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公開番号2025000366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023100183
出願日2023-06-19
発明の名称タッチパネルを備える画像処理装置およびタッチパネルの誤検出処理方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/041 20060101AFI20241224BHJP(計算;計数)
要約【課題】ノイズの多い環境に設置された画像処理装置に適用される静電容量方式のタッチパネルの誤動作を、画像処理装置の制御ソフトウェアのレベルで低減する。
【解決手段】1以上のタッチ操作を検出し各タッチ操作の位置に係る情報および各タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る情報を提供する静電容量方式のタッチパネルユニットと、それらの情報に基づいて操作を判定する制御部と、判定に基づき画像処理を実行する画像処理部とを備え、制御部は、各領域が何れも所定の面積以下の場合は位置に係る情報に基づいて操作を判定し、何れかの領域が所定の面積より大きい場合は検出された1以上のタッチ操作を何れも無視する画像処理装置。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
1以上のタッチ操作を検出し各タッチ操作の位置に係る情報および各タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る情報を提供する静電容量方式のタッチパネルユニットと、
それらの情報に基づいて操作を判定する制御部と、
前記判定に基づき画像処理を実行する画像処理部とを備え、
前記制御部は、各領域が何れも所定の面積以下の場合は前記位置に係る情報に基づいて操作を判定し、何れかの領域が前記所定の面積より大きい場合は検出された1以上のタッチ操作を何れも無視する画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記タッチパネルユニットは、タッチ操作の領域が所定の面積以下の場合はそのタッチ操作の位置に係る情報を提供し、前記所定の面積より大きい場合は所定の面積より大きいタッチ領域を検出していることを知らせる情報を提供する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記タッチパネルユニットは、タッチ操作がされていない状態でのタッチ検出量を予めメモリに格納してゼロ基準値とし、そのゼロ基準値を用いて以降の各時点で検出されるタッチ検出量を補正し、補正されたタッチ検出量に基づいて各タッチ操作の位置に係る判定および各タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る判定を行う請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記タッチパネルユニットは、前記所定の面積より大きいタッチ領域が検出された場合にその旨の情報を前記制御部に提供し、前記所定の面積より大きいタッチ領域が検出されなくなった場合にその旨の情報を前記制御部に提供し、
前記制御部は、タッチパネルユニットから前記所定の面積より大きいタッチ領域が検出された旨の情報を受領してから前記所定の面積より大きいタッチ領域が検出されなくなった旨の情報を受領するまでの間は、検出された1以上のタッチ操作を何れも無視する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記所定の面積より大きいタッチ領域が検出されている状態が予め定められた時間を超えて継続する場合、あるいは予め定められた基準を超える高い頻度で検出される場合、タッチ検出量のゼロ基準値が正常でない可能性を警告してユーザに知らせる請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像処理装置の制御部が、
タッチ操作の位置に係る情報および前記タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る情報を提供する静電容量方式のタッチパネルユニットを用いて1以上のタッチ操作を検出させるステップと、
検出されたタッチ操作に係るそれらの情報に基づいて操作を判定するステップと、
画像処理部を用いて前記判定に基づき画像処理を実行させるステップとを備え、
前記制御部は、前記1以上のタッチ操作の各領域が何れも所定の面積以下の場合は前記位置に係る情報に基づいて操作を判定し、何れかの領域が前記所定の面積より大きい場合は検出された1以上のタッチ操作を何れも無視するタッチパネルの誤検出処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タッチパネルを備える画像処理装置およびタッチパネルの誤検出処理方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
タッチパネルは、タブレット端末やスマートフォン等の情報処理装置に多用されているが、近年は多くの操作項目を有する複合機等の画像処理装置にも適用されている。液晶表示パネル等を用いた操作画面を表示させてその操作画面に対するタッチ操作をタッチパネルで検出することにより、多数の操作項目のうち時々の状況に応じた操作項目をユーザに提示できる。タッチパネルには種々の方式があるが、タブレット端末やスマートフォン等にも用いられている代表的な方式の一つが静電容量方式のタッチパネルである。同時に2点以上のタッチ操作が検出可能であること、比較的単純な構成であるので小型化、薄型化が可能であり耐久性に優れといった特長がある。
【0003】
スマートフォンへの入力中にユーザの手のひらの一部がタッチパネルに近接して検出されたり、タブレット端末へのペン入力時にユーザの手のひらがタッチパネルに触れたりして、指先やペン先よりも大きい面積のタッチ領域が検出されることがある。そのような大きなタッチ領域はユーザが意図したタッチ操作ではないとして。所定の面積よりも大きなタッチ領域が検出された場合はそのタッチ領域を無視し、所定の面積よりも小さなタッチ領域のみを有効とすることが行われている。
【0004】
ユーザの意図しないタッチによる誤動作を減らすことについて、例えば、以下のような電子機器が提案されている。電子機器の姿勢を検出する姿勢検出手段と、タッチパネルへのタッチを検出するタッチ検出手段と、姿勢検出手段によって検出された姿勢に応じて前記タッチパネルのうちの対象領域を異ならせるように制御する制御手段と、機能実行手段とを有する。機能実行手段は、対象領域へのタッチ面積が閾値以上であった場合にはタッチに応じた機能を実行せず、前記対象領域へのタッチ面積が前記閾値より小さかった場合には前記タッチに応じた機能を実行する。なお、対象領域ではない領域へのタッチについてはタッチ面積が閾値以上であったか否かに関わらずタッチに応じた機能を実行しない(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-212805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年の多くの電子機器、電子デバイスがそうであるように、静電容量方式のタッチパネルデバイスを用いたタッチ操作の検出もタッチパネルのハードウェア、タッチ検出回路のIC(集積回路)およびソフトウェア処理とが相まってタッチパネルの機能が提供される。そのソフトウェア処理は、異なる用途への再利用可能性を考慮してモジュール化され階層化されているのが通常である。言い換えると、タッチパネルデバイスのハードウェアとソフトウェアを一つの事業者が開発することは稀である。通常は、例えば、タッチパネルの開発、タッチ検出回路の開発、ハードウェアに近い階層からアプリケーションの階層まで各階層のタッチ操作検出に係るソフトウェアモジュールの開発が異なる主体が分担して行なわれる。
【0007】
ユーザが意図しないタッチ操作の検出を無視したりタッチ操作の誤検出を防いだりする対策は、タッチパネルのハードウェア、タッチ検出回路、各ソフトウェアモジュールでそれぞれ行われるべきである。用途や使用環境を問わず特定のハードウェアに共通する問題の対策はハードウェアあるいはハードウェアに近い階層のソフトウェアモジュールで行うことが効率的だからである。同様に、用途や使用環境を問わず特定のタッチ検出回路に共通する問題の対策は検出回路や検出回路制御に係るソフトウェアモジュールで行うのが効率的だからである。一方、特定の用途や使用環境で生じる問題の対策はアプリケーションに近い階層のソフトウェアモジュールで行うことが効率的である。一般に、ハードウェアに近い階層のソフトウェア開発者よりもアプリケーション開発に近い階層のソフトウェア開発者の方が、特定の用途や特定の環境下で使用される機器やそのユーザからの情報を取得しやすいといえる。言い換えると、ユニットの開発者よりもアプリケーション機器の開発者の方がエンドユーザからの情報を取得しやすい。そして、特定の用途や使用環境で生じる問題の対策はアプリケーションに近い階層のソフトウェアモジュールで閉じることができれば便宜である。
【0008】
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、ノイズの多い環境に設置された画像処理装置に適用される静電容量方式のタッチパネルの誤動作を、画像処理装置の制御ソフトウェアのレベルで低減することのできる手法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、1以上のタッチ操作を検出し各タッチ操作の位置に係る情報および各タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る情報を提供する静電容量方式のタッチパネルユニットと、それらの情報に基づいて操作を判定する制御部と、前記判定に基づき画像処理を実行する画像処理部とを備え、前記制御部は、各領域が何れも所定の面積以下の場合は前記位置に係る情報に基づいて操作を判定し、何れかの領域が前記所定の面積より大きい場合は検出された1以上のタッチ操作を何れも無視する画像処理装置を提供する。
【0010】
また、異なる観点から本開示は、画像処理装置の制御部が、タッチ操作の位置に係る情報および前記タッチ操作の領域が所定の面積以下か否かに係る情報を提供する静電容量方式のタッチパネルユニットを用いて1以上のタッチ操作を検出させるステップと、検出されたタッチ操作に係るそれらの情報に基づいて操作を判定するステップと、画像処理部を用いて前記判定に基づき画像処理を実行させるステップとを備え、前記制御部は、前記1以上のタッチ操作の各領域が何れも所定の面積以下の場合は前記位置に係る情報に基づいて操作を判定し、何れかの領域が前記所定の面積より大きい場合は検出された1以上のタッチ操作を何れも無視するタッチパネルの誤検出処理方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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