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公開番号
2025103250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220514
出願日
2023-12-27
発明の名称
フィルター清掃装置及び乾燥機
出願人
株式会社コーワ
代理人
主分類
D06F
58/02 20060101AFI20250702BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】 塵埃の廃棄時に使用者の手が汚れるのを防ぐことができると共に、操作性と塵埃除去性能に優れたフィルター清掃装置を提供する。
【解決手段】 清掃機構7は、回動軸5の一端に形成されたピニオンギア5aと歯合して回動軸5の回動を、回動軸5の軸方向に対してラジアル方向への可動に変換するラックギア部材7aと、ラックギア部材7aと一部連動すると共に、ラックギア部材7aを往路方向に移動させる連結手段A8aと、ラックギア部材7aを復路方向に移動させる連結手段B8bとを有する押圧部材8とを備え、フィルター清掃装置10を通風ダクトから取り外した状態では、押圧部材8の往復方向への移動に対してラックギア部材7aが連動すると共に、フィルター清掃装置10を通風ダクトに装着した状態では、ラックギア部材7aの往復方向への移動に対して押圧部材8が連動しない構成とした。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
通風ダクトに連通可能に装着される本体ケースと、
前記本体ケースを通風ダクトに装着した状態で、
前記本体ケースの上面に設けられた、フィルターパネルと、
前記本体ケースの内部に設けられた塵埃を捕集する円弧状のフィルター体と、
前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、
前記通風路内に設置された回動軸と、
前記回動軸に備えられると共に、前記フィルター体に回動自在に当接し、該フィルター体に付着した塵埃を除去又は排出する清掃体と、
前記回動軸と連動して前記清掃体を可動させる清掃機構と、を有するフィルター清掃装置において、
前記清掃機構は、前記回動軸の一端に形成されたピニオンギアと歯合して前記回動軸の回動を、前記回動軸の軸方向に対してラジアル方向への可動に変換するラックギア部材と、
前記ラックギア部材と一部連動すると共に、該ラックギア部材を往路方向に移動させる連結手段Aと、前記ラックギア部材を復路方向に移動させる連結手段Bと、を有する押圧部材と、を備え、
前記フィルター清掃装置を前記通風ダクトから取り外した状態では、前記押圧部材の往復方向への移動に対して前記ラックギア部材が連動すると共に、
前記フィルター清掃装置を前記通風ダクトに装着した状態では、前記ラックギア部材の往復方向への移動に対して前記押圧部材が連動しないことを特徴とするフィルター清掃装置
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【請求項2】
連結手段Aは、押圧部材が外方へ開く回動移動をラックギア部材の往路方向への直線移動に変換するものであって、
連結手段Bは、前記押圧部材が内方へ閉じる回動移動を前記ラックギア部材の復路方向への直線移動に変換するものであることを特徴とする請求項1に記載のフィルター清掃装置
【請求項3】
連結手段Aは、押圧部材の一端に形成された突起部が、ラックギア部材の一端に形成されたガイド溝と嵌合しつつ、該ガイド溝の長手方向へスライド可能に固定されており、
フィルター清掃装置を通風ダクトに装着した状態では、前記ラックギア部材の往復方向への移動時に突起部が押圧されないことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター清掃装置
【請求項4】
連結手段Aは、ラックギア部材と当接し往復方向への移動を支える支持部材を有し、該支持部材は、前記ラックギア部材を挟みピニオンギアと対向する面を含む少なくとも2面以上と当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター清掃装置
【請求項5】
連結手段Bは、押圧部材と連結軸を介して可動するクランプ部材であって、
該クランプ部材は、突状片を有し、
前記押圧部材を内方に閉じた状態では、前記突状片が押圧されて、前記クランプ部材が前記ラックギア部材の可動領域と干渉しない位置に可動し、
前記押圧部材を外方に開いた状態では、前記突状片が解放されて、前記クランプ部材が前記ラックギア部材の可動領域と干渉する位置に可動することを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター清掃装置
【請求項6】
乾燥機本体と、該乾燥機本体に回転自在に配置され、衣類などを収容する回転ドラムと、該回転ドラム内に温風を送風する送風手段と、加熱手段と、通風ダクトと、を有し、
前記回転ドラム内に、前記送風手段及び前記加熱手段により発生した温風を、前記通風ダクトを経由して循環供給して衣類などを乾燥可能とすると共に、前記乾燥機本体の上面部又は前面部に形成された取出口から出し入れ可能であって、前記通風ダクトの前記回転ドラムからの排気側に請求項1~5のいずれか1項に記載のフィルター清掃装置を備えた乾燥機
【請求項7】
フィルター清掃装置は、乾燥機本体への装着状態では、フィルターパネルが取出口を塞ぐ位置に固定されると共に、押圧部材は前記フィルターパネルの側方であって、上下方向側から視て前記取出口の内側に配置されており、
前記フィルター清掃装置を通風ダクトから取り外した状態では、前記押圧部材は、前記フィルターパネルの側方側に往復可動し、
前記フィルター清掃装置を前記通風ダクトに装着した状態では、前記押圧部材は、側方側に往復可動しないことを特徴とする請求項6に記載の乾燥機
【請求項8】
フィルターパネルは、外面が略四角形状に形成されていると共に、
押圧部材は、一端に開閉操作時に把持するためのつまみ部を有し、該つまみ部が、前記フィルターパネルの外面の一部であって、4隅のいずれかの角部近傍に配置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の乾燥機
【請求項9】
押圧部材は、一端に開閉操作時に把持するためのつまみ部を有し、
フィルター清掃装置を通風ダクトに装着した状態では、前記つまみ部はフィルターパネルの内面側に配置されると共に、外方より操作できないことを特徴とする請求項6又は7に記載の乾燥機
【請求項10】
押圧部材は、フィルターパネル又は本体ケースに対して固定軸により回動可能に連結されていると共に、
前記押圧部材は、一端に開閉操作時に把持するためのつまみ部を有すると共に、前記固定軸と前記つまみ部との間に、ラックギア部材と連結軸を介して連結する分岐部を有し、
前記固定軸からつまみ部までの直線距離Aと、前記固定軸から前記分岐部の根元までの直線距離Bとの関係は、直線距離Bが直線距離Aの略1/2以下であることを特徴とする請求項6又は7に記載の乾燥機
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置と、このフィルター清掃装置を備えた乾燥機に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から塵埃を捕集するフィルターが設置され、このフィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載のフィルター清掃装置は、塵埃を捕集する円弧状のフィルター体と、前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、前記通風路内に設置された回動軸と、前記回動軸に備えられると共に、前記フィルター体に回動自在に当接し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、前記清掃体の往路終端位置の近傍に開口を有する塵埃収容部と、通風側に設けられた蓋体とを有しており、前記蓋体は、通風孔が形成されていると共に、底板と連結するヒンジにより開閉自在に設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7060236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載のフィルター清掃装置では、塵埃収容部に蓄積されたリントの廃棄作業において、使用者が蓋体を開ける必要があり、その際に手が汚れるという課題を有するものであった。また、蓋体の開閉を行うレバーがフィルター清掃装置の側面に設置されたフィルター清掃装置も知られているが、該フィルター清掃装置を乾燥機に設置した状態において、蓋体の開閉を行うレバーの可動を防ぐため、乾燥機側の駆動源を利用して清掃体の回動軸を回動させてフィルターの自動清掃を行う機能を持たせることは避けられていた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、塵埃の廃棄時に使用者の手が汚れるのを防ぐことができると共に、操作性と塵埃除去性能に優れたフィルター清掃装置及び乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、通風ダクトに連通可能に装着される本体ケースと、前記本体ケースを通風ダクトに装着した状態で、前記本体ケースの上面に設けられた、フィルターパネルと、前記本体ケースの内部に設けられた塵埃を捕集する円弧状のフィルター体と、前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、前記通風路内に設置された回動軸と、前記回動軸に備えられると共に、前記フィルター体に回動自在に当接し、該フィルター体に付着した塵埃を除去又は排出する清掃体と、前記回動軸と連動して前記清掃体を可動させる清掃機構と、を有するフィルター清掃装置において、前記清掃機構は、前記回動軸の一端に形成されたピニオンギアと歯合して前記回動軸の回動を、前記回動軸の軸方向に対してラジアル方向への可動に変換するラックギア部材と、前記ラックギア部材と一部連動すると共に、該ラックギア部材を往路方向に移動させる連結手段Aと、前記ラックギア部材を復路方向に移動させる連結手段Bと、を有する押圧部材と、を備え、前記フィルター清掃装置を前記通風ダクトから取り外した状態では、前記押圧部材の往復方向への移動に対して前記ラックギア部材が連動すると共に、前記フィルター清掃装置を前記通風ダクトに装着した状態では、前記ラックギア部材の往復方向への移動に対して前記押圧部材が連動しないことを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、フィルター清掃装置を通風ダクトから取り外した状態では、押圧部材の往復方向への移動に対してラックギア部材が連動すると共に、フィルター清掃装置を通風ダクトに装着した状態では、ラックギア部材の往復方向への移動に対して押圧部材が連動しない構成としている。これにより、塵埃の廃棄時は、押圧部材の操作により使用者の手を汚すことなく簡単に塵埃を排出させることができると共に、自動清掃時は、安全性を確保した上で、優れた操作性と塵埃除去性能を発揮させることができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、連結手段Aは、押圧部材が外方へ開く回動移動をラックギア部材の往路方向への直線移動に変換するものであって、連結手段Bは、前記押圧部材が内方へ閉じる回動移動を前記ラックギア部材の復路方向への直線移動に変換するものであることを特徴としている。これにより、押圧部材は、初期位置から外方へ開く回動移動と、内方へ閉じる回動移動を経て初期位置に戻ることとなり、この間に清掃体がフィルター体を往復清掃することができるので、塵埃除去性能を向上させることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、連結手段Aは、押圧部材の一端に形成された突起部が、ラックギア部材の一端に形成されたガイド溝と嵌合しつつ、該ガイド溝の長手方向へスライド可能に固定されており、フィルター清掃装置を通風ダクトに装着した状態では、前記ラックギア部材の往復方向への移動時に突起部が押圧されないことを特徴としている。これにより、自動清掃時に押圧部材が回動することなく、簡易な構造で、安全性を確保することができると共に、塵埃除去性能を発揮させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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