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公開番号2025001341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100863
出願日2023-06-20
発明の名称液剤タンクおよび洗濯機
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類D06F 39/02 20060101AFI20241225BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】フィルタの目詰まりが抑制できる液剤タンク、および洗濯機を提供する。
【解決手段】液剤タンク20は、液剤タンク20の底部に設けられ、液剤を外部に排出可能な排出口22と、洗濯機への液剤タンク20の着脱に応じて、排出口22を開閉する逆止弁211と、逆止弁211の上に被せられるフィルタ212と、フィルタ212のさらに上に被せられるフィルタカバー213とを備える。フィルタカバー213は、排出口22の上部において、内部にフィルタ212および逆止弁211が配置される空間を形成する。液剤タンク20の内底面とフィルタカバー213の下端面との間には、空間に液剤を引き込み可能な隙間Gが形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
液剤の自動投入機能を有する洗濯機に用いられる液剤タンクであって、
当該液剤タンクの底部に設けられ、液剤を外部に排出可能な排出口と、
洗濯機への当該液剤タンクの着脱に応じて、前記排出口を開閉する逆止弁と、
前記逆止弁の上に被せられるフィルタと、
前記フィルタのさらに上に被せられるフィルタカバーとを備え、
前記フィルタカバーは、前記排出口の上部において、内部に前記フィルタおよび前記逆止弁が配置される空間を形成し、
当該液剤タンクの内底面と前記フィルタカバーの下端面との間に、前記空間に液剤を引き込み可能な隙間が形成されていることを特徴とする液剤タンク。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液剤タンクであって、
前記逆止弁の周囲に、当該液剤タンクの内底面から上方に突出するように形成された圧接リブが複数設けられ、
前記フィルタカバーは、前記圧接リブに対して上方から圧入されて固定可能であることを特徴とする液剤タンク。
【請求項3】
請求項2に記載の液剤タンクであって、
当該液剤タンクの内底面において、前記フィルタカバーの下端縁部の一部に対応する位置に、前記フィルタカバーを位置決め保持する保持部を備え、
前記フィルタカバーは係合部を有し、
前記保持部は、前記フィルタカバーが位置決めされるときに前記係合部と係合される被係合部を有していることを特徴とする液剤タンク。
【請求項4】
請求項1に記載の液剤タンクであって、
前記フィルタは、前記フィルタカバーが当該液剤タンクに位置決めされて装着されているときに、前記フィルタカバーとの当接によって位置決めされることを特徴とする液剤タンク。
【請求項5】
液剤の自動投入機能を有する洗濯機であって、
請求項1から4の何れか1項に記載の液剤タンクを備えることを特徴とする洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に備えられる液剤タンク、および液剤タンクを備えた洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
全自動洗濯機では、洗濯槽に自動投入される液剤(液体洗剤や柔軟剤等)を貯留しておくための液剤タンクが備えられる。液剤タンクには、タンク内に混入した異物を除去するためのフィルタが備えられる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-42183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の液剤タンクにおいては、フィルタの目詰まりの問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フィルタの目詰まりが抑制できる液剤タンク、および洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の液剤タンクは、液剤の自動投入機能を有する洗濯機に用いられる液剤タンクであって、当該液剤タンクの底部に設けられ、液剤を外部に排出可能な排出口と、洗濯機への当該液剤タンクの着脱に応じて、前記排出口を開閉する逆止弁と、前記逆止弁の上に被せられるフィルタと、前記フィルタのさらに上に被せられるフィルタカバーとを備え、前記フィルタカバーは、前記排出口の上部において、内部に前記フィルタおよび前記逆止弁が配置される空間を形成し、当該液剤タンクの内底面と前記フィルタカバーの下端面との間に、前記空間に液剤を引き込み可能な隙間が形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の液剤タンクおよび洗濯機は、フィルタの目詰まりが抑制できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
洗濯機の斜視図である。
洗濯機において液剤タンクを取り出した状態を示す部分斜視図である。
液剤タンクの内部が視認できるように外壁の一部を切り取って示す斜視図である。
液剤タンクにおける供給部の分解斜視図である。
供給部の縦断面図である。
図5とは異なる断面における供給部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の洗濯機の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、本発明において、「洗濯機」とは、被洗濯物に対して洗濯等の各種処理を行う機器全般を意味する。洗濯機は、被洗濯物の処理としては、例えば、洗いや乾燥、脱臭、除菌等が挙げられる。被洗濯物は、特に限定されない。被洗濯物としては、例えば、布製品が挙げられる。被洗濯物の具体例としては、例えば、衣服、帽子、手袋等の衣類、靴、カバン、ハンカチ、タオル等の持ち物、カーテン、毛布、タオルケット、布団カバー等の寝具、カーペト、ぬいぐるみ等が挙げられる。また、図1では、縦型洗濯機を例示しているが、液剤の自動投入機能を有する全自動洗濯機であれば、本発明における洗濯機の種類は特に限定されるものではない。例えば、本発明の洗濯機は、ドラム式洗濯機であってもよい。
【0010】
図1は、本実施形態の洗濯機10の斜視図である。以下の説明において、前側、後側、幅方向(左右方向)、奥行き方向(前後方向)、高さ方向等は、洗濯機10が設置された状態における方向等を意味するものとする。洗濯機10は、その上面において、洗濯槽を覆う蓋11以外に、後述する液剤タンク20の収納空間を覆う蓋12を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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