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公開番号2025008783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111273
出願日2023-07-06
発明の名称繊維製品処理剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類D06M 13/513 20060101AFI20250109BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】繊維製品の皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する繊維製品処理剤組成物及び繊維製品に付着した皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する方法を提供する。
【解決手段】(a)(a1)特定の構造を有するケイ酸エステル、及び(a2)香料を内包したマイクロカプセルから選ばれる1種以上、並びに(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上を含有する、繊維製品処理剤組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)(a1)下記一般式(a1)で表されるケイ酸エステル、及び(a2)香料を内包したマイクロカプセルから選ばれる1種以上[以下、(a)成分という]、並びに(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上[以下、(b)成分という]を含有する、繊維製品処理剤組成物。
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2025008783000015.jpg
41
153
[式中、Xは-OH、-R
1a
、-OR
2a
又は-OR
3a
であり、YはX又は-OSi(X)

であり、R
1a
は炭素数1以上、22以下の炭化水素基、R
2a
は炭素数6以上、22以下の香料として用いられるアルコールからヒドロキシ基を1つ除いた残基、R
3a
は炭素数1以上、5以下の炭化水素基、nは0以上、5以下の数である。複数個のX及びYはそれぞれ同一でも異なっていてもよいが、一分子中に-OR
2a
を少なくとも1つ有する。]
JPEG
2025008783000016.jpg
51
153
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
更に(c)界面活性剤[以下、(c)成分という]を含有する、請求項1に記載の繊維製品処理剤組成物。
【請求項3】
(c)成分は、下記一般式(c3-1)で表される化合物から選ばれる1種以上の4級アンモニウム化合物(c3-1)であって、下記要件1及び要件2を満たす、請求項2に記載の繊維製品処理剤組成物。
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2025008783000017.jpg
50
153
[式中、R
1c
は炭素数14以上22以下の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基又はアルケニル基である。Yは-COO-基又は-OCO-基である。R
2c
は炭素数1以上3以下のアルキレン基である。R
3c
、R
4c
は各々独立に炭素数1以上3以下のアルキル基、-R
2c
-OH、又はR
1c
-Y-R
2c
-から選ばれる基である。ここで、R
3c
及び/又はR
4c
が、R
1c
-Y-R
2c
-のとき、R
1c
及び/又はR
2c
は同一又は異なっていてもよい。また、R
3c
及び/又はR
4c
が、-R
2c
-OHのとき、R
2c
は同一又は異なっていてもよい。R
5c
は炭素数1以上3以下のアルキル基である。X

は陰イオンである。]
要件1:4級アンモニウム化合物(c3-1)が1種の場合、R
1c
の少なくとも1つが直鎖、分岐鎖又は環状の炭素数14以上22以下のアルケニル基である。また、4級アンモニウム化合物(c3-1)が2種以上の場合、R
1c
の少なくとも1つが直鎖、分岐鎖又は環状の炭素数14以上22以下のアルケニル基である4級アンモニウム化合物を少なくとも1つ含む。
要件2:下記の式(1)により定義される不飽和率が20質量%以上100質量%以下である。
不飽和率(質量%)=[(R
1c
がアルケニル基であるR
1c
COOHの全質量)/(R
1c
COOHの全質量)]×100 (1)
【請求項4】
繊維製品処理剤組成物は、(a)成分を0.01質量%以上1質量%以下含有する、請求項1~3の何れか1項に記載の繊維製品処理剤組成物。
【請求項5】
繊維製品処理剤組成物は、(b)成分を0.01質量%以上1質量%以下含有する、請求項1~4の何れか1項に記載の繊維製品処理剤組成物。
【請求項6】
(a)(a1)下記一般式(a1)で表されるケイ酸エステル、及び(a2)香料を内包したマイクロカプセルから選ばれる1種以上[以下、(a)成分という]、並びに(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上[以下、(b)成分という]を含有する繊維製品処理剤組成物を繊維製品に接触させる、繊維製品に付着した皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する方法。
JPEG
2025008783000018.jpg
41
153
[式中、Xは-OH、-R
1a
、-OR
2a
又は-OR
3a
であり、YはX又は-OSi(X)

であり、R
1a
は炭素数1以上、22以下の炭化水素基、R
2a
は炭素数6以上、22以下の香料として用いられるアルコールからヒドロキシ基を1つ除いた残基、R
3a
は炭素数1以上、5以下の炭化水素基、nは0以上、5以下の数である。複数個のX及びYはそれぞれ同一でも異なっていてもよいが、一分子中に-OR
2a
を少なくとも1つ有する。]
JPEG
2025008783000019.jpg
51
153
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維製品処理剤組成物及び繊維製品に付着した皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
衣類などの繊維製品に付着する、人体から出る汗、皮脂及びタンパク質などの汚れは通常の洗濯により除去することが行われているが、汚染と洗浄を繰り返すなかで、洗濯では落としきれない汚れが蓄積する。そのような蓄積汚れが原因で菌の代謝による臭いの課題を有することが知られており、殺菌剤などの成分を併用することで対処することが一般的である。しかしながら、殺菌剤を応用するだけでは臭いの発生は抑制することが難しく、特に皮脂の酸化分解による臭いの発生は、通常の洗濯や殺菌剤では抑制することが困難である。
【0003】
特許文献1には、酸化防止剤の吸着量を向上させて自発的自動酸化による悪臭の発生を抑制する技術が開示されており、エラスタンを用いられている繊維が酸化防止剤の吸着を促進することが記載されている。
一方、繊維製品処理剤にケイ酸エステルを応用する技術は知られており、特許文献2には、(A)所定のケイ素化合物、(B)所定のカチオン界面活性剤、及び(C)所定の炭化水素及び/又は流動パラフィンを含む液体柔軟剤組成物が開示され、該液体柔軟剤組成物による繊維製品へ柔軟性と残香性を付与する技術が開示されている。また、特許文献3には、(a)所定のケイ酸エステル、(b)潮解性無機塩及び水を含有する噴霧用液体芳香剤組成物が開示されている。
また、特許文献4には、(A)所定のカチオン性化合物、及び(B)所定の酸化防止剤を含有する消臭剤組成物が開示されており、酸化防止剤を含有する柔軟剤にマイクロカプセルを応用する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2022-531561号公報
特開2014-9423号公報
特開2014-5567号公報
特開2011-130986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、未だ十分な皮脂汚れに起因する臭いの発生抑制効果は得られておらず、繊維製品に付着した皮脂汚れに起因する臭いの発生を顕著に抑制することが求められている。また、特許文献2~4に記載の技術は、組成物中の成分の酸化を防止する酸化防止剤の技術を開示するものに過ぎず、繊維製品における皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する技術を開示するものではない。
本発明は、繊維製品の皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する繊維製品処理剤組成物及び繊維製品に付着した皮脂汚れに起因する臭いの発生を抑制する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(a)(a1)下記一般式(a1)で表されるケイ酸エステル、及び(a2)香料を内包したマイクロカプセルから選ばれる1種以上[以下、(a)成分という]、並びに(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上[以下、(b)成分という]を含有する、繊維製品処理剤組成物に関する。
【0007】
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41
153
【0008】
[式中、Xは-OH、-R
1a
、-OR
2a
又は-OR
3a
であり、YはX又は-OSi(X)

であり、R
1a
は炭素数1以上、22以下の炭化水素基、R
2a
は炭素数6以上、22以下の香料として用いられるアルコールからヒドロキシ基を1つ除いた残基、R
3a
は炭素数1以上、5以下の炭化水素基、nは0以上、5以下の数である。複数個のX及びYはそれぞれ同一でも異なっていてもよいが、一分子中に-OR
2a
を少なくとも1つ有する。]
【0009】
JPEG
2025008783000002.jpg
51
153
【0010】
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C


2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
(【0011】以降は省略されています)

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