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公開番号2024173192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091430
出願日2023-06-02
発明の名称洗濯乾燥機
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類D06F 58/02 20060101AFI20241205BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】風路のリントを洗い流して堆積の発生を抑制する。
【解決手段】洗濯乾燥機1は、内側に回転ドラムが設けられた水槽2と、水槽2からの空気が流通する風路である導出風路4を備える。導出風路4の前面側には、水槽2の内部と風路とを区画する前面カバー41が備えられ、背面側には放水部6が備えられる。放水部6は、前面カバー41に対向させて放水口を備えており、前面カバー41に向けて水を放出して、前面カバー41で跳ね返った水が導出風路4内を流下するように構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内側に回転ドラムが設けられた水槽と、前記水槽からの空気が流通する風路とを備える洗濯乾燥機であって、
前記水槽は、前面側に開口を有する略有底筒状に設けられ、
前記風路は、前記水槽の前記開口とは反対側の水槽底面に、下部から上部に向かって延設され、
前記風路の前面側には、前記水槽の内部と前記風路とを区画する前面カバーが備えられ、前記風路の背面側には、前記風路内を洗浄する水を放出する放水部が備えられ、
前記放水部は、前記前面カバーに対向させて放水口を備えて前記前面カバーに向けて水を放出し、前記前面カバーで跳ね返った水が前記風路内を流下するように設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記放水部は、前記前面カバーに対する放水角度が略直角となるように前記放水口が設けられたことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項3】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記風路は、前記水槽底面の最下部から、前記水槽底面の中心部よりも外方に傾斜して設けられ、
前記放水口は、前記風路の上端部近傍に配設されたことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項4】
請求項3に記載の洗濯乾燥機において、
前記放水口は、前記風路の内側壁寄りに配設されたことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項5】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記前面カバーの側縁には、前記風路の前面側から背面側に向かって延びるリブが設けられ、前記風路内に前記リブが配置されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項6】
請求項5に記載の洗濯乾燥機において、
前記リブの背面側の端部と前記風路の背面側との間に、隙間が設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項7】
請求項5に記載の洗濯乾燥機において、
前記リブは、少なくとも前記風路の内側壁に沿って配置される内側リブを有し、前記内側リブは前記放水口よりも上方まで延設されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項8】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記風路には、前記水槽内における泡の発生を検出可能な泡センサが備えられ、
前記放水口は前記泡センサよりも上方に位置することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1つの請求項に記載の洗濯乾燥機において、
前記風路は、前記回転ドラムおよび前記水槽内に乾燥風を循環させるため循環風路を構成することを特徴とする洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯および乾燥を行う洗濯乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
洗濯乾燥機としては、衣類を収容する回転ドラムと、回転ドラムを収容する水槽とを有するドラム式洗濯乾燥機が広く知られている。この種の洗濯乾燥機は、衣類を乾燥する乾燥機としても機能するものであり、回転ドラムおよび水槽内の空気が流通する循環風路を備えて、乾燥用の温風を、循環風路を通して循環させることによって衣類の乾燥を行うようになっている。
【0003】
例えば特許文献1には、水槽から排出された空気の除湿と加熱とを行って再び水槽に送り込む乾燥空気循環供給系を備える洗濯乾燥機が開示されている。この乾燥空気循環供給系は、水槽の下部からの排気を除湿しながら上方に導くダクトを備えており、ダクト内の空気は冷却水で冷やされた冷却板に触れることで除湿されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-82351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、水槽から排出される空気には衣類等の洗濯物から発生する細かなリント(または糸屑)が含まれている。前記従来の洗濯乾燥機の構成では、ダクトに設けられるノズルからの洗浄水でリントを洗い流すが、そのノズルはダクトの下方に設けられているので、ノズルより上部ではリントが残留しやすく、堆積するおそれもある。リントの堆積が発生すると、空気の循環風路を塞ぐことになり、乾燥性能が低下したり、不衛生になったりする等の問題点がある。
【0006】
本発明は、前記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、リントが堆積しやすい風路を効率よく洗浄し得る構成を備えた洗濯乾燥機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、内側に回転ドラムが設けられた水槽と、前記水槽からの空気が流通する風路とを備える洗濯乾燥機であって、前記水槽は、前面側に開口を有する略有底筒状に設けられ、前記風路は、前記水槽の前記開口とは反対側の水槽底面に、下部から上部に向かって延設され、前記風路の前面側には、前記水槽の内部と前記風路とを区画する前面カバーが備えられ、前記風路の背面側には、前記風路内を洗浄する水を放出する放水部が備えられ、前記放水部は、前記前面カバーに対向させて放水口を備えて前記前面カバーに向けて水を放出し、前記前面カバーで跳ね返った水が前記風路内を流下するように設けられていることを特徴としている。
【0008】
また、前記構成を有する洗濯乾燥機において、前記放水部は、前記前面カバーに対する放水角度が略直角となるように前記放水口が設けられることが好ましい。
【0009】
また、前記構成を有する洗濯乾燥機において、前記風路は、前記水槽底面の最下部から、前記水槽底面の中心部よりも外方に傾斜して設けられ、前記放水口は、前記風路の上端部近傍に配設されることが好ましい。
【0010】
また、前記構成を有する洗濯乾燥機において、前記放水口は、前記風路の内側壁寄りに配設されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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