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公開番号2025087031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201387
出願日2023-11-29
発明の名称表示装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20250603BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】本開示は、発光素子基板の熱分布の均一性を向上させた表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】表示装置は、発光素子が実装された前面と、前面の反対側であって、発光素子を駆動させる駆動素子が実装された後面と、を有する発光素子基板と、後面に対向する第1面と第1面の反対側の第2面とを有する放熱部材と、第2面に対向する内面を有するバックシャーシと、を備え、発光素子基板、放熱部材及びバックシャーシは、前面、第1面及び内面を上下方向に沿わせて設置されており、放熱部材は、第1面において、放熱部材の上端から一定の範囲である上部領域と、放熱部材の下端から一定の範囲であって上部領域よりも第2面に向かう方向に凹んだ下部領域と、を含み、上部領域において、第1面は後面と接触しており、下部領域において、第1面は後面と離間しており、第2面は前記内面と接触している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子が実装された前面と、前記前面の反対側であって、前記発光素子を駆動させる駆動素子が実装された後面と、を有する発光素子基板と、
前記後面に対向する第1面と前記第1面の反対側の第2面とを有する放熱部材と、
前記第2面に対向する内面を有するバックシャーシと、を備え、
前記発光素子基板、前記放熱部材及び前記バックシャーシは、前記前面、前記第1面及び前記内面を上下方向に沿わせて設置されており、
前記放熱部材は、前記第1面において、前記放熱部材の上端から一定の範囲である上部領域と、前記放熱部材の下端から一定の範囲であって前記上部領域よりも前記第2面に向かう方向に凹んだ下部領域と、を含み、
前記上部領域において、前記第1面は前記後面と接触しており、
前記下部領域において、前記第1面は前記後面と離間しており、前記第2面は前記内面と接触している、表示装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記放熱部材は、前記第2面において、前記上部領域が前記下部領域よりも前記第1面に向かう方向に凹んでおり、
前記上部領域において、前記第2面と前記内面とが離間している、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記放熱部材は、前記上部領域を構成する第1放熱基板と、前記下部領域を構成する第2放熱基板と、を含み、
前記第1放熱基板の前記第2面の下端と、前記第2放熱基板の前記第1面の上端とが前後方向で重なっている、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記上部領域において、前記第2面と前記内面とが接触している、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記上部領域は、前記上端から前記放熱部材の上下方向における中間位置までの領域であり、
前記下部領域は、前記中間位置から前記下端までの領域である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記バックシャーシは、前記内面と反対側の外面を有し、
前記外面と対向して設置された少なくとも1つの回路基板を有し、
平面視で、前記回路基板と重畳する位置において、前記第2面と前記内面とが離間している、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記発光素子基板は、上下方向において、2つの区分基板に分かれており、
前記放熱部材は、前記上端から前記下端まで連続している、請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記発光素子は、複数のミニ発光ダイオードであり、
前記駆動素子は、前記複数のミニ発光ダイオードを駆動する複数のドライバICである、請求項1に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
液晶を用いた一般的な表示装置は、液晶を含み画像を表示するための表示パネルと、表示パネルの背面から光を照射する光源基板と、を備えている。表示される画像のコントラストを向上させるため、光源基板の主面上に複数の発光ダイオード(以下、LEDと記載)を縦横に配列して実装し、複数のLEDのそれぞれの輝度を個別に制御して、光源基板の明るさを部分的に変更する技術が用いられている。例えば、画像の明るい部分ではLEDの輝度を高くし、暗い部分ではLEDの輝度を低くする。このような制御は、一般的にローカルディミング制御と呼ばれている。ローカルディミング制御を実現するため、光源基板には、複数のLEDを制御するための複数の駆動素子が実装される。表示パネルの高精細化に伴い、画像をより細かく分割してローカルディミング制御をするため、光源基板が含む複数のLEDの数は増加する。また、表示パネルの高精細な表示パネルは一般的に光透過率が低下するため、複数のLEDのそれぞれについて、より高い輝度で光を発することが求められる。
【0003】
上述のように、表示パネルの高精細化に伴う、複数のLEDの数の増加と輝度の上昇によって、光源基板の発熱量が増加する。LED等の発光素子は、高温の環境下において、発光効率の低下が低下したり、発光素子を構成する部材の劣化が加速し寿命が短くなったりする。そのような課題を解決するため、光源基板が発する熱を放熱するための構造が設けられた表示装置が提案されている。例えば、特許文献1には、光源基板とケースとの間に熱伝導部材が全面的に設けられており、それらを互いに密着させた表示装置が開示されている。それによって、光源基板の背面の略全面からケースに熱を伝え、光源基板に実装された光源及びドライバICを効率的に放熱している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-111737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、光源基板の背面の略全面からケースに熱を伝える構成となっている。しかしながら、実際の表示装置では、例えば、表示パネルと光源基板との間、光源基板とケースとの間等に内部空間があり、その内部空間に存在する空気が光源基板の発する熱によって高温となる。高温となった空気は表示装置の内部を上昇する。
【0006】
表示装置は、一般的に表示画面を上下方向に立てて設置される。よって、表示装置の内部を上昇した高温の空気によって熱が上部に集中する。光源基板の背面から熱伝導部材を介した放熱効率は全面で略一定となるため、空気による上部への熱集中による温度勾配は解消できず、光源基板の主面における熱分布が不均一となる。したがって、表示装置の上部に配された光源基板の部位の温度が下部に配された光源基板の部位の温度に対して高くなる。それにより、光源基板の上部に配された発光素子の発光効率が、下部に配された発光素子の発光効率よりも低下し、表示画面の上部が下部と比較して暗くなってしまう。また、光源基板の上部に配された発光素子の寿命が、下部に配された発光素子の寿命よりも短くなってしまう。
【0007】
そこで、本開示は上記問題に鑑み、発光素子基板の熱分布の均一性を向上させた表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る表示装置は、発光素子が実装された前面と、前記前面の反対側であって、発光素子を駆動させる駆動素子が実装された後面と、を有する発光素子基板と、後面に対向する第1面と第1面の反対側の第2面とを有する放熱部材と、第2面に対向する内面を有するバックシャーシと、を備え、発光素子基板、放熱部材及びバックシャーシは、前面、第1面及び内面を上下方向に沿わせて設置されており、放熱部材は、第1面において、放熱部材の上端から一定の範囲である上部領域と、放熱部材の下端から一定の範囲であって上部領域よりも第2面に向かう方向に凹んだ下部領域と、を含み、上部領域において、第1面は後面と接触しており、下部領域において、第1面は後面と離間しており、第2面は前記内面と接触している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る、表示装置の概略図である。
実施形態1に係る、表示装置の概略分解図である。
図2に示す発光素子基板を後方から見た概略図である。
実施形態1の表示装置に係る、図1のIV-IV断面図である。
実施形態1の変形例の表示装置に係る、図1のIV-IV断面と同じ位置の断面図である。
実施形態2の表示装置に係る、図1のIV-IV断面と同じ位置の断面図である。
実施形態3に係る、表示装置の概略分解図である。
実施形態3の表示装置に係る、図7のVIII-VIII断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同などの要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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