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公開番号
2025025998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131314
出願日
2023-08-10
発明の名称
2重シールドティグ溶接方法
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
主分類
B23K
9/16 20060101AFI20250214BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】アルミニウムの第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手を2重シールドティグ溶接方法によって溶接する場合において、溶接開始時に第1ワークと第2ワークとの間に溶融池による橋絡部を迅速に形成して、作業効率を高めること。
【解決手段】ワークがアルミニウム又はその合金であり、継手が第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手であり、溶接開始に際してインナーガス及びアウターガスのプリフローを行った後にアークを発生させ溶接電流Iwを通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、インナーガスの流量Fiを、アークの発生時点t3から時刻t4までの初期期間中は、それ以降の定常期間中よりも大きな値に設定する。初期期間を、第1ワークと第2ワークとの間に溶融池による橋絡部が形成されるまでの期間に基づいて設定する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークがアルミニウム又はその合金であり、継手が第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手であり、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
溶接開始に際して前記インナーガス及び前記アウターガスのプリフローを行った後にアークを発生させ溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記インナーガスの流量を、前記アークの発生時点からの初期期間中はそれ以降の定常期間中よりも大きな値に設定する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記初期期間を、前記第1ワークと前記第2ワークとの間に溶融池による橋絡部が形成されるまでの期間に基づいて設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項3】
前記初期期間中はパルス波形の前記溶接電流を通電する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項4】
前記初期期間中は振幅が50A以上であり、かつ、周波数が10~500Hzの範囲のパルス波形の前記溶接電流を通電する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2重シールドティグ溶接方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用して溶接する2重シールドティグ溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。インナーガス及びアウターガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の2重シールドティグ溶接方法を使用してアルミニウム又はその合金(以下、単にアルミニウムという)の第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手を溶接すると、溶接開始時に第1ワークと第2ワークとの間に溶融池による橋絡部を形成するのに時間がかかり、作業効率が低下するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明では、アルミニウムの第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手を溶接するときに、溶接開始時に第1ワークと第2ワークとの間に溶融池による橋絡部を迅速に形成することができ作業効率を高めることができる2重シールドティグ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
ワークがアルミニウム又はその合金であり、継手が第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手であり、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
溶接開始に際して前記インナーガス及び前記アウターガスのプリフローを行った後にアークを発生させ溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記インナーガスの流量を、前記アークの発生時点からの初期期間中はそれ以降の定常期間中よりも大きな値に設定する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記初期期間を、前記第1ワークと前記第2ワークとの間に溶融池による橋絡部が形成されるまでの期間に基づいて設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0008】
請求項3の発明は、
前記初期期間中はパルス波形の前記溶接電流を通電する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0009】
請求項4の発明は、
前記初期期間中は振幅が50A以上であり、かつ、周波数が10~500Hzの範囲のパルス波形の前記溶接電流を通電する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る2重シールドティグ溶接方法によれば、アルミニウムの第1ワーク及び第2ワークから形成されるT字すみ肉継手を溶接するときに、溶接開始時に第1ワークと第2ワークとの間に溶融池による橋絡部を迅速に形成することができ作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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