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公開番号2025018630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122511
出願日2023-07-27
発明の名称線状体敷設方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E21D 11/10 20060101AFI20250130BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】線状体を掘削面に沿って敷設する。
【解決手段】棒状部材22が設けられた鋼製支保工10を上下半掘削面1に据え付ける据付工程と、少なくとも棒状部材22の一部が露出する厚さで上下半掘削面1にコンクリートを吹き付ける吹付工程と、コンクリート吹付面から露出した棒状部材22に光ファイバケーブル30を係止し、コンクリート吹付面に沿って光ファイバケーブル30を敷設する敷設工程と、によって、光ファイバケーブル30は、トンネルを構築する際に上下半掘削面1に沿って敷設される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トンネルを構築する際に掘削面に沿って線状体を敷設する線状体敷設方法であって、
係止部が設けられた部材を前記掘削面に据え付ける据付工程と、
少なくとも前記係止部の一部が露出する厚さで前記掘削面にコンクリートを吹き付ける吹付工程と、
コンクリート吹付面から露出した前記係止部に前記線状体を係止し、前記コンクリート吹付面に沿って前記線状体を敷設する敷設工程と、を含む、
線状体敷設方法。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記据付工程では、前記係止部が設けられた鋼製支保工が前記掘削面に沿って建て込まれ、
前記吹付工程では、前記トンネルの掘進方向に所定の間隔をあけて建て込まれた前記鋼製支保工間にコンクリートが吹き付けられる、
請求項1に記載の線状体敷設方法。
【請求項3】
前記係止部は、支持部を介して前記鋼製支保工の坑口側に取り付けられており、
前記係止部は、前記鋼製支保工に固定された前記支持部から前記トンネルの内側に向かって延びており、その基端側は、前記吹付工程で吹き付けられたコンクリートにより覆われ、その先端側は、前記コンクリート吹付面から露出する、
請求項2に記載の線状体敷設方法。
【請求項4】
前記据付工程には、
鋼製支保工を前記掘削面に沿って建て込む工程と、
前記係止部が設けられた連結部材により、前記トンネルの掘進方向に所定の間隔をあけて建て込まれた前記鋼製支保工を連結する工程と、が含まれ、
前記吹付工程では、前記トンネルの掘進方向に所定の間隔をあけて建て込まれた前記鋼製支保工間にコンクリートが吹き付けられる、
請求項1に記載の線状体敷設方法。
【請求項5】
前記係止部は、前記トンネルの内側に向かって延びる棒状部材である、
請求項1から4の何れか1つに記載の線状体敷設方法。
【請求項6】
前記コンクリート吹付面に沿って敷設された前記線状体が埋設される厚さでコンクリートを吹き付ける埋設吹付工程をさらに含む、
請求項1から4の何れか1つに記載の線状体敷設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル内への線状体敷設方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、トンネルを構築する際に掘削面に吹き付けられる吹き付けコンクリート内の応力を測定するための線状体として光ファイバケーブルを掘削面に沿って敷設する方法が開示されている。特許文献1に開示された方法では、光ファイバケーブルは、掘削面に沿って設けられた金網にフックを介して括り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-041856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の敷設方法では、金網に向けてコンクリートを支保部材として吹き付ける際に、吹付圧によって光ファイバケーブルがフックから外れ、吹付コンクリート内に埋設される光ファイバケーブルの位置が部分的にずれてしまったり、吹付圧によって光ファイバケーブルが金網に押し付けられることで、局所的に光ファイバケーブルが折れ曲がってしまったりするおそれがある。掘削面に吹き付けられたコンクリートの応力等を光ファイバケーブルによって精度よく計測するには、位置ずれや折れ曲がりが生じないように掘削面に沿って光ファイバケーブルを敷設することが望まれる。
【0005】
本発明は、位置ずれ等が生じないように線状体を掘削面に沿って敷設することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トンネルを構築する際に掘削面に沿って線状体を敷設する線状体敷設方法であって、係止部が設けられた部材を掘削面に据え付ける据付工程と、少なくとも係止部の一部が露出する厚さで掘削面にコンクリートを吹き付ける吹付工程と、コンクリート吹付面から露出した係止部に線状体を係止し、コンクリート吹付面に沿って線状体を敷設する敷設工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、位置ずれ等を生じさせることなく線状体を掘削面に沿って敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る線状体敷設方法によりトンネル内に敷設された線状体を、掘進方向を向いて見た正面図である。
図1のA-A線に沿う断面を示す断面図である。
図1のB-B線に沿う断面を拡大して示す拡大断面図である。
本発明の第1実施形態に係る線状体敷設方法によりトンネル内の上下半掘削面側へ敷設される線状体の敷設パターンの一例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る線状体敷設方法によりトンネル内のインバート掘削面側へ敷設される線状体の敷設パターンの一例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る線状体敷設方法によりトンネル内へ敷設される線状体の敷設パターンの一例を示す図である。
本発明の第2実施形態に係る線状体敷設方法によりトンネル内に敷設された線状体、掘進方向を向いて見た正面図である。
図7のC-C線に沿う断面を示す断面図である。
図7のE-E線に沿う断面を拡大して示す拡大断面図である。
本発明の第1実施形態に係る線状体敷設方法の変形例を示す図であり、図1に相当する正面図である。
図10のF-F線に沿う断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る線状体敷設方法について説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1~3を参照して、第1実施形態に係る線状体敷設方法及び当該方法により線状体を掘削面に沿って敷設する際に用いられる構造について説明する。図1は、トンネル内に敷設された線状体を図2に示す掘進方向に沿って切羽面5に向かって見たときの正面図であり、図2は、図1のA-A線に沿う断面を示した断面図であり、図3は、図1のB-B線に沿う断面を拡大して示した拡大断面図である。なお、各図は、トンネル内の構造等をわかりやすく誇張して示したイメージ図であり、実際の大きさや比率とは異なる部分がある。
(【0011】以降は省略されています)

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