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公開番号
2024178530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096719
出願日
2023-06-13
発明の名称
クッション体
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
D06M
17/00 20060101AFI20241218BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】耐久性とクッション性に優れるだけでなく、湾曲した物品や身体の曲面部であってもそれら曲面に沿って滑らかに湾曲して一様なクッション性及び保温性を発揮することができるクッション体を提供すること。
【解決手段】立体編地1と、前記立体編地1に積層して配置される不織布2とを備え、前記立体編地1は表側地編組織11と裏側地編組織12とを連結糸13・13…で繋いだ構成、または表側地編組織11とパイル組織15・15…とから構成され、前記立体編地1と前記不織布2とが厚み方向に積層一体化されており、前記立体編地1における表側地編組織11その反対面の組織の何れにおいても、前記不織布2以上に大きく伸縮可能である構成とした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
立体編地と、前記立体編地に積層して配置される不織布とを備え、
前記立体編地は表側地編組織と裏側地編組織とを連結糸で繋いだ構成、または表側地編組織とパイル組織とから構成され、
前記立体編地と前記不織布とが厚み方向に積層一体化されており、
前記立体編地における表側地編組織及びその反対面の組織の何れにおいても、面方向の伸縮性が前記不織布より大きいことを特徴とする、クッション体。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記立体編地における不織布が積層される面の反対面は、面ファスナーが係合可能な編組織が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のクッション体。
【請求項3】
前記立体編地における前記不織布が接着される側の編地には編組織によって形成される孔が無いことを特徴とする、請求項1または2に記載のクッション体。
【請求項4】
表側地編組織と裏側地編組織とを連結糸で繋いで構成される立体編地と、前記立体編地に積層して配置される不織布とを備え、
前記立体編地は、第一の立体編地と、前記第一の立体編地よりも厚み方向の弾性が高い第二の立体編地とが積層一体化されてなり、
前記第一の立体編地における前記第二の立体編地の対向面側に前記不織布が積層一体化されており、
前記第一の立体編地及び第二の立体編地における表側地編組織及び裏側地編組織の何れにおいても、面方向の伸縮性が前記不織布より大きいことを特徴とする、クッション体。
【請求項5】
前記第一の立体編地における前記第二の立体編地の対向面側に第一の不織布が積層一体化され、
前記第一の立体編地と前記第二の立体編地の間には第二の不織布が積層一体化されていることを特徴とする、請求項4に記載のクッション体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷重による圧力を分散させて物品を保護したり、衝撃から身体を保護したりするために、物品に巻き付けて使用するためのクッション体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
天然繊維や合成繊維を接着剤や繊維自体の融着力で接合させて作る布に「不織布」がある。不織布は、製織・編成・製紙によることなく、機械的・化学的・熱的方法で繊維を絡み合わせて構成していることから、繊維同士の接合が緩やかであり、曲がりやすく柔らかい。また、繊維の多くは平面方向に配向しているため、触れても繊維が刺さるような不快感が少ないという特徴もある。そのうえ、適度な反発力をも有していることから、クッションの素材として広く用いられている。
【0003】
しかし、不織布は、繊維が絡み合って形状を保持していることから、厚み方法に繰り返し荷重を受けたり、継続的な荷重を受けたりすると、絡み合うことで生じていた繊維間の隙間が徐々に減少していく。そのため、不織布のみにより構成されたクッションでは、使用することで反発力が低下してクッションとしての機能を失ってしまうという問題がある。
【0004】
そこで、従来においては、肌触りが良く適度な弾性及び撓み量(以下、「クッション性」という)を有する不織布と、繰り返し荷重を受けてもクッション性を維持することができる立体編地とを組み合わせたクッション体が開発されている。
例えば、特許文献1には、床ずれを防止することを目的としたマットであって、立体編地と、吸水速乾布帛としての不織布とを接着した構成のマットの技術が開示されている。
【0005】
特許文献1の技術によれば、吸水速乾布帛(不織布)が、汗などの水分を素早く吸水・拡散するため常に低湿に保つことができるうえ、立体編地が体重を分散することで局所的に高圧となることがないため、床ずれになりにくいとされている。
【0006】
また、特許文献2では、ブラジャーパッドであって、洗濯により劣化することなく、肌あたりが良好であるうえ、一部が凹んだ場合であっても復元性の高いブラジャーパッドの技術が開示されている。
【0007】
特許文献2のブラジャーパッドは、表層部と、肌の側に配置される内層部とを備えている。表層部は立体編地であり、表面編目層と裏面編目層と、それらを立体的に連結する連結糸とから構成されている。内層部は不織布から構成されている。そして、表層部と内層部との間に熱接着剤を塗布し、重ね合わせた後プレスによりカップ状に熱圧縮成形してブラジャーパッドとする。
【0008】
特許文献2の技術によれば、従来の不織布のみからなるブラジャーパッドと異なり、肌に近い内側の部分である内層部には肌あたりの柔らかな不織布を用い、表層部には二重編目層構造の熱成形性の合成繊維の編物を用いている。このような構成により、バストの形態保持機能や肌側のソフトな感触を有するのみならず、保管時にカップ状部分に何らかの力が掛かったとしても凹んだままとならず、元のカップ状に戻る復元性を特に有しているとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平9-70339号公報
特開2000-226704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、荷重や衝撃によって不織布が厚さ方向に潰れきってしまうと、潰れた不織布を介して力が直接伝達してしまい、クッションとしての機能が損なわれてしまう。そのため、不織布をクッションの素材として使用する場合は、荷重や衝撃により潰れ切らない程度の十分な厚さの不織布を用いる必要がある。
ここで、厚手の不織布を湾曲させて物品に巻き付けたり衣服に取り付けたりすると、湾曲した不織布の外側の面は引き伸ばされ、内側の面は縮む。不織布は、繊維同士が絡み合って緩やかに接合しているため繊維間に隙間がある。不織布の繊維は、その隙間で弾性変形することができるため、ある程度の伸縮性を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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