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公開番号
2025150893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052048
出願日
2024-03-27
発明の名称
赤外線遮蔽繊維構造物
出願人
住友金属鉱山株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06M
11/48 20060101AFI20251002BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】赤外線による盗撮の防止機能を有し、耐薬品特性にも優れた赤外線遮蔽繊維構造物を提供する。
【解決手段】赤外線遮蔽繊維構造物であって、
有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子と、繊維と、を含む生地を有し、
前記有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子は、赤外線遮蔽粒子と、前記赤外線遮蔽粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆用樹脂と、を有しており、
前記赤外線遮蔽繊維構造物の単位面積当たりの前記赤外線遮蔽粒子の含有量が0.10g/m
2
以上4.5g/m
2
以下である、赤外線遮蔽繊維構造物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線遮蔽繊維構造物であって、
有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子と、繊維と、を含む生地を有し、
前記有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子は、赤外線遮蔽粒子と、前記赤外線遮蔽粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆用樹脂と、を有しており、
前記赤外線遮蔽繊維構造物の単位面積当たりの前記赤外線遮蔽粒子の含有量が0.10g/m
2
以上4.5g/m
2
以下である、赤外線遮蔽繊維構造物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子が、前記繊維の表面および内部から選択された1以上の位置に配置されている、請求項1に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項3】
前記生地の表面および内部から選択された1以上の位置に配置された樹脂硬化膜をさらに有し、
前記樹脂硬化膜は、前記有機無機ハイブリッド赤外線遮蔽粒子を含む請求項1に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項4】
前記被覆用樹脂が、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂、フッ素樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合体樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂から選択された1種類以上を含有する請求項1に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項5】
前記被覆用樹脂が、光硬化樹脂であり、該光硬化樹脂が紫外線、可視光線、赤外線のいずれかの光の照射により硬化する樹脂を含有する請求項1に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項6】
前記赤外線遮蔽粒子が、一般式M
x
W
y
O
z
(元素MはH、He、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iのうちから選択された1種類以上、0.001≦x/y≦1、2.0≦z/y<4.0)で表される複合タングステン酸化物を含有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項7】
前記繊維が合成繊維、半合成繊維、天然繊維、再生繊維、無機繊維から選択された1種類以上を含む請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項8】
前記合成繊維が、ポリウレタン繊維、ポリアミド系繊維、アクリル系繊維、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリエーテルエステル系繊維から選択された1種類以上を含む請求項7に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項9】
前記半合成繊維がセルロース系繊維、タンパク質系繊維、塩化ゴム、塩酸ゴムから選択された1種類以上を含む請求項7に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項10】
前記天然繊維が植物繊維、動物繊維、鉱物繊維から選択された1種類以上を含む請求項7に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線遮蔽繊維構造物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自然光を光源として用い、特殊なフィルターを装着した撮像素子等で人体を撮影すると、自然光に含まれる赤外線により衣類を透過した状態で人体を撮影できる現象が知られるようになっている。そして、上記現象を利用した犯罪行為、いわゆる盗撮が社会問題となっている。
【0003】
上記問題を解決するため、赤外線を吸収または反射する赤外線遮蔽繊維を製造し、この赤外線遮蔽繊維を加工して成る衣類が検討、開発されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、アントラキノン系、インジゴ系、ベンゾキノン系、ナフトキノン系もしくはフタルシアニン系から選ばれる一種以上の赤外線吸収剤を芯鞘型合成繊維に付着させてなる編地が開示されている。
【0005】
特許文献2には、人体に密着使用される下着等に用いられる布帛面に、適宜手段によって、金属又は炭化物又は金属炭化物、又はセラミック、を素材とする薄膜を形成させ、該薄膜によって、赤外線を、反射又は吸収し、透撮防止を可能とした、透撮防止用布帛又は衣類が開示されている。
【0006】
特許文献3には、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子を、表面および/または内部に含有する近赤外線吸収繊維や、該近赤外線吸収繊維が加工されてなる繊維製品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-223171号公報
特開2005-42252号公報
国際公開第2006/049025号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1、2のいずれにおいても、耐薬品特性が十分ではなく、例えば洗濯等で繰り返し洗剤などの薬品に接触することで、赤外線による盗撮の防止機能が低下する恐れがあった。
【0009】
特許文献3は、低コストで保温性を有する繊維、および当該繊維を用いた繊維製品に関する発明であり、特許文献1等のように赤外線による透視撮影を防ぐことを目的としたものではない。このため、特許文献3の近赤外線吸収繊維や、繊維製品は、赤外線による透視撮影を防ぐ目的に転用できるものではなかった。
【0010】
そこで、本発明の一側面では、赤外線による盗撮の防止機能を有し、耐薬品特性にも優れた赤外線遮蔽繊維構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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