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公開番号2025003540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024184531,2020132762
出願日2024-10-21,2020-08-05
発明の名称洗剤投入装置および洗濯機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 39/02 20060101AFI20241226BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】容器の取付間違いによる洗濯失敗を防止することができる洗剤投入装置を提供する。
【解決手段】洗剤投入装置は、洗剤を収容する洗剤タンクと、柔軟剤を収容する柔軟剤タンクと、洗剤タンクおよび柔軟剤タンクが取り付けられるケース本体100とを備える。ケース本体100は、洗剤タンクが載置される第1載置部109aと、柔軟剤タンクが載置される第2載置部109cとを有する。第1載置部109aは、洗剤タンクの第1吐出部に接続される第1引込口109bが設けられる。第2載置部109cは、柔軟剤タンクの第2吐出部に接続される第2引込口109dが設けられる。第1載置部109a内での第1引込口109bの位置と、第2載置部109c内での第2引込口109dの位置とは、互いに異なる配置とされている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
洗濯機に洗剤を投入する洗剤投入装置であって、
第１の洗剤を収容する第１容器と、
第２の洗剤を収容する第２容器と、
前記第１容器および前記第２容器が並べて取り付けられる装置本体と
を備え、
前記第１容器は、前記第１容器の上面を覆う第１容器蓋を含み、
前記第２容器は、前記第２容器の上面を覆う第２容器蓋を含み、
前記第１容器蓋は、前記第１容器に前記第１容器蓋を係止する第１係止部を有し、
前記第２容器蓋は、前記第２容器に前記第２容器蓋を係止する第２係止部を有し、
前記第１容器および前記第２容器が前記装置本体に並べて取り付けられた場合、前記第１係止部は前記第２容器に隣接する前記第１容器の側面の近傍に位置し、前記第２係止部は前記第１容器に隣接する前記第２容器の側面の近傍に位置し、前記第１係止部と前記第２係止部とは隣接する、洗剤投入装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記第１容器は、前記第１容器に回動可能に係止される第１取っ手を更に含み、
前記第２容器は、前記第２容器に回動可能に係止される第２取っ手を更に含み、
前記第１係止部は、前記第１取っ手が係止された箇所よりも前記第１容器から前記第２容器に向かう方向側に位置し、
前記第２係止部は、前記第２取っ手が係止された箇所よりも前記第２容器から前記第１容器に向かう方向側に位置する、請求項１に記載の洗剤投入装置。
【請求項３】
前記第１取っ手は、前記第２容器から前記第１容器に向かう方向側の前記第１容器の側面に沿う位置から前記第１係止部に接触するまでの範囲で回動し、
前記第２取っ手は、前記第１容器から前記第２容器に向かう方向側の前記第２容器の側面に沿う位置から前記第１係止部に接触するまでの範囲で回動する、請求項２に記載の洗剤投入装置。
【請求項４】
前記第１容器と前記第２容器とは、周囲と異なる形状とされた特異部を有し、
前記第１容器および前記第２容器が前記装置本体に並べて取り付けられた場合、前記第１容器の前記特異部は前記第２容器に隣接する前記第１容器の側面の近傍に位置し、前記第２容器の前記特異部は前記第１容器に隣接する前記第２容器の側面の近傍に位置し、前記第１容器の前記特異部と前記第２容器の前記特異部とは隣り合う、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の洗剤投入装置。
【請求項５】
前記第１容器蓋が前記第１容器の上面を覆う場合、前記第１係止部は、前記第１容器の前記特異部の近傍に位置し、
前記第２容器蓋が前記第２容器の上面を覆う場合、前記第２係止部は、前記第２容器の前記特異部の近傍に位置する、請求項４に記載の洗剤投入装置。
【請求項６】
洗濯機に洗剤を投入する洗剤投入装置であって、
第１の洗剤を収容する第１容器と、
第２の洗剤を収容する第２容器と、
前記第１容器および前記第２容器が並べて取り付けられる装置本体と
を備え、
前記第１容器は、
前記第１容器に回動可能に係止される第１取っ手と、
前記第１容器の一方向側の側面と前記第１取っ手とが対向する位置から前記第１容器の上面と前記第１取っ手とが対向する位置までに前記第１取っ手の可動域を制限する第１係止部と
を含み、
前記第２容器は、
前記第２容器に回動可能に係止される第２取っ手と、
前記第２容器の他方向側の側面と前記第２取っ手とが対向する位置から前記第２容器の上面と前記第２取っ手とが対向する位置までに前記第２取っ手の可動域を制限する第２係止部と
を含み、
前記一方向は、前記第１容器および前記第２容器が前記装置本体に並べて取り付けられた場合に、前記第２容器から前記第１容器に向かう方向を示し
前記他方向は、前記第１容器および前記第２容器が前記装置本体に並べて取り付けられた場合に、前記第１容器から前記第２容器に向かう方向を示す、洗剤投入装置。
【請求項７】
請求項１から請求項６までのいずれか１項に記載の洗剤投入装置を備えた洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯機に洗剤を投入する洗剤投入装置、およびそれを備えた洗濯機に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
洗剤を洗濯槽へ自動投入するための洗剤投入装置を備えた洗濯機が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１９／０４４３０６号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の洗濯機は、水槽と、タンク収容部と、タンク収容部に着脱可能に取り付けられ、液剤を収容するタンクと、タンクの液剤を水槽へ供給する液体供給装置とを備えている。
【０００５】
ところで、洗濯の際には、例えば、液体洗剤および柔軟剤など複数種類の液剤を投入することが珍しくない。そのため、上述した洗濯機でも、複数種類の液剤に応じて、２つのタンク（洗剤タンクおよび柔軟剤タンク）が設けられている。
【０００６】
近年では、洗濯用の液剤について、環境への配慮や低価格化などのために、容器を簡略化した詰め替え用の液剤が用いられる機会が増えている。このような詰め替え用の液剤では、液体洗剤と柔軟剤とのいずれでも、同量（例えば、５００ｍＬ）のものが多く販売されている。そのため、液剤のタンクにおいては、液剤の補充の際に、詰め替え用の液剤を一度に使い切る程度の容量とすることが望まれる。したがって、洗剤タンクと柔軟剤タンクとを同じサイズにすることが望まれているが、洗剤タンクと柔軟剤タンクとを同じサイズにした場合では、両者の見分けがつきにくくなり、間違った箇所に取り付けてしまう虞がある。
【０００７】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、容器の取付間違いによる洗濯失敗を防止することができる洗剤投入装置および洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係る洗剤投入装置は、洗濯機に洗剤を投入する洗剤投入装置であって、第１の洗剤を収容する第１容器と、第２の洗剤を収容する第２容器と、前記第１容器および前記第２容器が取り付けられる装置本体とを備え、前記装置本体は、前記第１容器が載置される第１載置部と、前記第２容器が載置される第２載置部と、前記洗濯機に投入する洗剤を排出する本体排出部とを有し、前記第１載置部は、前記第１容器の第１吐出部に接続される第１引込口が設けられ、前記第２載置部は、前記第２容器の第２吐出部に接続される第２引込口が設けられ、前記第１載置部内での前記第１引込口の位置と、前記第２載置部内での前記第２引込口の位置とは、互いに異なる配置とされていることを特徴とする。
【０００９】
本発明に係る洗剤投入装置では、前記第１容器と前記第２容器とは、容量が同じであって、周囲と異なる形状とされた特異部を有し、前記第１容器の前記特異部と前記第２容器の前記特異部とは、上面視した状態で左右反転した位置に配置されている構成としてもよい。
【００１０】
本発明に係る洗剤投入装置では、前記第１容器および前記第２容器は、上面視において、長方形状とされ、前記特異部は、前記第１容器および前記第２容器の少なくとも１つの角に設けられ、他の角と形状が異なる構成としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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