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公開番号
2025012907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116094
出願日
2023-07-14
発明の名称
熱風送風機
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A45D
20/12 20060101AFI20250117BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】筐体が高温になり難い熱風送風機を実現する。
【解決手段】頭髪乾燥機(1)は、第1方向(15)に延伸する風路(12)が形成された第1本体(10)と、風路の下流側に接続された内部空間(22)、および内部空間において風路を延長した仮想領域である延長領域(16)外に設けられた吹出口(21)を有する第2本体(20)とを備え、第2本体は、延長領域に位置し、風路から内部空間へ流入した風が当たる壁部(26)を含み、壁部は、内部空間側の内壁部(26a)と、内壁部に対して離間する外壁部(26b)と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延伸する風路が形成された第1筐体と、
前記風路の下流側に接続された内部空間、および前記内部空間において前記風路を延長した仮想領域である延長領域外に設けられた吹出口を有する第2筐体とを備え、
前記第2筐体は、前記延長領域に位置し、前記風路から前記内部空間へ流入した風が当たる壁部を含み、
前記壁部は、前記内部空間側の内壁部と、前記内壁部に対して離間する外壁部とを含む、熱風送風機。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記吹出口は、前記第1方向とは異なる第2方向に向けて開口している、請求項1に記載の熱風送風機。
【請求項3】
前記第2筐体は、前記内部空間を形成する、前記壁部を含む内側筐体片と、前記内側筐体片の外側に設けられ、前記第2筐体の外面を構成する外側筐体片とを備える、請求項2に記載の熱風送風機。
【請求項4】
前記内壁部は、前記第1方向に対して角度を成して傾斜した傾斜部分を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の熱風送風機。
【請求項5】
前記傾斜部分は、前記風路の流路中心を通る平面を挟んで一方側に位置する第1傾斜部分と、他方側に位置する第2傾斜部分とを含む、請求項4に記載の熱風送風機。
【請求項6】
前記第1傾斜部分と、前記第2傾斜部分とは、前記風路側に突出した峰部を形成する、請求項5に記載の熱風送風機。
【請求項7】
前記第2筐体は、前記傾斜部分に繋がり、前記内部空間の外側に向けて凸状に湾曲した湾曲面を含んでいる、請求項6に記載の熱風送風機。
【請求項8】
前記壁部は、前記内壁部と前記外壁部とによって形成される空間を、外部と連通させる貫通孔を有する、請求項1または2に記載の熱風送風機。
【請求項9】
前記第2筐体は、前記内部空間を形成する、前記壁部を含む内側筐体片と、前記内側筐体片の外側に設けられ、前記第2筐体の外面を構成する外側筐体片とを備える、請求項1に記載の熱風送風機。
【請求項10】
前記第2筐体は、前記傾斜部分に繋がり、前記内部空間の外側に向けて凸状に湾曲した湾曲面を含んでいる、請求項4に記載の熱風送風機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は熱風送風機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ファンおよびヒータを備え、温風を頭髪に送気して、頭髪を乾燥させる頭髪乾燥機が広く用いられている。例えば特許文献1には、ファンとヒータと風の吹出口とが直線上に並んだ頭髪乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-47415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、頭髪乾燥機の操作性を改善するために、ユーザが手で握る握持部にモータおよび/またはヒータなどを収容し、ヘッド部を小型化した頭髪乾燥機が提案されている。この種の頭髪乾燥機では、ファン、ヒータ、および吹出口が直線上に並ばないため、筐体内部で温風を壁部に当てて風向きを変更する必要性があり、筐体が高温になり易かった。
【0005】
本発明の一態様は、筐体が高温になり難い熱風送風機を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明に係る熱風送風機は、第1方向に延伸する風路が形成された第1筐体と、前記風路の下流側に接続された内部空間、および前記内部空間において前記風路を延長した仮想領域である延長領域外に設けられた吹出口を有する第2筐体とを備え、前記第2筐体は、前記延長領域に位置し、前記風路から前記内部空間へ流入した風が当たる壁部を含み、前記壁部は、前記内部空間側の内壁部と、前記内壁部に対して離間する外壁部とを含む、構成である。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明に係る熱風送風機は、第1方向に延伸する風路が形成された筐体と、前記風路に収容された電動送風機と、を備え、前記風路は、その下流側に前記第1方向とは異なる第2方向に向けて開口する吹出口を有し、前記筐体は、前記風路の下流端に風を前記吹出口へ導風する壁部を含み、前記壁部は、前記風路側の内壁部と、前記内壁部に対して離間する外壁部とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、筐体が高温になり難い熱風送風機を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る頭髪乾燥機の外観を示す正面図である。
図1における頭髪乾燥機のA-A断面図である。
頭髪乾燥機の要部の構成を示すブロック図である。
吹出部の詳細を示す正面図である。
図2における第2本体のB-B断面図である。
図2における第2本体のC-C断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態〕
(頭髪乾燥機)
本開示では、筐体が高温になり難い頭髪乾燥機を実現するが、まずは、本開示における頭髪乾燥機に関して説明する。本開示において「頭髪乾燥機」とは、気体により頭髪を乾燥させ得る機器全般をいうものとする。従って、頭髪乾燥機には、頭髪と共に、他の物(例えば、ペットの体毛)を乾燥させうるもの、頭髪の乾燥以外の目的で使用可能な熱風送風機も含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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