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公開番号2024168910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085957
出願日2023-05-25
発明の名称支持ユニット
出願人大成建設株式会社,アイエスケー株式会社
代理人個人,個人
主分類E21D 11/04 20060101AFI20241128BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】設置の手間を簡略化する。
【解決手段】支持ユニット10は、ベースボルト20を備える。ベースボルト20は、頭部40と、雄ねじ部42とを有する。支持ユニット10は、突出体26をさらに備える。突出体26は、荷重支持部60と、突出基部62とを有している。突出基部62は荷重支持部60に連なる。ベースボルト20の頭部40のうちベースボルト20の雄ねじ部42が配置される側から見た裏側には受入穴50が形成されている。突出体26の突出基部62は受入穴50へ進入可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ベースボルトを備え、
前記ベースボルトが、
頭部と、
雄ねじ部とを有している支持ユニットであって、
突出体をさらに備え、
前記突出体が、
荷重支持部と、
前記荷重支持部に連なる突出基部とを有しており、
前記ベースボルトの前記頭部のうち前記ベースボルトの前記雄ねじ部が配置される側から見た裏側には受入穴が形成されており、
前記突出体の前記突出基部が前記受入穴へ進入可能であることを特徴とする支持ユニット。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記荷重支持部が、
前記突出体の前記突出基部に連なる柱状部と、
前記柱状部を介して前記突出体の前記突出基部に連なり前記柱状部よりも外径が大きい大径部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の支持ユニット。
【請求項3】
前記柱状部に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の支持ユニット。
【請求項4】
前記荷重支持部から張り出すように前記荷重支持部に固定される突出側張出材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の支持ユニット。
【請求項5】
前記ベースボルトの前記頭部の前記受入穴を取外し可能に覆う被覆体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の支持ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接続凹部に充填される充填材を支持するための支持ユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1はコンクリートセグメントにおける接続凹部の閉塞構造を開示する。この閉塞構造において、接続凹部の開口周縁が略矩形状に形成される。この周縁の相対向する2組の辺部のうちの一方の組の辺部に係合部が設けられる。接続凹部の底部側に向けて広がるアンダーカット状の切欠きが形成される。これにより係合部が設けられることとなる。この閉塞構造において、盤状の閉塞蓋は開口に配されてからセグメント内面に沿って略90度回転させられる。閉塞蓋の周部が係合部に係合された状態では、閉塞蓋の表面がセグメント内面と略面一である。特許文献1に開示された閉塞構造は、コンクリートセグメントの接続凹部を容易かつ短時間で閉塞できる。特許文献1に開示された閉塞構造は、充填材が落下するおそれを解消し得る。
【0003】
特許文献2は、接続凹部の閉塞部材を開示する。この閉塞部材は、取付基部と、回転部と、長穴と、支持軸と、蓋体とを備える。取付基部は、ボルト又はナットに取付けられる。そのボルト又はナットは接続凹部内側面に位置する。接続凹部は構築物等に備えられる。回転部は、取付基部に対し回動自在に取り付けられる。回転部は、ボルトおよびナットの軸線方向と略同方向を軸線方向とする。長穴は、回転部に設けられる。長穴は、軸線方向と略同方向を長手方向とする。支持軸は、その両端部に雄ねじ部を有する。支持軸は、それら両端部のうち一方の端部が長穴を貫通して長手方向にスライド自在とされる。支持軸は、ナット部材で固定される。支持軸の両端部のうち他方の端部は、軸線方向と略直交して接続凹部の開口近傍の略中央へ延出する。蓋体は、接続凹部の開口を塞ぐ。蓋体は、略中央に孔部を備える。支持軸の他方の端部が孔部を貫通する。蓋体は、他方の端部に螺着されるナット部材にて固定される。特許文献2に開示された閉塞部材は、セグメントの端縁部分に形成されている接続凹部を容易かつ正確に塞ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-305595号公報
特開2007-113247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された閉塞構造には、接続凹部の開口周縁を形成することが困難という問題点がある。その開口周縁が適切に形成されなければ、その開口周縁の係合部に閉塞蓋の周部を係合させることも困難となる。すなわち、特許文献1に開示された閉塞構造には、コンクリートセグメントへの設置が困難という問題点がある。特許文献2に開示された閉塞部材には、設置に手間がかかるという問題点がある。本発明は、このような問題を解決するものである。本発明の目的は、設置の手間を簡略化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
図面に基づき本発明の支持ユニットが説明される。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためであって内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
【0007】
上述された課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、支持ユニット10,12は、ベースボルト20を備える。ベースボルト20は、頭部40と、雄ねじ部42とを有する。支持ユニット10,12は、突出体26,80をさらに備える。突出体26,80は、荷重支持部60,82と、突出基部62とを有している。突出基部62は荷重支持部60,82に連なる。ベースボルト20の頭部40のうちベースボルト20の雄ねじ部42が配置される側から見た裏側には受入穴50が形成されている。突出体26,80の突出基部62は受入穴50へ進入可能である。
【0008】
突出体26,80の突出基部62が受入穴50へ進入すると突出体26,80の荷重支持部60,82は接続凹部120,122内に配置されることとなる。これにより、その荷重支持部60,82は充填材140を支持可能となる。本実施形態にかかる支持ユニット10,12は、接続凹部120,122内に配置されるベースボルト20によって設置可能となる。これにより、接続凹部120,122内に充填される充填材140を支持するための物の設置の手間が簡略化される。
【0009】
また、上述された荷重支持部60が柱状部70と大径部72とを有していることが望ましい。柱状部70は、突出体26の突出基部62に連なる。大径部72は、柱状部70を介して突出体26の突出基部62に連なる。大径部72は、柱状部70よりも外径が大きい。
【0010】
大径部72の外径が柱状部70の外径よりも大きいと、大径部72の外径が柱状部70の外径以下の場合に比べて、荷重支持部60における充填材140への接触面積が大きくなる。接触面積が大きくなると、経年劣化により充填材140が脆化した際にその充填材140が接続凹部120内から落下し難くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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