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公開番号2025001546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101183
出願日2023-06-20
発明の名称通信装置、通信方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 28/10 20090101AFI20241225BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 本発明はオーバーヘッドを増やさずに消費電力を抑えるための仕組みを提供することを目的とする。
【解決手段】相手装置との間で複数の無線リンクを確立してIEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を行うことができる通信装置は、複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを要求する情報を含んだ無線フレームを、複数の無線リンクのうちの他の無線リンクにおいて相手装置と通信し、その無線フレームに基づいて、一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことにより、その一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
相手装置との間で複数の無線リンクを確立してIEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を行うことができる通信装置であって、
前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを要求する情報を含んだ無線フレームを、前記複数の無線リンクのうちの他の無線リンクにおいて前記相手装置と通信する通信手段と、
前記無線フレームに基づいて、前記一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことにより、当該一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記通信手段が、前記相手装置へ前記無線フレームを送信し、前記相手装置から前記一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを承認する応答を受信した場合に、前記制御手段は、前記一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信手段は、前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第1の要求を含んだ無線フレームを送信し、前記相手装置によって当該第1の要求が拒否された場合、前記複数の無線リンクのうちの前記一部の無線リンクと別の一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第2の要求を含んだ無線フレームを前記相手装置へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信手段が、前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第1の要求を含んだ無線フレームを送信し、前記複数の無線リンクのうちの前記一部の無線リンクと別の一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第2の要求を含んだ無線フレームを前記相手装置から受信した場合に、当該第2の要求を承認するかを判定する判定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記判定手段が前記第2の要求を承認した場合、前記第2の要求に従って、前記別の一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信手段は、前記判定手段が前記第2の要求を承認しなかった場合に、前記第2の要求と異なる無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第3の要求を含んだ無線フレームを前記相手装置へ送信する、ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信手段は、通信対象のデータがない場合、通信対象のデータの量が閾値より少ない場合、通信頻度が閾値未満である場合、前記通信装置の電池残量が閾値未満となった場合、の少なくともいずれかが満たされたことを条件に、前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを要求する情報を含んだ無線フレームを前記相手装置へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第1の要求を含んだ無線フレームを前記相手装置から前記通信手段が受信した場合に、当該第1の要求を承認するかを判定する判定手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記第1の要求を承認すると前記判定手段が判定した場合、前記通信手段が、当該承認を示す応答を前記相手装置へ送信し、
前記制御手段は、前記応答を送信したことに基づいて、当該第1の要求によって示された前記一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う、ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記第1の要求を承認しないと前記判定手段が判定した場合に、前記通信手段は、前記複数の無線リンクのうちの前記一部の無線リンクと別の一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを示す第2の要求を含んだ応答を前記相手装置へ送信する、ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
【請求項10】
前記第1の要求を承認しないと前記判定手段が判定した場合に、前記通信手段は、前記第1の要求を承認しないことを示す応答を前記相手装置へ送信する、ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のリンクを使用可能な通信装置の運用技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
通信の要求の高まりを受けて、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be等の規格が含まれる(特許文献1参照)。IEEE802.11be規格では、1台のアクセスポイント(AP)が、1台のステーション(STA)との間で、複数の無線リンクを確立して、その複数の無線リンクを並行して用いて通信を行うマルチリンク通信が検討されている。マルチリンク通信に対応した通信装置は、Multi-Link Device(MLD)と呼ばれる。なお、特に区別される必要がある場合に、APとして機能するMLDはAP MLDと呼ばれ、STAとして機能するMLDはSTA MLDと呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-052638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチリンク通信が使用されることにより、通信のスループットを向上させ、又は、遅延を低減させることができる。一方で、通信可能に構成された無線リンクが複数存在することにより、消費電力が増大しうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、複数の無線リンクを使用可能な通信装置による通信における電力効率の改善技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による通信装置は、相手装置との間で複数の無線リンクを確立してIEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を行うことができる通信装置であって、前記複数の無線リンクのうちの一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことを要求する情報を含んだ無線フレームを、前記複数の無線リンクのうちの他の無線リンクにおいて前記相手装置と通信する通信手段と、前記無線フレームに基づいて、前記一部の無線リンクにおいて全ての種類のトラフィックの送信を許可しないことにより、当該一部の無線リンクを維持しながら通信が行われない状態とする制御を行う制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の無線リンクを使用可能な通信装置による通信における電力効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ネットワークの構成例を示す図である。
通信装置(AP又はSTA)のハードウェア構成を示す図である。
通信装置(AP又はSTA)の機能構成例を示す図である。
通信装置間のメッセージシーケンスの第1の例を示す図である。
TID-To-Link Mapping Request又はResponseフレームのフォーマットの例を示す図である。
接続後の通信可能なリンク数を制御するための、フレーム送信側の通信装置において実行される処理の流れの例を示す図である。
接続後の通信可能なリンク数を制御するための、フレーム受信側の通信装置において実行される処理の流れの例を示す図である。
通信装置間のメッセージシーケンスの第2の例を示す図である。
TID-To-Link Mapping Elementを含んだフレームのフォーマットの例を示す図である。
通信装置間のメッセージシーケンスの第3の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。無線通信システムは、無線LAN(Local Area Network)システムであり、アクセスポイント(AP100)及びステーション(STA101)を含んで構成される。AP100は、ネットワーク110を構築し、STA101は、そのネットワーク110の通信可能範囲内に位置しており、AP100と接続を確立することにより、そのネットワーク110に参加する。なお、以下では、「AP100及びSTA101」との用語により、特段の言及がない限り、AP100とSTA101の両方、又は、それらの一方を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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