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公開番号2025135924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034008
出願日2024-03-06
発明の名称洗濯機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 39/14 20060101AFI20250911BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】蓋が開口部を閉じるまでに要する時間を効率的に調整する。
【解決手段】洗濯機は、洗濯機本体と、洗濯機本体の上部に設けられ洗濯機本体の内部と外部とを連通する開口部と、開口部を開閉する蓋と、開口部を開く方向に蓋を付勢する付勢部材と、開口部を閉じる方向に対する蓋の回動運動を減衰させる減衰装置と、開口部を閉じる方向に対する蓋の回動運動の速度を調整する調整部材と、を備え、調整部材は、蓋の重量を調整する蓋重量調整部材と、蓋重量調整部材とは異なる位置に設けられ蓋の回動運動の速度を増加させるトルク調整部材と、を有し、トルク調整部材は、減衰装置の減衰力が所定以上又は所定を超えている場合に設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
洗濯機本体と、
前記洗濯機本体の上部に設けられ前記洗濯機本体の内部と外部とを連通する開口部と、
前記開口部を開閉する蓋と、
前記開口部を開く方向に前記蓋を付勢する付勢部材と、
前記開口部を閉じる方向に対する前記蓋の回動運動を減衰させる減衰装置と、
前記開口部を閉じる方向に対する前記蓋の前記回動運動の速度を調整するための調整部材と、を備え、
前記調整部材は、前記蓋の重量を調整するための蓋重量調整部材と、前記蓋重量調整部材とは異なる位置に設けられ前記蓋の前記回動運動の速度を増加させるトルク調整部材と、を有し、
前記トルク調整部材は、前記減衰装置の減衰力が所定以上又は所定を超えている場合に設けられる、
洗濯機。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記調整部材は、前記蓋の内部に設けられる、
請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記蓋重量調整部材は、前記蓋の重心を含む部分に設けられ、
前記トルク調整部材は、前記蓋の重心よりも先端側に設けられる、
請求項1に記載の洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、縦型洗濯機において、蓋が開口部を閉じる閉動作を安定化するために、蓋にバランサ部材を設けることが行われている。従来構成では、蓋にバランサ部材を設けて、蓋の重量を増加させることで、蓋が開口部を閉じる閉動作を安定化させることが図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-033925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、蓋の閉動作が安定しない要因としては、蓋の重量のバラつきの他に、蓋に設けられたダンパ又はばね部材の品質上のバラつき等が考えられる。ところで、従来構成では、バランサ部材によって蓋の重量の調整を行う際に、蓋の閉動作が安定しない要因を具体的に考慮していないため、蓋が開口部を閉じるまでに要する時間を調整することが難しかった。このため、蓋が開口部を閉じるまでに要する時間を調整するという点において改善の余地があった。
【0005】
そこで、蓋が開口部を閉じるまでに要する時間を効率的に調整することができる洗濯機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の洗濯機は、洗濯機本体と、前記洗濯機本体の上部に設けられ前記洗濯機本体の内部と外部とを連通する開口部と、前記開口部を開閉する蓋と、前記開口部を開く方向に前記蓋を付勢する付勢部材と、前記開口部を閉じる方向に対する前記蓋の回動運動を減衰させる減衰装置と、前記開口部を閉じる方向に対する前記蓋の前記回動運動の速度を調整する調整部材と、を備え、前記調整部材は、前記蓋の重量を調整する蓋重量調整部材と、前記蓋重量調整部材とは異なる位置に設けられ前記蓋の前記回動運動の速度を増加させるトルク調整部材と、を有し、前記トルク調整部材は、前記減衰装置の減衰力が所定以上又は所定を超えている場合に設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態による洗濯機について、蓋が閉じた状態の洗濯機の外観を示す斜視図
一実施形態による洗濯機について、蓋が開いた状態の洗濯機の外観を示す斜視図
一実施形態による洗濯機について、カバー部材を取り外した状態の回動軸部の構成の一例を示す図
一実施形態による洗濯機について、付勢部材の付勢力及び減衰装置の抵抗力の組み合わせと蓋が開口部を閉じるのに要する時間との関係を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態による洗濯機について、図面を参照しながら説明する。図1に示す洗濯機1は、衣類に対して洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の処理を施すことができる。洗濯機1は、図示しない水槽の中心軸及び回転槽の回転軸が上下方向に向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。なお、洗濯機1は、乾燥機能を備えていない構成であっても良い。以下の説明では、洗濯機1に対してユーザ側を洗濯機1の前側とし、前側とは反対側を洗濯機1の後側とする。本実施形態において、前後方向とは、洗濯機1を床面に設置した状態における前後方向を意味する。また、洗濯機1の重力方向に対する上下方向を、洗濯機1の上下方向とし、洗濯機1をユーザ側から見た場合における左右方向を、洗濯機1の左右方向とする。
【0009】
洗濯機1は、洗濯機本体10、蓋20、及び操作表示装置30を備えている。洗濯機本体10は、図1に示すように、全体として矩形の箱状に構成されており、洗濯機1の外郭を構成している。洗濯機本体10は、外箱11及びトップカバー12を有している。外箱11は、例えば鋼板等によって略矩形の箱状に形成されており、上側が開口している。外箱11内には図示しない収容槽としての水槽及び回転槽が収容されている。なお、洗濯機1は、詳細は図示しないが、水槽内に給水を行うための給水機構等を備えている。トップカバー12は、外箱11の上部に設けられている。図2に示すように、トップカバー12は、その内側に開口部121を有している。開口部121は、洗濯機本体10の内部と外部とを連通する。開口部121は、洗濯物を出し入れするための開口である。
【0010】
蓋20は、図1から図3に示すように、例えば全体として略矩形板状に構成されている。蓋20は、図1及び図2に示すように、トップカバー12の上部に回動可能に設けられている。蓋20は、トップカバー12の開口部121を開閉する。トップカバー12の上部には、蓋支持部122が設けられている。蓋支持部122は、開口部121の周囲に位置しており、例えば平面状に形成されている。蓋支持部122は、開口部121を閉じた状態の蓋20を下方から支持する。また、蓋20は、開口部121を閉鎖している状態つまり閉状態において、ユーザ側つまり前方へ向かって下降傾斜している。蓋20は、洗濯機1の前方へ向かって下降傾斜したものに限らず、床面に対して水平となるように設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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