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公開番号
2025085938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199656
出願日
2023-11-27
発明の名称
記録方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06P
5/30 20060101AFI20250530BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】得られる記録物の堅牢性及び風合いが良好であるとともに、画像の歪みが低減された記録方法を提供する。
【解決手段】顔料と樹脂粒子と水とを含有するインク組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させ画像領域を形成する有色インク付着工程と、樹脂粒子と水とを含有する第1処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第1処理液付着工程と、柔軟剤を含有する第2処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第2処理液付着工程と、を有し、前記画像領域は、単位面積あたりのインク付着量が異なる領域を有し、前記第1処理液付着工程と前記第2処理液付着工程とは、少なくとも前記画像領域全体に対して行われ、前記第1処理液組成物の付着量が、12mL/m
2
以上である、記録方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
顔料と樹脂粒子と水とを含有するインク組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させ画像領域を形成する有色インク付着工程と、
樹脂粒子と水とを含有する第1処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第1処理液付着工程と、
柔軟剤を含有する第2処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第2処理液付着工程と、
を有し、
前記画像領域は、単位面積あたりのインク付着量が異なる領域を有し、
前記第1処理液付着工程と前記第2処理液付着工程とは、少なくとも前記画像領域全体に対して行われ、
前記第1処理液組成物の付着量が、12mL/m
2
以上である、記録方法。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1処理液組成物の前記樹脂粒子の含有量が、前記第1処理液組成物中の不揮発成分の総量に対して80質量%以上である、記録方法。
【請求項3】
請求項1において、
前記第2処理液組成物の前記柔軟剤の含有量が、前記第2処理液組成物中の不揮発成分の総量に対して60質量%以上である、記録方法。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記画像領域内で、単位面積あたりの前記インク組成物の付着量と前記第1処理液組成物の付着量との合計が最大の領域と、最小の領域の差が、10mL/m
2
以下である、記録方法。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記第2処理液組成物の付着量が、前記第1処理液組成物の付着量の1/2以上である、記録方法。
【請求項6】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記柔軟剤がジメチルシリコーン系柔軟剤である、記録方法。
【請求項7】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記柔軟剤の含有量が前記第2処理液組成物の総量に対して、8質量%以上15質量%以下である、記録方法。
【請求項8】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記インク組成物中の成分を凝集させる凝集剤を含有する反応液組成物を記録媒体に付着させる反応液付着工程をさらに有する、記録方法。
【請求項9】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記インク組成物中の前記樹脂粒子の含有量が、前記インク組成物の総量に対して4質量%以上8質量%以下であり、前記第1処理液組成物中の前記樹脂粒子の含有量が、前記第1処理液組成物の総量に対して10質量%以上15質量%以下である、記録方法。
【請求項10】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
加熱乾燥する工程をさらに有する、記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット法は、紙等に対する画像の記録だけでなく、布帛の捺染にも適用が試みられ、各種のインクジェット捺染が検討されている。捺染用のインクジェットインクは、所望の色の画像を得るために色材を含有し、色材として染料や顔料が用いられる。また、インクジェット捺染においても、インクや記録方法において多くの検討が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、インクの単位面積当たりの吐出量及び前処理液の単位面積当たりの吐出量が、それぞれ、特定領域の各部位で一定であるか、又は特定領域の部位毎に異なるようにし、それらの比率を、特定領域の各部位で一定とする捺染装置が開示されている。同文献には、当該捺染装置は、捺染物の触感の低下を抑制しつつ、画像濃度及び湿潤摩擦堅ろう度に優れる捺染物を形成できる旨の記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-003174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、前処理液が、カチオン樹脂を含むバインダー樹脂粒子及び水を含有し、インクが、顔料、アニオン性分散剤及び水を含有し、後処理液が、滑剤及び水を含有することを開示している。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、バインダー樹脂粒子による画像の歪みが生じる可能性があった。そのため、得られる記録物の堅牢性及び風合いが良好であるとともに、画像の歪みが低減された記録方法が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る記録方法の一態様は、
顔料と樹脂粒子と水とを含有するインク組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させ画像領域を形成する有色インク付着工程と、
樹脂粒子と水とを含有する第1処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第1処理液付着工程と、
柔軟剤を含有する第2処理液組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させる第2処理液付着工程と、
を有し、
前記画像領域は、単位面積あたりのインク付着量が異なる領域を有し、
前記第1処理液付着工程と前記第2処理液付着工程とは、少なくとも前記画像領域全体に対して行われ、
前記第1処理液組成物の付着量が、12mL/m
2
以上である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る記録方法に適用可能な記録装置の概略全体構成を示す模式図。
実施例等における印刷パターンの模式図。
実施例の条件及び評価結果を示す表1。
実施例の条件及び評価結果を示す表2。
実施例及び比較例の条件及び評価結果を示す表3。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0009】
1.記録方法
本実施形態に係る記録方法は、有色インク付着工程と、第1処理液付着工程と、第2処理液付着工程と、を有する。
【0010】
1.1.有色インク付着工程
有色インク付着工程では、顔料と樹脂粒子と水とを含有するインク組成物をインクジェット法により記録媒体に付着させ画像領域を形成する。
(【0011】以降は省略されています)
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