特許ウォッチ

公開番号2025082443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195760
出願日2023-11-17
発明の名称洗濯機
出願人株式会社ナノバブル研究所
代理人個人
主分類D06F 37/12 20060101AFI20250522BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】製造コストを抑えつつ、微細気泡を洗濯に用いることが可能な洗濯機を提案する。
【解決手段】縦型の洗濯機1は、外槽20、外槽20内に配置され、多数の通水孔21aが形成された洗濯槽21、及び洗濯槽21の底部に配置されたパルセータ23を備えている。外槽20の内周面20b、洗濯槽21の外周面21b、及びパルセータ23の底面23bのうちの一つ以上に、Rz(10点平均粗さ)が5μm≦Rz≦500μm、の条件を満たす凸凹が形成された凸凹形成部が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
洗濯水により、洗濯物を洗濯する洗濯機において、
前記洗濯物が投入される洗濯槽と、
前記洗濯槽を囲む内部形状に形成され、前記洗濯槽との間で前記洗濯水の流出入が可能な外槽と、
前記洗濯槽を回転駆動する駆動モータと、
前記洗濯水と接する場所に配置され、１０点平均粗さＲｚが５μｍ≦Ｒｚ≦５００μｍの範囲内である条件を満たす凸凹が形成された凸凹形成部と、
を備えた洗濯機。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記洗濯水と接する場所に配置され、前記１０点平均粗さＲｚが５００μｍ＜Ｒｚ≦１０ｍｍの範囲内である他の条件を満たす凸凹が形成された他の凸凹形成部、を更に備える、
請求項１に記載の洗濯機。
【請求項３】
前記凸凹形成部、及び前記他の凸凹形成部のうちの少なくとも一方が配置された前記場所として、前記洗濯槽の前記外槽と対向する外周面、及び前記外槽の前記洗濯槽と対向する内周面のうちの少なくとも一方が含まれる、
請求項１、または２に記載の洗濯機。
【請求項４】
前記洗濯槽の内部に配置されたパルセータを備え、
前記凸凹形成部、及び前記他の凸凹形成部のうちの少なくとも一方が配置された前記場所として、前記パルセータの底面が含まれる、
請求項１、または２に記載の洗濯機。
【請求項５】
前記凸凹形成部に形成された前記凸凹のうちで、前記条件を満たす前記凸凹が占める割合、及び前記他の凸凹形成部に形成された前記凸凹のうちで、前記他の条件を満たす前記凸凹が占める割合のうちの少なくとも一方は、１０パーセント以上である、
請求項１、または２に記載の洗濯機。
【請求項６】
洗濯水により、洗濯物を洗濯する洗濯機において、
前記洗濯物が投入される洗濯槽と、
前記洗濯槽を囲む内部形状に形成され、前記洗濯槽との間で前記洗濯水の流出入が可能な外槽と、
前記洗濯槽を回転駆動する駆動モータと、
前記洗濯水と接する場所に配置され、１０点平均粗さＲｚが５μｍ≦Ｒｚ≦５００μｍの範囲内である第１の条件、及び前記１０点平均粗さＲｚが５００μｍ＜Ｒｚ≦１０ｍｍの範囲内である第２の条件のうちの少なくとも一方を満たす凸凹が形成された凸凹形成部と、
を備えた洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
微細気泡、より具体的にはマイクロバブル、或いはナノバブルに高い洗浄力があることが知られている。また、消臭の効果があることも知られている。このような利点に着目し、近年、微細気泡を生成可能な洗濯機が考えられている（例えば、特許文献１参照）。なお、マイクロバブルは、ＩＳＯ（International Organization for Standardization）規格では直径が１～１００μｍの気泡と定義されている。ナノバブルは、厳密な定義は応用分野や生成方法によって異なるが、一般的には直径が１μｍ以下の気泡とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１８０４７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の洗濯機では、微細気泡の生成のために、専用の装置を搭載させている。しかし、専用の装置の搭載により、洗濯機の製造コストは大きく上昇する。このことから、微細気泡を生成可能な洗濯機では、製造コストを抑えることも重要と思われる。
【０００５】
そこで、本発明は、製造コストを抑えつつ、微細気泡を洗濯に用いることが可能な洗濯機を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様の洗濯機は、洗濯水により、洗濯物を洗濯することを前提とし、前記洗濯物が投入される洗濯槽と、前記洗濯槽を囲む内部形状に形成され、前記洗濯槽との間で前記洗濯水の流出入が可能な外槽と、前記洗濯槽を回転駆動する駆動モータと、前記洗濯水と接する場所に配置され、１０点平均粗さＲｚが５～５００μｍの範囲内である条件を満たす凸凹が形成された凸凹形成部と、を備える。
【０００７】
本開示の一態様の洗濯機は、洗濯水により、洗濯物を洗濯することを前提とし、前記洗濯物が投入される洗濯槽と、前記洗濯槽を囲む内部形状に形成され、前記洗濯槽との間で前記洗濯水の流出入が可能な外槽と、前記洗濯槽を回転駆動する駆動モータと、前記洗濯水と接する場所に配置され、１０点平均粗さＲｚが５μｍ≦Ｒｚ≦５００μｍの範囲内である第１の条件、及び前記１０点平均粗さＲｚが５００μｍ＜Ｒｚ≦１０ｍｍの範囲内である第２の条件のうちの少なくとも一方を満たす凸凹が形成された凸凹形成部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本発明では、製造コストを抑えつつ、微細気泡を洗濯に用いることが可能な洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の第１の実施形態に係る洗濯機の例を示す断面図である。
凸凹形成部に形成された凸凹のイメージの例を説明する図である。
本発明の第２の実施形態に係る洗濯機の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、変形例を含めあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。本発明の技術的範囲には、様々な変形例も含まれる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許