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公開番号
2024171703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088856
出願日
2023-05-30
発明の名称
脱臭装置
出願人
株式会社タクマ
,
大原パラヂウム化学株式会社
代理人
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20241205BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸着材を容易に再生可能な脱臭装置を提供する。
【解決手段】臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材51が配設された吸着部53に導入して臭気成分を吸着する脱臭装置50Aであって、吸着材51は、金属有機構造体(MOF)を含み、排熱を利用して加熱することにより再生される。排熱として、焼却炉3及び/又はボイラ4を備えた廃棄物処理施設1で発生した排熱が用いられる。また、吸着材51は、金属有機構造体を含み、焼却炉3及び/又はボイラ4を備えた施設で発生した排熱に由来する熱エネルギーを有する高温ガスを通流して加熱することにより再生されるものとしてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して前記臭気成分を吸着する脱臭装置であって、
前記吸着材は、金属有機構造体を含み、排熱を利用して加熱することにより再生される脱臭装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記排熱として、焼却炉及び/又はボイラを備えた施設で発生した排熱が用いられる請求項1に記載の脱臭装置。
【請求項3】
臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して前記臭気成分を吸着する脱臭装置であって、
前記吸着材は、金属有機構造体を含み、高温ガスを通流して加熱することにより再生される脱臭装置。
【請求項4】
臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して前記臭気成分を吸着する脱臭装置であって、
前記吸着材は、金属有機構造体を含み、焼却炉及び/又はボイラを備えた施設で発生した排熱に由来する熱エネルギーを有する高温ガスを通流して加熱することにより再生される脱臭装置。
【請求項5】
前記高温ガスとして、前記焼却炉から排出される排ガスとの熱交換により昇温された燃焼用空気及び/又は前記排ガスを除塵処理した除塵排ガスが用いられる請求項4に記載の脱臭装置。
【請求項6】
前記吸着材が再生される際に当該吸着材から放出された前記臭気成分を含んだ臭気成分含有ガスを前記焼却炉内に導入する臭気成分含有ガス導入管を備える請求項4に記載の脱臭装置。
【請求項7】
前記吸着材の再生は、前記有機金属構造体が吸着した前記臭気成分を放出することにより行われる請求項1~6の何れか一項に記載の脱臭装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して臭気成分を吸着する脱臭装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、廃棄物処理施設において、廃棄物ピットから臭気成分を含む悪臭ガスを導出し、導出した悪臭ガスを、活性炭を含む吸着材を備えた活性炭式脱臭装置に導入し、悪臭ガスに含まれる臭気成分を吸着材で吸着することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-249324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸着材による臭気成分の吸着処理量が一定以上となって吸着力が低下した場合には、新しい吸着材と交換するか、吸着材を再生処理する必要がある。新しい吸着材と交換する場合には、交換するたびに交換費用が必要になる。一方、吸着材を再生処理する場合には、吸着材を800℃以上の高温に加熱することによって、活性炭が吸着した臭気成分を放出させる必要があり、吸着材を800℃以上に加熱する熱源を廃棄物処理施設内で確保するのは難しく、再生処理を容易に行うことができない。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、吸着材を容易に再生可能な脱臭装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る脱臭装置の特徴構成は、
臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して前記臭気成分を吸着する脱臭装置であって、
前記吸着材は、金属有機構造体を含み、排熱を利用して加熱することにより再生されることにある。
【0007】
本構成の脱臭装置によれば、吸着材は、金属有機構造体を含んでおり、熱源として容易に確保できる排熱を利用して吸着材を加熱することにより、吸着材を容易に再生することができる。
【0008】
本発明に係る脱臭装置において、
前記排熱として、焼却炉及び/又はボイラを備えた施設で発生した排熱が用いられることが好ましい。
【0009】
本構成の脱臭装置によれば、焼却炉及び/又はボイラを備えた施設で発生した排熱を有効利用することができる。
【0010】
次に、上記課題を解決するための本発明に係る脱臭装置の特徴構成は、
臭気成分を含有する被処理ガスを、吸着材が配設された吸着部に導入して前記臭気成分を吸着する脱臭装置であって、
前記吸着材は、金属有機構造体を含み、高温ガスを通流して加熱することにより再生されることにある。
(【0011】以降は省略されています)
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