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公開番号
2025054886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164088
出願日
2023-09-27
発明の名称
複合表示装置
出願人
学校法人東京電機大学
代理人
個人
主分類
G09G
3/34 20060101AFI20250401BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】 モノクロ表示装置による省エネ性と屋外明所での表示の明るさや鮮明さを生かしつつ、カラー表示のために装置を複雑化させずに大画面化可能な複合表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示装置12は、任意の白表示箇所Wと黒表示箇所Bを表示し得る表示部14を縦横に各複数並べて配置することで構成される。カラー画像の投影を可能とするプロジェクタ装置16が電気泳動表示装置12と対向して配置され、任意のカラー画像を各表示部14に対して投影可能とされる。電気泳動表示装置12の複数の表示部14及びプロジェクタ装置16はコントローラ18に接続され、電気泳動表示装置12が表示し得る白黒画像に対してプロジェクタ装置16が投影し得るカラー画像を対応する形で、コントローラ18が各装置の動作を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
任意の白黒画像を表示し得る表示部を複数並べて配置する形としたモノクロ表示装置と、
カラー画像を表示部に対して投影し得るプロジェクタ装置と、
モノクロ表示装置の複数の表示部及びプロジェクタ装置の動作を制御する制御装置と、
を有した複合表示装置であって、
この表示部が制御装置により制御されつつ、任意の白黒画像を表示すると共に、プロジェクタ装置が制御装置により制御されつつ、この白黒画像に対応しかつ表現すべきカラー画像を表示部に投影する複合表示装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
モノクロ表示装置が電気泳動媒体を用いた反射型の電気泳動表示装置とされた請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項3】
モノクロ表示装置を構成する各表示部の画素の大きさ及び配列周期に対応して、プロジェクタ装置が3色以上の色を順次繰り返す配列のカラーパターンを各表示部に照射し、各表示部の白表示とした部分上の色を表示可能とする請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項4】
プロジェクタ装置が表現すべきカラー画像を各表示部に投影し、制御装置により制御された各表示部がカラー画像に対応した明るさ成分のみを抽出して表現した白黒画像を表示する請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項5】
モノクロ表示装置の表示部に塗り絵の線画のような白黒画像を表示し、制御装置により制御されつつプロジェクタ装置から塗り絵に色を塗るような色光をこの白黒画像に合わせて照射する請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項6】
モノクロ表示装置の表示部に任意の白黒画像を表示し、各種の色が配列された模様をプロジェクタ装置がこの表示部に照射する請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項7】
他の部分と区別すべき識別表示領域をモノクロ表示装置の一部の表示部にのみ配置し、その識別表示領域にプロジェクタ装置からカラー画像を照射することで、識別表示領域を強調しうる請求項1に記載の複合表示装置。
【請求項8】
制御装置に接続される受光センサが、モノクロ表示装置の表面或いはプロジェクタ装置のいずれかに配置され、この受光センサが同期すべき光を受光するのに伴い、この制御装置により制御されつつ表示部が白黒画像を表示すると共にプロジェクタ装置がカラー画像を投影する請求項1に記載の複合表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、白黒のみ表示しうるモノクロ表示装置による省エネ性と屋外明所での表示の明るさや鮮明さを生かしつつ、カラー表示のために装置を複雑化させずに大画面化可能な複合表示装置に関し、屋内外における大画面表示装置等に好適なものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、展示会や屋内外において画像や文字等を表示する大画面表示装置としては、LED表示装置、液晶表示装置、プロジェクタ型表示装置及び電気泳動表示装置の4種類が主に知られていた。
【0003】
LED表示装置は、3原色のLED発光素子を1~10mm程度の間隔で配列した1辺30~60cm程度の正方形または長方形の表示ユニットを任意枚数、壁面等に配列設置して表示画面を形成する表示装置である。液晶表示装置は、家庭用のテレビと同様の1辺40~90cm程度の一般に長方形のカラー液晶表示ユニットを任意枚数、壁面等に配列設置して表示画面を形成する表示装置である。プロジェクタ型表示装置は、液晶方式等のカラープロジェクタから壁面等に直接または壁面等に設置したスクリーンに対してカラー画像を投影し、表示画面を形成する表示装置である。
【0004】
他方、電気泳動表示装置は、電気泳動現象を利用した1辺20~90cm程度の正方形または長方形の反射型表示ユニットを任意枚数、壁面等に配列設置して表示画面を形成する表示装置である。この電気泳動表示装置の基礎技術となる電気泳動表示方式は、マイクロカプセル内に絶縁性液体とともに封入された微粒子を電界で駆動することにより、表示の維持に電力を消費しない形での表示を実現できる電子ペーパーの概念を具現化する代表的表示技術である。
【0005】
下記の特許文献1においても、白と黒の2種類の粒子を有した電気泳動方式の電子ペーパーによって構成されたスクリーンに、プロジェクタ型表示装置であるプロジェクタ装置からの多色の画像光が投射される技術が示されている。但し、このプロジェクタ装置から投影された画像と同一の画像がスクリーン上に表示されている。
【0006】
特許文献2においても、粒子シートと電極などによって構成されるスクリーンにプロジェクタ装置から画像光を投射する技術が示されているものの、このスクリーンには画像表示機能が存在していない。
【0007】
特許文献3においても、電気泳動表示装置で画像を表示すると共に、プロジェクタ装置から画像光を投射している技術が示されている。但し、このプロジェクタ装置からの画像光の投射先は電気泳動表示装置ではなく普通のスクリーンであり、電気泳動表示装置に表示される画像は目視で直接観察されず、プロジェクタ装置に入力してスクリーンに投射している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-310260公報
特開2018-32035公報
特開2005-283819公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来技術のうち、LED表示装置と液晶表示装置は発光型であり、表示維持のために常に大きな発光エネルギを必要とし、典型的には500ワット/m
2
程度の消費電力となる。従って、例えば幅4 m高さ3 m(面積12 m
2
)の画面に表示するには6000ワットの消費電力が必要となり、その電気料金は年間130万円程度と試算される。このような大きな消費電力を必要とする表示装置の普及は地球温暖化防止をめざす世界的な省エネルギおよびCO
2
排出量抑制の方向性に逆行するとともに、その運用にあたっては表示装置の設置者の経済的負担も極めて大きいことが課題である。
【0010】
また、これらの装置は発光型であるために、屋外等では屋外光、特に直射日光下においては表示の明るさが屋外光に対して相対的に不足する結果として表示が不鮮明になり、それを防止するためには、屋外光に対抗する明るい発光表示画面を提供するために、更に大きな電力を投入して反省エネかつ高運用コストとなるという課題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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