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公開番号2025001766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101419
出願日2023-06-21
発明の名称振れ止め装置及び工作装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B23Q 1/76 20060101AFI20241226BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】簡単な構成でワークの振れを抑制可能な振れ止め装置を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る振れ止め装置(3)は、振れ止め装置(3)を移動させる移動機構に固定されるアーム部(9)と、アーム部(9)の先端部に配置され、ワーク(W)の側及びワーク(W)の側に対して逆側にスライド可能なスライド機構(10)と、スライド機構(10)の先端部に配置され、ワーク(W)に接触する2本のローラと、振れ止め装置(3)が接触姿勢の状態で2本のローラをワーク(W)の側に付勢する付勢機構(13)と、2本のローラの位置を固定する固定機構(14)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
工作機のワーク主軸に支持されたワークを加工する際の前記ワークの振れを抑制するための振れ止め装置であって、
前記ワークを間にして当該ワークを加工するための工具が配置される側に対して逆側から前記振れ止め装置が前記ワークに接触する接触姿勢に前記振れ止め装置を移動させる移動機構に固定されるアーム部と、
前記アーム部の先端部に配置され、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記ワークの側及び当該ワークの側に対して逆側にスライド可能なスライド機構と、
前記スライド機構の先端部に配置され、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記ワークに接触する2本のローラと、
前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記2本のローラを前記ワークの側に付勢する付勢機構と、
前記2本のローラの位置を固定する固定機構と、
を備える、振れ止め装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記2本のローラは夫々、前記ワークの中心軸と平行に配置される回転軸を中心に回転可能であり、
前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で、前記ワークの径方向から見て、前記2本のローラにおける一方のローラが前記ワークにおける当該ワークの中心軸を間にして一方の領域に接触し、他方のローラが前記ワークにおける当該ワークの中心軸を間にして他方の領域に接触する、請求項1に記載の振れ止め装置。
【請求項3】
前記工作機は、ターニングセンタを含む複合工作機であり、
前記移動機構は、前記工作機の旋回式の刃物台であり、
前記刃物台は、前記工作機が前記ワークを支持した状態で当該ワークの中心軸と平行な回転軸を中心に旋回可能である、請求項1又は2に記載の振れ止め装置。
【請求項4】
前記刃物台は、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記スライド機構がスライド可能な方向に、移動不能である、請求項3に記載の振れ止め装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の振れ止め装置と、
前記移動機構を有する工作機と、
を備える、工作装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、振れ止め装置及び工作装置に関し、例えば、工作機のワーク主軸に支持されたワークを加工する際の当該ワークの振れを抑制するための振れ止め装置及び工作装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
工作機に支持されたワークを加工する場合、ワークを加工するための工具によって当該ワークが押し込まれ、ワークに撓みが生じる。そのため、ワークの加工精度を確保するために、ワークを加工する際の当該ワークの振れを抑制することが好ましい。
【0003】
例えば、特許文献1の振れ止め装置は、第1の回転ローラを支持し、カム部材が通された第1の支持部材、第2のローラを支持し、カム部材に接触する受動ローラが設けられた第2の支持部材、第3のローラを支持し、カム部材に接触する受動ローラが設けられた第3の支持部材、及び第1の支持部材並びにカム部材を上下方向に移動させる駆動機構を備えている。
【0004】
このような特許文献1の振れ止め装置は、ワークの下端部に第1のローラが接触するように、油圧ポンプから加圧される作動油によって駆動機構を動作させ、第1の支持部材及びカム部材を上側に移動させると共に、カム部材を介して第2のローラ及び第3のローラがワークを把持するように動作させる構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-159378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願人は、以下の課題を見出した。特許文献1の振れ止め装置は、油圧ポンプから加圧される作動油によって駆動機構が動作する構成であり、振れ止め装置の構成が複雑である課題を有する。
【0007】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でワークの振れを抑制可能な振れ止め装置及び工作装置を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る振れ止め装置は、工作機のワーク主軸に支持されたワークを加工する際の前記ワークの振れを抑制するための振れ止め装置であって、
前記ワークを間にして当該ワークを加工するための工具が配置される側に対して逆側から前記振れ止め装置が前記ワークに接触する接触姿勢に前記振れ止め装置を移動させる移動機構に固定されるアーム部と、
前記アーム部の先端部に配置され、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記ワークの側及び当該ワークの側に対して逆側にスライド可能なスライド機構と、
前記スライド機構の先端部に配置され、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記ワークに接触する2本のローラと、
前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記2本のローラを前記ワークの側に付勢する付勢機構と、
前記2本のローラの位置を固定する固定機構と、
を備える。
【0009】
上述の振れ止め装置において、前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で前記2本のローラは夫々、前記ワークの中心軸と平行に配置される回転軸を中心に回転可能であり、
前記振れ止め装置が前記接触姿勢の状態で、前記ワークの径方向から見て、前記2本のローラにおける一方のローラが前記ワークにおける当該ワークの中心軸を間にして一方の領域に接触し、他方のローラが前記ワークにおける当該ワークの中心軸を間にして他方の領域に接触することが好ましい。
【0010】
上述の振れ止め装置において、前記工作機は、ターニングセンタを含む複合工作機であり、
前記移動機構は、前記工作機の旋回式の刃物台であり、
前記刃物台は、前記工作機が前記ワークを支持した状態で当該ワークの中心軸と平行な回転軸を中心に旋回可能であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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