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公開番号2025035461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142513
出願日2023-09-01
発明の名称洗濯用具
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 35/00 20060101AFI20250306BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】被洗物から剥離した土砂等の洗濯槽への流出を防止し、かつ被洗物への土砂等の再付着を防止できる洗濯用具。
【解決手段】布地の壁部20で囲まれた内部が収容室とされ、開閉可能な口部12を有する袋状の本体10を有し、壁部20は、第一の層と、第一の層よりも収容室側に位置する第二の層を有し、第一の層の平均繊維間空隙面積は、15,000μm2以上60,000μm2未満であり、第二の層の平均繊維間空隙面積は、60,000μm2以上150,000μm2未満であり、壁部20は、第二の層よりも前記収容室側に、第二の層よりも平均繊維間空隙面積の小さな層を有しないことよりなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
布地の壁部で囲まれた内部が収容室とされ、開閉可能な口部を有する袋状の本体を有し、
前記壁部は、第一の層と、前記第一の層よりも前記収容室側に位置する第二の層を有し、
前記第一の層の平均繊維間空隙面積は、15,000μm

以上60,000μm

未満であり、
前記第二の層の平均繊維間空隙面積は、60,000μm

以上150,000μm

未満であり、
前記壁部は、前記第二の層よりも前記収容室側に、前記第二の層よりも平均繊維間空隙面積の小さい層を有しない、洗濯用具。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記第一の層の目付は、45~60g/m

であり、
前記第二の層の目付は、20~40g/m

である、請求項1に記載の洗濯用具。
【請求項3】
前記第一の層の平均繊維間距離は、110~300μmであり、
前記第二の層の平均繊維間距離は、250~290μmである、請求項1又は2に記載の洗濯用具。
【請求項4】
前記壁部は、前記第二の層よりも前記収容室側に位置する第三の層を有し、
前記第三の層の平均繊維間空隙面積は、150,000μm

以上である、請求項1に記載の洗濯用具。
【請求項5】
前記第三の層の目付は、15~45g/m

である、請求項4に記載の洗濯用具。
【請求項6】
前記第三の層の平均繊維間距離は、900~3,300μmである、請求項4又は5に記載の洗濯用具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯用具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
運動靴、上履き、スリッパ等、水洗いができる靴類を洗濯機で洗濯したいという要求がある。しかし、靴類を単に洗濯機で洗濯すると、被洗物である靴類が洗濯槽に衝突して、靴類が損傷するおそれがある。加えて、靴類を単に洗濯機で洗濯すると、靴類に付着していた砂や土等(土砂)が洗濯槽に残留する、という問題がある。
こうした問題に対して、特許文献1には、特定の繊維間距離の袋体を有し、袋体には、弾性体のバッグ体が内装され又は外装された靴類の洗濯用具が提案されている。特許文献1の発明によれば、洗濯時の靴類の破損の防止と、洗濯槽への土砂の流出の防止を図っている。
また、特許文献2には、通水性ネットと靴収納容器と弾性浮き機構と靴外摩擦洗浄機構と靴内摩擦洗浄機構と内部摩擦洗浄機構固定部とを有する洗濯用具が提案されている。特許文献2の発明によれば、洗浄効果の向上と、洗濯時の靴類及び洗濯槽の破損の防止とが図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-342890号公報
特開2003-038891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、洗濯中に靴類から剥離した土砂等の粒子汚れ(以下、総じて「土砂等」ということがある)が被洗物である靴類に再付着して、期待する洗浄効果を得られないという問題があった。加えて、靴類に付着していた土砂等の洗濯槽への流出を防止したいという要求がある。
そこで、本発明は、被洗物から剥離した土砂等の洗濯槽への流出を防止し、かつ被洗物への土砂等の再付着を防止できる洗濯用具を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
布地の壁部で囲まれた内部が収容室とされ、開閉可能な口部を有する袋状の本体を有し、
前記壁部は、第一の層と、前記第一の層よりも前記収容室側に位置する第二の層を有し、
前記第一の層の平均繊維間空隙面積は、15,000μm

以上60,000μm

未満であり、
前記第二の層の平均繊維間空隙面積は、60,000μm

以上150,000μm

未満であり、
前記壁部は、前記第二の層よりも前記収容室側に、前記第二の層よりも平均繊維間空隙面積の小さい層を有しない、洗濯用具。
<2>
前記第一の層の目付は、45~60g/m

であり、
前記第二の層の目付は、20~40g/m

である、<1>に記載の洗濯用具。
<3>
前記第一の層の平均繊維間距離は、110~300μmであり、
前記第二の層の平均繊維間距離は、250~290μmである、<1>又は<2>に記載の洗濯用具。
<4>
前記壁部は、前記第二の層よりも前記収容室側に位置する第三の層を有し、
前記第三の層の平均繊維間空隙面積は、150,000μm

以上である、<1>に記載の洗濯用具。
<5>
前記第三の層の目付は、15~45g/m

である、<4>に記載の洗濯用具。
<6>
前記第三の層の平均繊維間距離は、900~3,300μmである、<4>又は<5>に記載の洗濯用具。
【発明の効果】
【0006】
本発明の洗濯用具によれば、被洗物から剥離した土砂等の洗濯槽への流出を防止し、かつ被洗物への土砂等の再付着を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る洗濯用具の正面図である。
図1のII-II端面図である。
本発明の一実施形態に係る洗濯用具の壁部の断面図である。
本発明の一実施形態に係る洗濯用具の壁部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(洗濯用具)
本発明の洗濯用具は、いわゆる洗濯用メッシュ袋であり、袋状の本体を有する。以下、本発明の洗濯用具について、図面を参照して説明する。
【0009】
図1の洗濯用具1は、平袋の本体10を有する。本体10は、正面視で、一方を長手とする四角形である。
本体10は、正面視四角形で、対向する一対の壁部20,20を有する。一対の壁部20は、長手方向の両端縁15と短手方向の両端縁14とで接合し、内部に収容室11を形成している(図2)。収容室11は、被洗物を収容する空間である。
本体10は、長手方向の一方の端縁15寄りに、開閉可能な口部12を有している。
【0010】
本実施形態において、端縁14は、1枚の布地を折り曲げた折曲縁でもよいし、対向する壁部20同士が貼り合わされ、又は縫い合わされて、形成されていてもよい。
同様に、本実施形態において、端縁15は、折曲縁でもよいし、対向する壁部20同士が貼り合わされ、又は縫い合わされて、形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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