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公開番号2025056719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2024124248
出願日2024-07-31
発明の名称ラベル
出願人リンテック株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類G09F 3/02 20060101AFI20250331BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】ラベルを貼付した後の被着体のリサイクル性が向上し、擬似接着層と中間基材との剥離の調整が可能となるラベルを提供する。
【解決手段】表面基材、中間基材および接着層を有する、ラベルであって、前記表面基材および前記中間基材の間に第1の熱可塑性樹脂層および第2の熱可塑性樹脂層がこの順に配置され、前記第2の熱可塑性樹脂層および前記中間基材との間で剥離可能であり、前記中間基材は紙基材であり、前記接着層を構成する接着剤が、ポリビニルアルコール系接着剤、デンプン系接着剤、セルロース系接着剤およびポリ酢酸ビニル系接着剤からなる群から選択される少なくとも1種を含む再湿接着剤である、ラベル。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
表面基材、中間基材および接着層を有する、ラベルであって、
前記表面基材および前記中間基材の間に第1の熱可塑性樹脂層および第2の熱可塑性樹脂層がこの順に配置され、
前記第2の熱可塑性樹脂層および前記中間基材との間で剥離可能であり、
前記中間基材は紙基材であり、
前記接着層を構成する接着剤が、ポリビニルアルコール系接着剤、デンプン系接着剤、セルロース系接着剤およびポリ酢酸ビニル系接着剤からなる群から選択される少なくとも1種を含む再湿接着剤である、ラベル。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第1の熱可塑性樹脂層がポリオレフィン系樹脂を含む、請求項1に記載のラベル。
【請求項3】
前記第1の熱可塑性樹脂層が、官能基含有ポリオレフィン系樹脂を含む樹脂組成物から形成されてなる、請求項2に記載のラベル。
【請求項4】
前記官能基がエポキシ基および/またはカルボキシ基である、請求項3に記載のラベル。
【請求項5】
前記第2の熱可塑性樹脂層がポリオレフィン系樹脂を含む、請求項1または2に記載のラベル。
【請求項6】
前記第2の熱可塑性樹脂層に含まれるポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン樹脂である、請求項5に記載のラベル。
【請求項7】
前記表面基材が紙基材である、請求項1または2に記載のラベル。
【請求項8】
前記紙基材が感熱紙である、請求項7に記載のラベル。
【請求項9】
配送伝票ラベルである、請求項1または2に記載のラベル。
【請求項10】
前記中間基材がグラシン紙である、請求項1または2に記載のラベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はラベルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
宅配便などで荷物を届け出先に配送する際に、宛先や物品情報が印字された配送伝票ラベルが段ボールなどに貼付される。配達先で受領の捺印等がされた後に受領票として配送業者が貼付された配送伝票の一部から受領票を剥がして持ち帰る。例えば、配送伝票ラベルの表面基材にハーフカット線が入れられ、表面基材が複数片に分離して剥離可能とし、ハーフカット線で分離された一片の表面基材が配達票として使用されると共に、他の一片の表面基材は受領票として剥離される。
【0003】
このように受領票などが剥離可能なように、配送伝票では擬似接着層が用いられてきた。例えば、特許文献1では、表面基材の裏面に樹脂処理を施し、当該樹脂処理面に熱可塑性樹脂をエクストルージョンラミネート法により設けた擬似接着層と、表面基材とが剥離可能となる擬似接着シートが開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、伝票基材、擬似接着層、中間基材、粘着剤層、及び剥離シートがこの順に積層され、擬似接着層と中間基材との間が擬似接着性を有するように積層された擬似接着ラベルが開示されている。この擬似接着ラベルは、剥離シートが剥がされて粘着剤層により被着物に貼付されて使用されるが、被着物に貼付されたラベルにおいて、伝票基材が擬似接着層とともに中間基材から人手により容易に剥離可能となるものである。特許文献2では、伝票基材の裏面側に擬似接着層となる熱可塑性樹脂を溶融させて塗工した後に中間基材、粘着剤層および剥離シートの積層体を重ね合わせて、クーリングロールで冷却圧着することで、熱可塑性樹脂である擬似接着層と中間基材との間で剥離が起こるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-202771号公報
実用新案登録第3178208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
配送伝票ラベルが貼付される段ボールなどは、資源ごみとして回収され、リサイクルされる。この際、受領票などが剥離された配送伝票ラベルが段ボール上に残ることとなるが、熱可塑性樹脂層として知られているポリオレフィン系樹脂や、段ボールに接着するための粘着剤などが段ボール上に残ったままであると、段ボールをリサイクルする際に熱可塑性樹脂層や粘着剤を剥離することを要するため、リサイクル性に難がある。
【0007】
また、特許文献2では熱と圧力を調整して擬似接着力を調整する必要があり、条件が変動すると接着力が変動してしまう場合があった。
【0008】
そこで本発明は、リサイクル性が高く、擬似接着層と中間基材との剥離が調整しやすい、ラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は以下を提供する。
【0010】
(1)表面基材、中間基材および接着層を有する、ラベルであって、前記表面基材および前記中間基材の間に第1の熱可塑性樹脂層および第2の熱可塑性樹脂層がこの順に配置され、前記第2の熱可塑性樹脂層および前記中間基材との間で剥離可能であり、前記中間基材は紙基材であり、前記接着層を構成する接着剤が、ポリビニルアルコール系接着剤、デンプン系接着剤、セルロース系接着剤および酢酸ビニル系接着剤からなる群から選択される少なくとも1種を含む再湿接着剤である、ラベル。
(【0011】以降は省略されています)

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