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公開番号2025006279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106973
出願日2023-06-29
発明の名称粒状物質排出装置および粒状物質排出方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 83/06 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来よりも正確な排出量を取得することができる粒状物質排出装置または粒状物質排出方法を提供する。
【解決手段】粒状の物質を貯蔵するタンク110と、ユーザによる1回の排出動作が実行された場合、所定の量の物質を排出する排出機構132と、姿勢を検知するセンサ165と、物質の排出量を管理するマイクロコンピュータ160と、を備える粒状物質排出装置100が提供される。マイクロコンピュータは、センサが検知した姿勢に応じて、物質の排出量を推定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
粒状の物質を貯蔵するタンクと、
ユーザによる１回の排出動作が実行された場合、所定の量の前記物質を排出する排出機構と、
姿勢を検知するセンサと、
前記物質の排出量を管理するマイクロコンピュータと、を備え、
前記マイクロコンピュータは、前記センサが検知した姿勢に応じて、前記物質の排出量を推定する、粒状物質排出装置。
続きを表示（約 480 文字）【請求項２】
前記マイクロコンピュータは、さらに前記タンクの前記物質の残量に応じて、前記物質の排出量を推定する、請求項１に記載の粒状物質排出装置。
【請求項３】
前記マイクロコンピュータは、前記粒状物質排出装置の姿勢が前記物質を排出可能な所定の角度の範囲にある場合に、前記物質の排出量の推定および排出回数のカウントの少なくともいずれかを行う、請求項１または２に記載の粒状物質排出装置。
【請求項４】
複数のライトをさらに備え、
前記マイクロコンピュータは、前記粒状物質排出装置の姿勢が前記物質を排出可能な所定の角度の範囲にある場合に、前記排出動作が実行されるたびに、前記複数のライトの点灯状態を変化させる、請求項１または２に記載の粒状物質排出装置。
【請求項５】
センサが装置の姿勢を検知するステップと、
ユーザによる排出動作に応じて、粒状の物質を排出するステップと、
コンピュータが、前記センサが検知した姿勢に応じて、前記物質の排出量を推定するステップと、を備える粒状物質排出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、粒状の物質を貯蔵したり、当該所定の量の粒状の物質を排出したりするための粒状物質排出装置および粒状物質排出方法の技術に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、調味料などを小出しにする装置が知られている。たとえば、特開２００７－０３７９５８号公報（特許文献１）には、プッシュ式液体排出装置が開示されている。特許文献１によると、気密性のある液体排出装置本体壁面の輪郭内に納められた原形復帰可能な弾性体で空気・液溜りの押圧部であるプッシュボタンによる加圧及び解放によって、容器本体底面部に形成した原形復帰可能な弾性体で湾曲に成形したキャップ栓の上部に、他のキャップ栓部分よりも厚く成形し剛性を持たせた切込みが開閉する。この開閉で、容器本体底面部の導入管の注ぎ口から液体調味料を定量注ぎ出したり、又、外気を吸収することで導入管とキャップ栓に残った液体調味料を容器本体内部へ戻すことができ、誤って容器を倒したりしても液体調味料が漏れるのを防ぐことができる。
【０００３】
また、特開２０１２－５１８４４１号公報（特許文献２）には、塩／砂糖／排出装置が開示されている。特許文献２によると、塩／砂糖／排出装置は、充填スペース、スライド貯蔵ブロック、排出スペースを含む。充填スペースの上端に充填口、下端に第１排出孔を有する。スライド貯蔵ブロックは定量空間を有する。排出スペースの上端に第２排出孔、側面に排出口を有する。スライド貯蔵ブロックは、充填スペースおよび排出スペースの間に設けられる。スライド貯蔵ブロックがスライドし、その定量空間の上、下端が、それぞれ充填スペースまたは排出スペースとつながることにより、材料の定量排出を実現した。本容器は、排出量を容易にコントロールし、把握することができる。操作を簡便にするだけでなく、清潔であり、品質保持および防湿を高めることを実現した。
【０００４】
また、特開２００６－１５００２１号公報（特許文献３）には、プッシュ式排出装置が開示されている。特許文献３によると、気密性のある液体排出装置本体の壁面の空気・液溜りの押圧部であるプッシュボタンを押し加圧すると、空気圧により伸縮管が伸びて安全止栓が開く、又、容器内部に圧力が加わり、容器本体の底面部の注ぎ口から液体調味料が定量注ぎ出る。そのプッシュボタンを解放すると注ぎ口から外気を吸収し、後に安全止栓も閉じて、誤って容器を倒しても液体調味料が漏れるのを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００７－０３７９５８号公報
特開２０１２－５１８４４１号公報
特開２００６－１５００２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、従来よりも正確な排出量を取得することができる粒状物質排出装置および粒状物質排出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
この発明のある態様に従うと、粒状の物質を貯蔵するタンクと、ユーザによる１回の排出動作が実行された場合、所定の量の物質を排出する排出機構と、姿勢を検知するセンサと、物質の排出量を管理するマイクロコンピュータと、を備える粒状物質排出装置が提供される。マイクロコンピュータは、センサが検知した姿勢に応じて、物質の排出量を推定する。
【０００８】
この発明の別の態様に従うと、センサが装置の姿勢を検知するステップと、ユーザによる排出動作に応じて、粒状の物質を排出するステップと、コンピュータが、センサが検知した姿勢に応じて、物質の排出量を推定するステップと、を備える粒状物質排出方法が提供される。
【発明の効果】
【０００９】
以上のように、本発明によれば、従来よりも正確な排出量を取得することができる粒状物質排出装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１の実施の形態にかかる待機状態における粒状物質排出装置の外観を示すイメージ斜視図である。
第１の実施の形態にかかる使用状態における粒状物質排出装置の内部構成を示すイメージ断面図である。
第１の実施の形態にかかる排出口を真下に向けた状態で物質を排出したイメージ図と、排出装置を傾けた状態で物質を排出したイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置、言い換えれば制御ユニットの機能構成を示すブロック図である。
第１の実施の形態にかかる、履歴データを示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる、傾き補正データを示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置、言い換えれば制御ユニットの制御部の処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すイメージ図である。
第２の実施の形態にかかる、傾き補正データを示すイメージ図である。
第２の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置、言い換えれば制御ユニットの制御部の処理を示すフローチャートである。
第３の実施の形態にかかる、残量が少ない状態における、排出口を真下に向けた状態で物質を排出したイメージ図と、排出装置を傾けた状態で物質を排出したイメージ図である。
第３の実施の形態にかかる、残量補正データを示すイメージ図である。
第３の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置、言い換えれば制御ユニットの制御部の処理を示すフローチャートである。
第４の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置、言い換えれば制御ユニットの制御部の処理を示すフローチャートである。
第５の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置の内部構成を示すイメージ断面図である。
第５の実施の形態にかかる、粒状物質排出装置の内部構成を示すイメージ断面図である。
第７の実施の形態にかかるサーバの構成を示すブロック図である。
第７の実施の形態にかかるサーバの情報処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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