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公開番号2025000979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024174470,2021534045
出願日2024-10-03,2020-07-21
発明の名称画像復号装置、画像符号化装置、および記録媒体
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 19/52 20140101AFI20241224BHJP(電気通信技術)
要約【課題】MMVDモードが利用可能ではない場合でも、マージモードを選択的に使用可能とする画像復号装置、画像符号化装置及び記録媒体を提供する。
【解決手段】画像復号装置は、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグの値が1の場合にMMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックし、MMVD可能フラグの値が1の場合に対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを復号し、MMVD可能フラグの値が0の場合にMMVDマージフラグを推定し、MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合にマージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを復号し、MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合にマージインデックスの値を0に推定する。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
予測画像を生成するためのパラメータを復号する画像復号装置であって、
マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを復号し、
上記マージデータから、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを復号し、
上記マージデータから、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを復号するパラメータ復号部を備え、
上記パラメータ復号部は、
上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックし、
上記MMVD可能フラグの値が1の場合、上記MMVDマージフラグを復号し、
上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを推定し、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、上記マージインデックスを復号し、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に推定することを特徴とする画像復号装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
予測画像を生成するためのパラメータを符号化する画像符号化装置であって、
マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを符号化し、
上記マージデータから、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを符号化し、
上記マージデータから、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを符号化するパラメータ符号化部を備え、
上記パラメータ符号化部は、
上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックし、
上記MMVD可能フラグの値が1の場合、上記MMVDマージフラグを符号化し、
上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを設定し、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、上記マージインデックスを符号化し、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に設定することを特徴とする画像符号化装置。
【請求項3】
コンピュータに、予測画像を生成するためのパラメータを復号させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
上記プログラムは、上記コンピュータに、
マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを復号するステップと、
上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックするステップと、
上記MMVD可能フラグの値が1の場合、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを復号するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを推定するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを復号するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に推定するステップと、
を実行させる、記録媒体。
【請求項4】
コンピュータに、予測画像を生成するためのパラメータを符号化させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
上記プログラムは、上記コンピュータに、
マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを符号化するステップと、
上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックするステップと、
上記MMVD可能フラグの値が1の場合、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを符号化するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを設定するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを符号化するステップと、
上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に設定するステップと、
を実行させる、記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像復号装置、画像符号化装置、および記録媒体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency Video Coding)方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、非特許文献1では、レギュラーマージフラグを導入し、符号化データからのインター予測モードを1)マージモード、マージプラス距離モード(MMVDモード)と、2)イントラインターモード(CIIPモード)、トライアングルモードのグループに分けて選択する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
"Versatile Video Coding (Draft 6)", JVET-O2001-v9, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11
"Non-CE4: Merge mode signalling overhead reduction", JVET-O0309-v3, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-07-22
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1では、MMVDモードが利用可能ではない場合に、マージ候補の選択肢が少なく、符号化効率が低下する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像復号装置は、予測画像を生成するためのパラメータを復号する画像復号装置であって、マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを復号し、上記マージデータから、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを復号し、上記マージデータから、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを復号するパラメータ復号部を備え、上記パラメータ復号部は、上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックし、上記MMVD可能フラグの値が1の場合、上記MMVDマージフラグを復号し、上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを推定し、上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、上記マージインデックスを復号し、上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に推定することを特徴とする。
【0010】
本発明の一態様に係る画像符号化装置は、予測画像を生成するためのパラメータを符号化する画像符号化装置であって、マージデータから、レギュラーマージモードがインター予測において使用されるか否かを示すレギュラーマージフラグを符号化し、上記マージデータから、対象符号化ユニットのインター予測パラメータの生成にMMVDモードが使用されるか否かを示すMMVDマージフラグを符号化し、上記マージデータから、マージ候補リストのインデックスであるマージインデックスを符号化するパラメータ符号化部を備え、上記パラメータ符号化部は、上記レギュラーマージフラグの値が1の場合、シーケンスパラメータセットの中で通知される、MMVDモードが有効か否かを示すMMVD可能フラグをチェックし、上記MMVD可能フラグの値が1の場合、上記MMVDマージフラグを符号化し、上記MMVD可能フラグの値が0の場合、上記MMVDマージフラグを設定し、上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1より大きい場合、上記マージインデックスを符号化し、上記MMVD可能フラグの値が0かつマージ候補数が1以下である場合、上記マージインデックスの値を0に設定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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