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公開番号
2025001359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100892
出願日
2023-06-20
発明の名称
電力制御システム及び電力制御方法
出願人
大成建設株式会社
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
H02J
3/14 20060101AFI20241225BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 二酸化炭素の排出量削減に寄与すること。
【解決手段】 電力制御システムは、再生可能エネルギーを利用して発電する発電部と、前記発電部によって発電される少なくとも一部の電力を貯蔵する蓄エネルギー部と、前記発電部によって発電される電力及び前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力を消費する電力消費部と、前記発電部によって発電される電力及び前記電力消費部によって消費される電力の変動を予測し、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の過不足の発生を予測する予測部と、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の不足が発生すると予測される場合に、前記電力消費部による消費電力を削減するデマンド制御を発動するデマンド制御部と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
再生可能エネルギーを利用して発電する発電部と、
前記発電部によって発電される少なくとも一部の電力を貯蔵する蓄エネルギー部と、
前記発電部によって発電される電力及び前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力を消費する電力消費部と、
前記発電部によって発電される電力及び前記電力消費部によって消費される電力の変動を予測し、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の過不足の発生を予測する予測部と、
前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の不足が発生すると予測される場合に、前記電力消費部による消費電力を削減するデマンド制御を発動するデマンド制御部と、
を有する電力制御システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記蓄エネルギー部は、
前記発電部によって得られる電力によって水を電気分解することにより水素を生成する水素生成部と、
前記水素生成部によって生成される水素を貯蔵する水素貯蔵部と、
前記水素貯蔵部によって貯蔵される水素を利用して発電する水素発電部と、
を有する請求項1に記載の電力制御システム。
【請求項3】
前記蓄エネルギー部は、
前記発電部によって得られる電力によって充電される蓄電池に電力を貯蔵する電力貯蔵部を有する請求項1に記載の電力制御システム。
【請求項4】
前記デマンド制御部は、
前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力が不足する場合に発生する外部受電と、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力が過剰になる場合に発生する逆潮流との予測される発生日時に応じて、発動する前記デマンド制御のレベル及び期間を決定する請求項1~3のいずれか1項に記載の電力制御システム。
【請求項5】
前記デマンド制御部は、
前記電力消費部による消費電力の削減量が異なる複数のレベルから、前記外部受電に対応する電力を削減可能な前記デマンド制御のレベルを選択する請求項4に記載の電力制御システム。
【請求項6】
前記デマンド制御部は、
前記外部受電の発生日時以前の最後の逆潮流の発生日時以後に、当該外部受電に対応する電力を削減するように前記デマンド制御の期間を決定する請求項4に記載の電力制御システム。
【請求項7】
電力制御システムを備えた建造物であって、
前記電力制御システムは、
再生可能エネルギーを利用して発電する発電部と、
前記発電部によって発電される少なくとも一部の電力を貯蔵する蓄エネルギー部と、
前記発電部によって発電される電力及び前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力を消費する電力消費部と、
前記発電部によって発電される電力及び前記電力消費部によって消費される電力の変動を予測し、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の過不足の発生を予測する予測部と、
前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の不足が発生すると予測される場合に、前記電力消費部による消費電力を削減するデマンド制御を発動するデマンド制御部と、
を有する建造物。
【請求項8】
再生可能エネルギーを利用して発電する発電部と、前記発電部によって発電される少なくとも一部の電力を貯蔵する蓄エネルギー部と、前記発電部によって発電される電力及び前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力を消費する電力消費部と、を有する電力制御システムにおける電力制御方法であって、
前記発電部によって発電される電力及び前記電力消費部によって消費される電力の変動を予測し、
前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の過不足の発生を予測し、
前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の不足が発生すると予測される場合に、前記電力消費部による消費電力を削減するデマンド制御を発動する、
電力制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力制御システム及び電力制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、脱炭素社会に向けて、例えば太陽光発電のように再生可能エネルギーを利用する発電が普及拡大している。再生可能エネルギーを利用する発電においては、例えば太陽光発電による発電量が気象条件の影響を大きく受けるように、発電量が一定に保たれず安定的に電力を供給することが困難である。
【0003】
そこで、発電量が大きい期間に余剰電力を蓄電池や水素によって貯蔵し、発電量が小さい期間には、貯蔵された電力によって不足電力を賄う様々な技術が検討されている。このように再生可能エネルギーを利用する発電による余剰電力を貯蔵しておくことにより、火力発電などの化石燃料由来の電力を不要とし、二酸化炭素を排出せずに例えばビルや工場などの建物を運用することが考えられている。
【0004】
しかしながら、貯蔵される余剰電力が不足する場合には、外部からの受電が発生し、二酸化炭素の排出量増加を助長してしまうという問題がある。すなわち、例えば太陽光発電による発電量が少ない場合や、建物の電力需要が大きい場合には、蓄電池や水素によって貯蔵される余剰電力が不足することがある。このような場合、外部の電力会社などから化石燃料由来の電力を受電して不足分の電力を賄うことになり、二酸化炭素の排出量増加を助長することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/013751号
国際公開第2019/159377号
特開2018-133939号公報
特開2022-77667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、二酸化炭素の排出量削減に寄与することができる電力制御システム及び電力制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、電力制御システムは、再生可能エネルギーを利用して発電する発電部と、前記発電部によって発電される少なくとも一部の電力を貯蔵する蓄エネルギー部と、前記発電部によって発電される電力及び前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力を消費する電力消費部と、前記発電部によって発電される電力及び前記電力消費部によって消費される電力の変動を予測し、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の過不足の発生を予測する予測部と、前記蓄エネルギー部によって貯蔵される電力の不足が発生すると予測される場合に、前記電力消費部による消費電力を削減するデマンド制御を発動するデマンド制御部と、を有する。
【0008】
この構成によれば、貯蔵される電力の不足により外部受電の発生が予測される場合には、デマンド制御によって消費電力が削減され、外部受電の発生が回避される。このため、外部の電力会社などから化石燃料由来の電力を受電することがなく、二酸化炭素の排出量削減に寄与することができる。
【0009】
また、本発明の他の一態様によれば、前記蓄エネルギー部は、前記発電部によって得られる電力によって水を電気分解することにより水素を生成する水素生成部と、前記水素生成部によって生成される水素を貯蔵する水素貯蔵部と、前記水素貯蔵部によって貯蔵される水素を利用して発電する水素発電部と、を有する。
【0010】
この構成によれば、水素の形態でエネルギーを貯蔵し、電力が必要な場合には、高効率で発電をして電力を供給することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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