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公開番号2024180079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099520
出願日2023-06-16
発明の名称表示パネル
出願人シャープ株式会社,学校法人 名城大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G09F 9/33 20060101AFI20241219BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】点灯した発光素子から発した光が迷光となる可能性を低減できる表示パネルを提供する。
【解決手段】表示パネル(1)は、発光層(E1)を含む積層された複数の半導体層で構成された島状の積層体(11)と、アノード(A1)と、カソード(K1)とを備えた発光素子(D1)と、発光層(E1・E2)を含む積層された複数の半導体層で構成された島状の積層体(12)と、アノード(A2)と、カソード(K2)とを備えた発光素子(D2)と、発光層(E1~E3)を含む積層された複数の半導体層で構成された島状の積層体(13)と、アノード(A3)と、カソード(K3)とを備えた発光素子(D3)とを含み、複数個の発光素子(D1~D3)それぞれが備えている島状の積層体(11~13)の間には、積層体(11~13)を構成する材料とは異なる材料を含む、可視光領域の光を吸収する光吸収体(LA)が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発光層を含む積層された複数の半導体層で構成された島状の積層体と、アノードと、カソードとを備えた発光素子を複数個含み、
前記複数個の発光素子それぞれが備えている前記島状の積層体の間には、前記積層体を構成する材料とは異なる材料を含む、可視光領域の光を吸収する光吸収体が設けられている、表示パネル。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記島状の積層体と前記光吸収体との間には、絶縁膜が設けられている、請求項1に記載の表示パネル。
【請求項3】
前記光吸収体の前記可視光領域における透過率は、0.7以下である、請求項1に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記光吸収体の前記可視光領域における透過率は、0.3以下である、請求項1に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記光吸収体の屈折率が、前記積層体を構成する材料の屈折率よりも0.1以上大きい、請求項3に記載の表示パネル。
【請求項6】
前記光吸収体の屈折率が、前記積層体を構成する材料の屈折率よりも1.5以上大きい、請求項5に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記光吸収体の屈折率が、前記積層体を構成する材料の屈折率よりも0.1以上小さい、請求項3に記載の表示パネル。
【請求項8】
前記光吸収体の屈折率が、前記積層体を構成する材料の屈折率よりも1.5以上小さい、請求項7に記載の表示パネル。
【請求項9】
前記光吸収体は、有機化合物または無機化合物である、請求項1から8の何れか1項に記載の表示パネル。
【請求項10】
前記光吸収体は、ピリジン骨格を含む、請求項1から8の何れか1項に記載の表示パネル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子としてマイクロLED(Light Emitting Diode)を複数個備えた表示パネルに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、マイクロLEDを複数個備えた表示パネルは、例えば、AR(Augmented Reality)、VR(Virtual Reality)および小型から大型の表示装置の分野など幅広い分野で用いることができ、高い注目を集めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-1062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、隣接する発光素子間の一部に設けたドーム状の樹脂層と、前記ドーム状の樹脂層の形状に沿って設けられた各発光素子に共通な一続きの層である有機層(例えば、電子注入層)の一部および共通反射電極層の一部とを備えた可視光を吸収または反射する構造体を含む有機EL表示装置について記載されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている有機EL表示装置の場合、各発光素子に共通な一続きの層である有機層(例えば、電子注入層)が備えられているため、点灯した発光素子を含むサブ画素から発した光が各発光素子に共通な一続きの層である有機層(例えば、電子注入層)を伝搬し迷光となり、消灯した発光素子を含む隣接サブ画素を疑似的に発光しているように視認させる(疑灯)問題が生じてしまう。
【0006】
また、マイクロLEDを複数個備えた表示パネルの分野においては、各発光素子に共通な一続きの層である共通反射電極層は設けられないため、特許文献1に記載の構造体を形成できないという問題がある。
【0007】
本開示の一態様は、点灯した発光素子から発した光が迷光となる可能性を低減できる表示パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の表示パネルは、前記の課題を解決するために、
発光層を含む積層された複数の半導体層で構成された島状の積層体と、アノードと、カソードとを備えた発光素子を複数個含み、
前記複数個の発光素子それぞれが備えている前記島状の積層体の間には、前記積層体を構成する材料とは異なる材料を含む、可視光領域の光を吸収する光吸収体が設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、点灯した発光素子から発した光が迷光となる可能性を低減できる表示パネルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
図1に示す表示パネルの表示面の平面図である。
図1に示す表示パネルの製造方法を説明するための図である。
図3に示すS20工程、S22工程およびS24工程を説明するための図である。
図3に示すS26工程を説明するための図である。
図3に示すS28工程を説明するための図である。
図3に示すS30工程を説明するための図である。
図3に示すS30工程の後であって、図3に示すS32工程を行う前のウエハの状態をアノードおよびカソードが形成されている側から見た場合の平面図である。
比較例1の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
実施形態1の表示パネルおよび比較例1の表示パネルにおいて、迷光を発生させる要因の一つを説明するための図である。
比較例1の表示パネルにおいて、図10に示す要因で発生した迷光によって、消灯した発光素子を含む隣接サブ画素が疑似的に発光しているように視認される場合を示す図である。
実施形態1の表示パネルおよび比較例1の表示パネルにおいて、迷光を発生させる要因の他の一つを説明するための図である。
比較例1の表示パネルにおいて、図12に示す要因で発生した迷光によって、消灯した発光素子を含む隣接サブ画素が疑似的に発光しているように視認される場合を示す図である。
比較例1の表示パネルにおける迷光の分布を示す図である。
実施形態1の表示パネルにおける迷光の分布と、実施形態1の表示パネルにおいて、点灯した発光素子から発した光が迷光となることを抑制できる理由とを説明するための図である。
図27に示す比較例2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が2.47で、透過率が0.9である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が2.47で、透過率が0.7である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が2.47で、透過率が0.3である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が2.47で、透過率が0.1である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が1.5で、透過率が1である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が3.47で、透過率が1である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
屈折率が3.47で、透過率が0.3である光吸収体を含む図26に示す実施形態2の表示パネルをモデルとした光学的な計算によって求めた迷光の分布を示す図である。
実施形態1の他の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
実施形態1のさらに他の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
実施形態2の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
比較例2の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
図26に示す実施形態2の表示パネルおよび図27に示す比較例2の表示パネルそれぞれにおいて、図2に示すH1方向における迷光の分布を示す図である。
図26に示す実施形態2の表示パネルおよび図27に示す比較例2の表示パネルそれぞれにおいて、図2に示すH2方向における迷光の分布を示す図である。
実施形態3の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
比較例3の表示パネルの概略的な構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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