハラ
代理人個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20241129BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】外気の接触による圧縮空気の温度低下及びドレン生成を防ぐことで、油分除去装置内へのドレン流入を防止して性能を最大限に引き出すことが可能な圧縮空気圧回路を提供する。
【解決手段】少なくともコンプレッサとサイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤと油分除去装置とを備える圧縮空気圧回路において、該サイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤとが圧縮空気を送気する第一接続管を介して近接に配設されると共に、該冷凍式エアドライヤと油分除去装置とが圧縮空気を送気する第二接続管を介して近接に配設されて成る手段を採る。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
少なくともコンプレッサとサイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤと油分除去装置とを備える圧縮空気圧回路において、
該サイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤとが圧縮空気を送気する第一接続管を介して近接に配設されると共に、該冷凍式エアドライヤと油分除去装置とが圧縮空気を送気する第二接続管を介して近接に配設されて成ることを特徴とする圧縮空気圧回路。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記第二接続管の屈曲部が多くとも3箇所以下であり、
該第二接続管は該屈曲部により最終的に略鉛直上方へ立ち上がった状態で油分除去装置に接続されて成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路。
【請求項3】
前記第二接続管の屈曲部が1箇所であることを特徴とする請求項2に記載の圧縮空気圧回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮空気圧回路に関し、詳しくは、圧縮空気圧回路を構成するエアドライヤと油分除去装置とが、近接箇所に配設されて成る圧縮空気圧回路に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コンプレッサによって生成される圧縮空気は、スプレー塗装や、電車の自動開閉装置等、様々な用途に使用されている。そして、かかる圧縮空気の用途によっては、コンプレッサから圧縮空気が吐出されるまでの空気圧回路の中間において、エアドライヤやサイクロンセパレータ、油分除去装置といった各種機器が配設される。
【0003】
しかしながら、従来の圧縮空気圧回路の構成によると、各種機器同士を接続する配管が各種機器の配設状況に伴って伸長されると、外気との接触部分が増加し、通過する圧縮空気の温度低下及び飽和水蒸気量が低下し、配管内でドレンが生じやすくなる、といった問題があった。また、生じたドレンが、圧縮空気内の油分除去用に使用される油分除去装置へ流入し、充填された除去素材の劣化を早めてしまう、といった問題もあった。
そのため、配管の伸長による圧縮空気の温度低下を防ぐと共に、油分除去装置へ水分を流入させることがない技術が求められていた。
【0004】
そこで、本出願人は、エアドライヤと油水分離装置を一体に構成し、コンプレッサにて生成された圧縮空気をエアドライヤで乾燥させることで発生したドレンを、油水分離装置を通過させることで清水化し排出する、といった技術を開発し、特許第3368429号公報(特許文献1)に記載の技術提案を行っている。また、サイクロンセパレータ及び油吸着装置を配設させることで、コンプレッサにて生成された圧縮空気中の水分及びオイルミストの分離・除去を行い、清浄な圧縮空気として後段へ送気する、といった技術を開発し、特許第6713596号公報(特許文献2)に記載の技術提案を行っている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の提案によれば、エアドライヤから油水分離装置までのドレン配管を短くすることによるドレン処理の効率化には有用であるものの、油水分離装置の用途はエアドライヤから排出されるドレンに対して分離・除去を行うものであり、上記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2の提案によれば、サイクロンセパレータによる水分や異物の分離・除去には有用ではあるものの、送気される圧縮空気自体が高温のままであり、油吸着装置内との気温差によって圧縮空気の温度が低下し、装置内にてドレンが発生してしまう場合があり、やはり上記問題の解決には至っていない。
【0006】
本出願人は、以上のような従来の圧縮空気圧回路において、配管の伸長に伴う温度変化によってドレンが生じる現象に着目し、サイクロンセパレータとエアドライヤと油分除去装置の配設方法によって配管距離を短くできないものかとの着想のもと、サイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤと油分除去装置を夫々近接箇所に配設し各装置を接続する接続管を短くすることで、外気との接触による圧縮空気の温度低下及びドレン生成を防ぐと共に、後段機器へのドレン流入を防止し得る圧縮空気圧回路を開発し、本発明にかかる「圧縮空気圧回路」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3368429号公報
特許第6713596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、外気の接触による圧縮空気の温度低下及びドレン生成を防ぐことで、油分除去装置内へのドレン流入を防止して性能を最大限に引き出すことが可能な圧縮空気圧回路を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、少なくともコンプレッサとサイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤと油分除去装置とを備える圧縮空気圧回路において、該サイクロンセパレータと冷凍式エアドライヤとが圧縮空気を送気する第一接続管を介して近接に配設されると共に、該冷凍式エアドライヤと油分除去装置とが圧縮空気を送気する第二接続管を介して近接に配設されて成る手段を採る。
【0010】
また、本発明は、前記第二接続管の屈曲部が多くとも3箇所以下であり、該第二接続管は該屈曲部により最終的に略鉛直上方へ立ち上がった状態で油分除去装置に接続されて成る手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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