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公開番号2025078207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190622
出願日2023-11-08
発明の名称医療実習用人体模型
出願人医療法人 鶴岡クリニック
代理人個人
主分類G09B 23/34 20060101AFI20250513BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】極めて実践的な患者対応の実習を可能とする。
【解決手段】内視鏡30が挿入される体内器官の形態を再現した器官造形部を、互いに交換可能な複数種類の取替パーツ15,16として構成しておき、複数種類の疾患又は異常を再現した互いに異なる解剖学的形態を形成した複数種類の取替パーツ15,16のうちから適宜に選択したものをマネキン本体14に装着した状態で模擬的な内視鏡検査を行い、更に他の取替パーツに交換して模擬的な内視鏡検査を行うことによって、複数種類の疾患又は異常に対して必要な患者対応の実習が実現される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人体の形態を模擬的に再現したマネキン本体に対して、内視鏡が挿入される体内器官の壁面の形態を模擬的に再現した器官造形部が着脱される構成を備えた医療実習用人体模型において、
前記器官造形部が、互いに交換可能な複数種類の取替パーツとして構成されたものであって、
前記複数種類の取替パーツの各々は、前記体内器官の壁面に生じる複数種類の疾患又は異常を含む病態のそれぞれを再現した互いに異なる解剖学的形態を有し、
前記複数種類の取替パーツのうちから選択された一体又は複数体が、前記マネキン本体に装着されることを特徴とする医療実習用人体模型。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記マネキン本体が、人体の頸部から頭部を模擬的に再現した形態を有するものであって、
前記器官造形部を構成する取替パーツが、鼻腔又は咽頭又は喉頭における壁面の形態を模擬的に再現した解剖学的形態を有し、
前記取替パーツにおける解剖学的形態は、前記内視鏡が挿入される体内器官の実際の空間よりも拡大された空間を形成していることを特徴とする請求項1記載の医療実習用人体模型。
【請求項3】
前記咽頭又は喉頭における壁面の形態を再現した取替パーツが、前記マネキン本体の頸部に対して下方から上方に向かって装着される構成を備え、
前記鼻腔における壁面の形態を再現した取替パーツが、前記マネキン本体の頭部に対して後方から装着される構成を備えていることを特徴とする請求項2記載の医療実習用人体模型。
【請求項4】
前記取替パーツが、前記マネキン本体に装着された際に、予め決められた位置で係合状態となる位置決め係止部を備えていることを特徴とする請求項3記載の医療実習用人体模型。
【請求項5】
前記位置決め係止部は、前記取替パーツの外部から内部に向かう光を遮断する状態に突出する外乱光遮蔽部材を備えていることを特徴とする請求項4記載の医療実習用人体模型。
【請求項6】
前記マネキン本体は、
前記内視鏡からの出力画像を表示するモニターを含む電子機器が固定される電子機器取付部と、
当該マネキン本体自体を、外部の被固定部材に固定するマネキン支持部と、
を備えていることを特徴とする請求項1記載の医療実習用人体模型。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡検査の医療研修を行うために使用される医療実習用人体模型に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
鼻腔や咽喉頭などの体内器官に内視鏡を挿入して直接的な観察を行う内視鏡検査は、患者の主訴や既往疾患など対して早期かつ適切な対応を可能にする極めて有用な検査方法であることから、種々の医療現場において広く実施されている。一方、そのような内視鏡検査を実施するにあたっては、患者の安全性を確保するために正確な技術と知識が必要であることは当然のことながら、内視鏡検査で得られた画像を分析・理解し、更に対応すべき必要な医療措置を事前に習得しておくことが重要になる。
【0003】
このような内視鏡検査に関する技術や知識を医療従事者に習得させるためには、人体の形態を模擬的に再現した医療実習用人体模型(マネキン)が必要になるが、従来より、そのような内視鏡検査の研修に使用される医療実習用人体模型に関する提案が、下記の特許文献等において種々なされている。これらの医療実習用人体模型は、人間の体内器官に対応した器官造形部を備えており、その器官造形部には、内視鏡が挿入されて観察が行われる器官壁面の解剖学的形態が再現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-347623号公報
特開2019-090866号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の医療実習用人体模型は、例えば、内視鏡を使用し始めた初心者が内視鏡の操作を習得する目的で造形されているため、体内器官を模した器官造形部には、正常状態にあるときの解剖学的形態か、様々な疾患又は異常を含む病態のうちから選択された一つの解剖学的形態が再現されているに過ぎない。従って、内視鏡を通して得られる画像も、健康な状態における形態か、様々な病態のうちの一つの形態のいずれかを映し出すに止まっている。
【0006】
このように、従来の医療実習用人体模型は、人間の体内器官に生じる様々な疾患又は異常などの模擬病態を多岐にわたって再現することができないものであることから、予め設定された患者の主訴や既往疾患などの様々な病態に対して、更に追加すべき検査や、今後施すべき治療や食形態の方針等を検討するなどのような実践的な患者対応を実習することができないという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、種々の疾患又は異常を含む多岐の病態に対応した実践的な患者対応の実習を容易かつ良好に行うことができるようにした医療実習用人体模型を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため請求項1にかかる発明では、人体の形態を模擬的に再現したマネキン本体に対して、内視鏡が挿入される体内器官の壁面の形態を模擬的に再現した器官造形部が着脱される構成を備えた医療実習用人体模型において、前記器官造形部が、互いに交換可能な複数種類の取替パーツとして構成されたものであって、前記複数種類の取替パーツの各々は、前記体内器官の壁面に生じる複数種類の疾患又は異常を含む病態のそれぞれを再現した互いに異なる解剖学的形態を有し、前記複数種類の取替パーツのうちから選択された一体又は複数体が、前記マネキン本体に装着される構成が採用されている。
【0009】
このような構成を備えた請求項1に係る発明によれば、複数種類の器官造形部を構成している複数種類の取替パーツのうちのいずれかをマネキン本体に装着して内視鏡の挿入操作を行うことで、その時点においてマネキン本体に装着されている取替パーツが再現する疾患又は異常を含む病態に関する検査が模擬的に行われるとともに、他の取替パーツに交換してから内視鏡を挿入することによって、別種の病態に関する検査が模擬的に行われる。従って、種々の疾患又は異常を含む多岐の病態に対して、追加すべき検査や、これから施すべき治療や食形態の方針を検討するなど、極めて実践的な患者対応の実習が実現可能となる。
【0010】
このとき、請求項2にかかる発明のように、前記マネキン本体が、人体の頸部から頭部を模擬的に再現した形態を有するものであって、前記器官造形部を構成する取替パーツが、鼻腔又は咽頭又は喉頭における壁面の形態を模擬的に再現した解剖学的形態を有し、前記取替パーツにおける解剖学的形態は、前記内視鏡が挿入される体内器官の実際の空間よりも拡大された空間を形成していることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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