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公開番号2025124387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020400
出願日2024-02-14
発明の名称衣類乾燥機
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類D06F 58/02 20060101AFI20250819BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】衣類乾燥機の上方の空間がなくても機器の取外し・取付を可能にする、美観に優れた衣類乾燥機を提供すること。
【解決手段】排湿口41を有する外装部2と、回転ドラム31と、回転ドラム31内で発生する湿気を含む加熱空気が通流する排湿経路42と、加熱空気を、回転ドラム31及び排湿経路42を介して外装部2の外部に排気する排湿ファン34と、を備える衣類乾燥機1であって、外装部2の内部空間46に連通する点検口47、及び点検口47を覆う着脱自在な点検蓋48を備え、排湿経路42は、一端は回転ドラム31に連通接続され、他端は外装部2の排湿口41に連通接続されており、排湿管5又は排湿口41に取り付けられた接続部材が、外装部2の外部側から排湿口41に対応する位置に位置する状態で、接続部材を外装部2の内部空間46側から排湿口41に接続固定可能な接続構造を備える、衣類乾燥機。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排湿口を有する外装部と、
衣類を収容して乾燥させる回転ドラムと、
前記回転ドラム内で発生する湿気を含む加熱空気が通流する排湿経路と、
前記加熱空気を、前記回転ドラム及び前記排湿経路を介して前記外装部の外部に排気する排湿ファンと、を備える衣類乾燥機であって、
前記外装部の内部空間に連通する点検口、及び前記点検口を覆う着脱自在な点検蓋を備え、
前記排湿経路は、一端は前記回転ドラムに連通接続され、他端は前記外装部の前記排湿口に連通接続されており、
排湿管又は前記排湿口に取り付けられた接続部材が、前記外装部の外部側から前記排湿口に対応する位置に位置する状態で、前記接続部材を前記外装部の前記内部空間側から前記排湿口に接続固定可能な接続構造を備える、衣類乾燥機。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記接続部材は、前記排湿管に取り付けられた排湿管側接続部材である、請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項3】
前記接続部材は、前記排湿口に取り付けられた排湿口側接続部材である、請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項4】
前記排湿口は、前記外装部の平面視において、前記外装部の上面のうち後方側に配置されており、
前記排湿経路のうち少なくとも前記排湿口に接続される部分の経路は、前記外装部の平面視において、前記内部空間内の後方側に配置されており、
前記点検蓋は、前記外装部の前面側に配置されている、請求項2又は3に記載の衣類乾燥機。
【請求項5】
前記内部空間は、前記外装部の正面視において、前記外装部の左上又は右上のいずれか一方に配置されている、請求項4に記載の衣類乾燥機。
【請求項6】
前記排湿経路は、第1排湿経路と、第2排湿経路とを備える一体的に形成された配管であり、
前記第1排湿経路は、一端は前記回転ドラムに前方側で連通接続され、他端は前記回転ドラムに沿って後方に延びており、
前記第2排湿経路は、前記排湿経路のうち少なくとも前記排湿口に接続される部分の経路であり、一端は前記第1排湿経路に連続し、他端は上下方向に延びている、請求項5に記載の衣類乾燥機。
【請求項7】
前記排湿経路は、第1排湿経路と、第2排湿経路と、第3排湿経路と、を備える一体的に形成された配管であり、
前記第1排湿経路は、一端は前記回転ドラムに前方側で連通接続され、他端は前記回転ドラムに沿って後方に延びており、
前記第2排湿経路は、前記排湿経路のうち少なくとも前記排湿口に接続される部分の経路であり、他端は水平方向に延びており、
前記第3排湿経路は、一端は前記第1排湿経路に連続し、他端は前記第2排湿経路に連続している、請求項5に記載の衣類乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、湿気を含む加熱空気の排気・排湿経路を備える衣類乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
衣類乾燥機は衣類を収納する回転ドラムを有し、回転ドラムを回転させて衣類を動かしながら、加熱した空気を当てることにより衣類に含まれる水蒸気を分離させている。衣類乾燥機には、電気式とガス式の2つの乾燥方式がある。電気式は、電気を使用し、内部に備えたヒーターで衣類を乾燥するヒーター式と、空気を熱交換器により温風に変えて衣類を乾燥するヒートポンプ式がある。ガス式は、ガスを使用して約80~100℃の加熱空気により衣類を乾燥する。また、衣類乾燥機で発生する水蒸気を含む空気は、本体から外部に放出する必要がある。電気式の衣類乾燥機で発生する水蒸気を含む空気は、外気若しくは水で除湿したうえで室内に排気している。ガス式の衣類乾燥機を室内で利用する場合、衣類乾燥機本体に排湿口を設け、排湿口に排湿管を接続し、排湿管を屋外まで設置して、湿気を含んだ加熱空気を屋外に排出している。
従来、特許文献1に示すように、衣類乾燥機の排湿口は、美観のために機器本体の上方後部に設けられることが多い。また、衣類乾燥機は洗濯機の上方に取り付けられることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-99459号公報
特開平10-179993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗濯機の取り扱い性をよくするため、洗濯機と衣類乾燥機との間のスペースを確保する必要がある。そのため、衣類乾燥機の上面と天井との間のスペースが小さくなり、衣類乾燥機の上面に設けた排湿口と排湿筒を接続する作業等を行うためのスペースが小さくなる。その結果、機器本体を取り付ける際の作業性が悪くなり、また、機器の故障時や取替時においても、機器本体を取り外す際の作業性が悪くなる。しかし、作業性をよくするために機器上方にメンテナンスのためのスペースを設けると、設置条件が厳しくなる。
【0005】
特許文献2には、多くの空間を必要とせずかつ美観に優れた排湿方向変更装置および衣類乾燥機に関する技術であり、排出口の位置を任意に変更することによりガスの流れの方向を任意に変更することができる排湿室を備えることで、排湿室の厚さが薄くてもガスの流れ方向を変更することができ、衣類乾燥機の上方に空間の余裕がなくとも容易に設置することができることが開示されている。しかし、特許文献2の場合であっても、機器本体の排湿管への取り付け作業、機器本体を排湿管から取り外す作業が困難である。
【0006】
また、排湿口を機器本体の前面に設ける構成とすると、機器本体を取り外しやすくなるが、配管が前面にあることで圧迫感があり美観が損なわれる。また、使用者が排湿管に触れやすくなることで、排湿管が外れて湿気を含んだ加熱空気が屋内に滞留して室内温度や湿度が上昇する恐れがある。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、衣類乾燥機の上方の空間がなくても機器の取外し・取付を可能にする、美観に優れた衣類乾燥機を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る衣類乾燥機の特徴構成は、
排湿口を有する外装部と、
衣類を収容して乾燥させる回転ドラムと、
前記回転ドラム内で発生する湿気を含む加熱空気が通流する排湿経路と、
前記加熱空気を、前記回転ドラム及び前記排湿経路を介して前記外装部の外部に排気する排湿ファンと、を備える衣類乾燥機であって、
前記外装部の内部空間に連通する点検口、及び前記点検口を覆う着脱自在な点検蓋を備え、
前記排湿経路は、一端は前記回転ドラムに連通接続され、他端は前記外装部の前記排湿口に連通接続されており、
排湿管又は前記排湿口に取り付けられた接続部材が、前記外装部の外部側から前記排湿口に対応する位置に位置する状態で、前記接続部材を前記外装部の前記内部空間側から前記排湿口に接続固定可能な接続構造を備える点にある。
【0009】
回転ドラム内に収容した衣類は、加熱手段により導入された加熱空気により乾燥させられる。そして、回転ドラム内で衣類から生じる湿気を含んだ加熱空気は、排湿経路に設けた排湿ファンによって回転ドラム、排湿経路の順に通り、外装部に設けた排湿口に接続した排湿管を経て屋外に排出される。ここで、衣類乾燥機の上方や側方の空間が小さい状態では、取付時の作業性が悪い。また、機器が故障したときや買替時においても、機器を取り外す際の作業性が悪い。
【0010】
上記特徴構成によれば、外装部の内側に内部空間を有しており、外装部には内部空間に連通する点検口と、当該点検口を覆う着脱自在な点検蓋を設けている。作業者は点検蓋を取り外すことで、点検口を介して外装部の内部空間に手を入れることができる。また、排湿管又は排湿口には接続部材が備えられ、内部空間側から接続部材を排湿口の位置で接続固定可能な接続構造を備えている。よって、作業者は内部空間に手を入れ、内部空間側から接続部材と外装部との接続固定操作をしたり、接続固定解除操作をしたりできる。
従って、上記特徴構成を備える衣類乾燥機は、衣類乾燥機の上方の空間がなくても機器の取外し・取付が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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