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公開番号
2025014080
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2021195317
出願日
2021-12-01
発明の名称
端末装置、方法、および、集積回路
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
72/0457 20230101AFI20250122BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信制御を効率的に行う端末装置、方法及び集積回路を提供する。
【解決手段】SCG(セルグループのセカンダリセルグループ)が不活性状態である時、端末装置の処理部は、SCGベアラのDRB(データ無線ベアラ)で送信する上りリンクデータが発生したかどうかを判断しS1200、SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB(シグナリング無線ベアラ)1を介して基地局装置に通知する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
MCGとSCGを用いて基地局装置と通信する端末装置であって、
処理部を備え、
前記SCGが不活性状態である時、
前記処理部は、
前記SCGベアラの(ベアラタイプがSCGベアラである)DRBで送信する上りリンクデータが
発生したかどうかを判断し、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB1を介して前記基地局装置に通知する、
端末装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
MCGとSCGを用いて基地局装置と通信する端末装置の方法であって、
前記SCGが不活性状態である時、
前記SCGベアラの(ベアラタイプがSCGベアラである)DRBで送信する上りリンクデータが発
生したかどうかを判断し、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB1を介して前記基地局装置に通知する、
方法。
【請求項3】
MCGとSCGを用いて基地局装置と通信する端末装置に実装される集積回路であって、
前記SCGが不活性状態である時、
前記集積回路は、
前記SCGベアラの(ベアラタイプがSCGベアラである)DRBで送信する上りリンクデータが発
生したかどうかを判断し、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、
前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB1を介して前記基地局装置に通知する機能を前記端末装置に発揮させる、
集積回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、方法、および、集積回路に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラ移動通信システムの標準化プロジェクトである、第3世代パートナーシッププロ
ジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において、無線アクセス、コア網
、サービス等を含む、セルラ移動通信システムの技術検討及び規格策定が行われている。
【0003】
例えば、E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、3GPPにおいて、第3.9世代および第4世代向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、E-UTRAの拡張技術の技術検討及び規格策定が行われている。なお、E-UTRAは、Long Term Evolution(LTE:登録商標)とも称し、拡張技術をLTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)と称する事もある。
【0004】
また、NR(New Radio、またはNR Radio access)は、3GPPにおいて、第5世代(5th Generation:5G)向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、NRの拡張技術の技術検討及び規格策定が行われている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP TS 38.300 v16.4.0,"NR;NR and NG-RAN Overall description; Stage 2" pp10-134
3GPP TS 36.300 v16.4.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN);Overall description; Stage 2" pp19-362
3GPP TS 38.331 v16.3.1,"NR;Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications"pp21-881
3GPP TS 36.331 v16.3.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications" pp25-1015
3GPP TS 37.340 v16.4.0,"EvolvedUniversal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and NR; Multi-Connectivity; Stage 2" pp7-77
3GPP TS 38.321 v16.3.0, "NR;Medium Access Control (MAC) protocol specification" pp8-152
R2-2111291, “Report on LTE legacy, 71 GHz, DCCA, Multi-SIM and RAN slicing”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
NRの拡張技術として大容量のデータ通信を可能とするために、複数のセルグループを用いて一つまたは複数の基地局装置と端末装置とが通信するデュアルコネクティビティ(マルチコネクティビティとも称する)技術がある。このデュアルコネクティビティでは、それぞれのセルグループで通信を行うために、端末装置はそれぞれのセルグループにおいて自分宛のメッセージの有無をモニタする必要がある。大容量のデータ通信が発生したときに端末装置が低遅延で通信できるように、端末装置は常に複数のセルグループのモニタを行う必要があり、多くの電力を消費する問題があった。そのため、一部のセルグループの
モニタを低頻度で行う、または停止する技術(セルグループの不活性化(Deactivated)
技術)の検討が開始された。
【0007】
非特許文献7では、SCGが不活性状態である時、SCGベアラに上りリンクデータが発生した際に、UEがMNに通知を行うことが合意された。しかしながら、SCGが不活性状態である
時に、SCGベアラに発生したすべての上りリンクデータに対して、UEがMNに通知を行うこ
とは非効率である。
【0008】
本発明の一態様は、上記した事情に鑑みてなされたもので、通信制御を効率的に行うことができる端末装置、方法、集積回路を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、以下のような手段を講じた。すなわち本発明の一態様は、MCGとSCGを用いて基地局装置と通信する端末装置であって、処理部を備え、前記SCGが不活性状態である時、前記処理部は、SCGベアラの(ベアラタイプがSCGベアラである)DRBで送信する上りリンクデータが発生したかどうかを判断し、前記SCGベ
アラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、前記SCGベアラのDRB
で送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB1を介して前記基地局装置に通知する。
【0010】
また本発明の一態様は、MCGとSCGを用いて基地局装置と通信する端末装置の方法であって、前記SCGが不活性状態である時、SCGベアラの(ベアラタイプがSCGベアラである)DRBで送信する上りリンクデータが発生したかどうかを判断し、前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したと判断した場合、前記SCGベアラのDRBで送信する上りリンクデータが発生したことを、SRB1を介して前記基地局装置に通知する。
(【0011】以降は省略されています)
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