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公開番号
2025001682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023101290
出願日
2023-06-21
発明の名称
遠隔会議システム及び遠隔会議方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
7/15 20060101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ユーザ間のコミュニケーション量に応じて音像定位を変化させつつ、ユーザが意図する音像定位で音声データを再生可能にする。
【解決手段】遠隔会議システムは、記憶部と、テーブル管理部と、音声受信部と、音像定位管理部と、音像定位処理部と、優先会話管理部とを備える。優先会話管理部は、第一ユーザから第二ユーザを優先対象に指定する指示が入力された場合、第一ユーザと第二ユーザとのペアに対応する重みに第一値を加算して、優先重みを算出する。音像定位管理部は、指示が入力された場合、優先重みに基づいて、第二ユーザの端末装置に再生させる音声データの音像定位を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の端末装置間で遠隔会議を実行する遠隔会議システムであって、
複数のユーザの何れか二つのユーザからなるペアごとに重みを対応付けたテーブルを記憶する記憶部と、
前記ペアをなす二つのユーザの前記端末装置間で送受信される情報に基づいて、前記テーブルにおいて前記ペアに対応する前記重みを更新するテーブル管理部と、
第一ユーザの前記端末装置から音声データを受信する音声受信部と、
前記テーブルにおいて前記ペアに対応する重みに基づいて、前記音声データの音像定位を決定する音像定位管理部と、
決定された前記音像定位に基づいて、受信された前記音声データに音像定位処理を施して、前記第一ユーザと前記ペアをなす他のユーザの前記端末装置に送信する音像定位処理部と、
前記第一ユーザから第二ユーザを優先対象に指定する指示が入力された場合、前記第一ユーザと前記第二ユーザとの前記ペアに対応する前記重みに第一値を加算して、優先重みを算出する優先会話管理部とを備え、
前記音像定位管理部は、前記指示が入力された場合、前記優先重みに基づいて、前記第二ユーザの前記端末装置に再生させる前記音声データの音像定位を決定する、
遠隔会議システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数の端末装置の各々は、前記遠隔会議に参加する複数のユーザを表示する会議画面を表示し、
前記優先会話管理部は、前記第一ユーザが前記端末装置の前記会議画面において、前記複数のユーザのうちで前記第二ユーザを前記優先対象として選択する操作を行った場合、前記指示が入力されたと判断する、
請求項1に記載の遠隔会議システム。
【請求項3】
前記優先会話管理部は、前記指示が入力された場合、前記第二ユーザが用いる前記端末装置の前記会議画面において、前記第一ユーザが前記第二ユーザを前記優先対象に指定したことを示す画像又メッセージを表示する、
請求項2に記載の遠隔会議システム。
【請求項4】
前記遠隔会議に参加する複数のユーザは、少なくとも前記第一ユーザ、前記第二ユーザ、及び第三ユーザを含み、
前記優先会話管理部は、前記指示が入力された場合、前記第一ユーザと前記第三ユーザとの前記ペアに対応する前記重みから第二値を減算して、非優先重みを算出し、
前記音像定位管理部は、前記指示が入力された場合、前記非優先重みに基づいて、前記第三ユーザの前記端末装置に再生させる前記音声データの音像定位を決定する、
請求項1に記載の遠隔会議システム。
【請求項5】
複数の端末装置間で遠隔会議を実行する遠隔会議方法であって、
複数のユーザの何れか二つのユーザからなるペアごとに重みを対応付けたテーブルにおいて、前記ペアをなす二つのユーザの前記端末装置間で送受信される情報に基づいて、前記ペアに対応する前記重みを更新し、
第一ユーザの前記端末装置から音声データを受信し、
前記テーブルにおいて前記ペアに対応する重みに基づいて、前記音声データの音像定位を決定し、
決定された前記音像定位に基づいて、受信された前記音声データに音像定位処理を施して、前記第一ユーザと前記ペアをなす他のユーザの前記端末装置に送信し、
前記第一ユーザから第二ユーザを優先対象に指定する指示が入力された場合、前記第一ユーザと前記第二ユーザとの前記ペアに対応する前記重みに第一値を加算して、優先重みを算出する、ことを含み、
前記音像定位を決定することは、前記指示が入力された場合、前記優先重みに基づいて、前記第二ユーザの前記端末装置に再生させる前記音声データの音像定位を決定することを含む、
遠隔会議方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔会議システム及び遠隔会議方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ間のコミュニケーション量に基づき関係性の強さを判断し、自動的に音像定位を変化させるシステムが知られている。例えば特許文献1に開示の音像定位制御システムでは、コミュニケーション用サーバは、2つのユーザ端末の識別子に重みを対応付けた関係グラフを備え、両端末のユーザ間のコミュニケーション量に応じて重みを制御する。多地点接続装置は、音声データを受信し、関係グラフの重みに応じて適応的に音像定位を決定し、決定された音像定位に基づいて音像定位処理を音声データに施す。音像定位処理が施された音声データは、多地点接続装置からユーザ端末に送信され、ユーザ端末で再生される。これにより、仮想空間上における、あるユーザに対する他のユーザに対する音像定位及び音量を、ユーザ間のコミュニケーション量に応じて自動的に変化させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-17027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の手法では、ユーザ間のコミュニケーション量に応じて音像定位が自動的に決定されるため、ユーザが意図していない音像定位で音声データが再生されるおそれがある。さらに、特許文献1に開示の手法では、事前に特定されたユーザ間のコミュニケーション量に応じて重みが制御される。そのため、ユーザが所望する音像定位をリアルタイムに反映することが困難となり、ユーザが意図していない音像定位で音声データが再生されるおそれがある。
【0005】
本開示の一態様は、ユーザ間のコミュニケーション量に応じて音像定位を変化させつつ、ユーザが意図する音像定位で音声データを再生可能な遠隔会議システム及び遠隔会議方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、複数の端末装置間で遠隔会議を実行する遠隔会議システムであって、複数のユーザの何れか二つのユーザからなるペアごとに重みを対応付けたテーブルを記憶する記憶部と、前記ペアをなす二つのユーザの前記端末装置間で送受信される情報に基づいて、前記テーブルにおいて前記ペアに対応する前記重みを更新するテーブル管理部と、第一ユーザの前記端末装置から音声データを受信する音声受信部と、前記テーブルにおいて前記ペアに対応する重みに基づいて、前記音声データの音像定位を決定する音像定位管理部と、決定された前記音像定位に基づいて、受信された前記音声データに音像定位処理を施して、前記第一ユーザと前記ペアをなす他のユーザの前記端末装置に送信する音像定位処理部と、前記第一ユーザから第二ユーザを優先対象に指定する指示が入力された場合、前記第一ユーザと前記第二ユーザとの前記ペアに対応する前記重みに第一値を加算して、優先重みを算出する優先会話管理部とを備え、前記音像定位管理部は、前記指示が入力された場合、前記優先重みに基づいて、前記第二ユーザの前記端末装置に再生させる前記音声データの音像定位を決定する。
【0007】
本開示の他の一態様は、複数の端末装置間で遠隔会議を実行する遠隔会議方法であって、複数のユーザの何れか二つのユーザからなるペアごとに重みを対応付けたテーブルにおいて、前記ペアをなす二つのユーザの前記端末装置間で送受信される情報に基づいて、前記ペアに対応する前記重みを更新し、第一ユーザの前記端末装置から音声データを受信し、前記テーブルにおいて前記ペアに対応する重みに基づいて、前記音声データの音像定位を決定し、決定された前記音像定位に基づいて、受信された前記音声データに音像定位処理を施して、前記第一ユーザと前記ペアをなす他のユーザの前記端末装置に送信し、前記第一ユーザから第二ユーザを優先対象に指定する指示が入力された場合、前記第一ユーザと前記第二ユーザとの前記ペアに対応する前記重みに第一値を加算して、優先重みを算出する、ことを含み、前記音像定位を決定することは、前記指示が入力された場合、前記優先重みに基づいて、前記第二ユーザの前記端末装置に再生させる前記音声データの音像定位を決定することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
遠隔会議システムの概要図である。
遠隔会議システムの電気的構成を示すブロック図である。
関係テーブルのデータ構成を示す図である。
仮想空間におけるユーザの音像定位位置の一例を示す図である。
図4Aに示すユーザBから見た音像定位状態を示す図である。
遠隔会議システムにおける通常会話時の処理及びデータの流れを示す図である。
第一実施形態に係る優先会話処理のフローチャートである。
第一ユーザの端末装置に表示される画面例である。
第二ユーザの端末装置に表示される画面例である。
第一実施形態における優先会話時の関係テーブルのデータ構成を示す図である。
遠隔会議システムにおける優先会話時の処理及びデータの流れを示す図である。
第一実施形態における優先会話時のユーザBから見た音像定位状態を示す図である。
第一実施形態における優先会話時の音像定位位置の変化を示す図である。
第二実施形態に係る優先会話処理のフローチャートである。
第二実施形態に係る優先会話処理のフローチャートである。
第二実施形態における優先会話時の関係テーブルのデータ構成を示す図である。
第二実施形態における優先会話時のユーザCから見た音像定位状態を示す図である。
第二実施形態における優先会話時の音像定位位置の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
[第一実施形態]
本開示の第一実施形態を説明する。図1は、遠隔会議システム100の概要図である。図1に示すように、遠隔会議システム100は、複数の端末装置120間で遠隔会議を実行するためのシステムである。遠隔会議システム100は、ネットワーク101(例えば、インターネット)を介して接続されたサーバ110、複数の端末装置120、多地点接続装置130等を含む。本実施形態では、遠隔会議システム100で実行される遠隔会議として、音声及び画像による双方向のコミュニケーションを複数の端末装置120間で行うビデオ会議(テレビ会議)を例示する。
(【0011】以降は省略されています)
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