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公開番号
2025002149
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102105
出願日
2023-06-21
発明の名称
建物の建替え方法
出願人
大成建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
23/08 20060101AFI20241226BHJP(建築物)
要約
【課題】解体対象となる既存地下躯体に隣接して共用空間が設けられている場合に、この共用空間内での人の活動を確保しつつ、解体作業で生じる騒音を低減できる、建物の建替え方法を提供すること。
【解決手段】建物の建替え方法は、地下通路12の既存地下躯体1側に養生壁30を構築するステップと、既存地下躯体1のうち養生壁30の下端よりも上側の部分を、ワイヤソー40による切断およびバックホー50に取り付けた圧砕機51による破砕により解体するステップと、既存地下躯体1を解体した場所に新設地下躯体70を構築するステップと、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の建替え方法であって、
既存地下躯体に隣接して隣接地下躯体が設けられ、
前記隣接地下躯体には、前記既存地下躯体に面して共用空間が設けられ、
前記共用空間の前記既存地下躯体側に仮設壁を構築する工程と、
前記既存地下躯体のうち前記仮設壁の下端よりも上側の部分を、ワイヤソーによる切断および/またはバックホーに取り付けた圧砕機による破砕により解体する工程と、
前記既存地下躯体を解体した場所に新設地下躯体を構築する工程と、を含むことを特徴とする建物の建替え方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記仮設壁は、鉄筋コンクリート造の養生壁であり、前記養生壁の前記共用空間側には、仮囲いが設けられることを特徴とする請求項1に記載の建物の建替え方法。
【請求項3】
前記仮設壁の前記既存地下躯体側の表面には、防水層が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建物の建替え方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の建替え方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、地下通路を含む地下躯体の建替え方法が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1には、地下通路を含む既存建物を、地下通路の通行を確保した状態で新規建物に建て替える建て替え方法が示されている。まず、既存の地下通路の内側に、吊り支持可能な強度を有する通路枠部材を組み立てて、その内空部を地下通路空間として確保し、地下通路より上方に設けられる新規建物の地上部を支持できるように構真柱を地中に打設し、地下通路の上方に位置する既存建物部分の撤去を行い、構真柱に荷重を支持させる状態に地上部の建設を進めると共に、地上部に反力をとって通路枠部材を吊り支持し、通路枠部材の下方に残る既存建物部分を撤去して新規建物に建て替える。
【0003】
特許文献2には、既存建物を解体して建て替える既存建物の建替え方法が示されている。この既存建物の建替え方法は、既存建物の既存地下外壁ならびに既存地下外壁に接合された一部の柱および梁を残して、既存建物を下端部まで解体するステップと、既存地下躯体の下端部から上方に向かって、既存地下外壁よりも内側の部分を解体しながら、既存地下外壁の内側に埋戻しを行うステップと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-65471号公報
特開2018-21320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、解体対象となる既存地下躯体に隣接して共用空間が設けられている場合に、この共用空間内での人の活動を確保しつつ、解体作業で生じる騒音を低減できる、建物の建替え方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の建物の建替え方法は、建物(例えば、後述の既存地下躯体1)の建替え方法であって、既存地下躯体に隣接して隣接地下躯体(例えば、後述の隣接地下躯体10)が設けられ、前記隣接地下躯体には、前記既存地下躯体に面して共有空間(例えば、後述の地下通路12)が設けられ、前記共有空間の前記既存地下躯体側に仮設壁(例えば、後述の養生壁30)を構築する工程(例えば、後述のステップS1)と、前記既存地下躯体のうち前記仮設壁の下端(地下通路12の床面15)よりも上側の部分を、ワイヤソー(例えば、後述のワイヤソー40)による切断および/またはバックホー(例えば、後述のバックホー50)に取り付けた圧砕機(例えば、後述の圧砕機51)による破砕により解体する工程(例えば、後述のステップS2、S3)と、前記既存地下躯体を解体した場所に新設地下躯体(例えば、後述の新設地下躯体70)を構築する工程(例えば、後述のステップS5)と、を含むことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、隣接地下躯体の地下通路といった共有空間に仮設壁を構築することにより、この仮設壁の内側で歩行者の通行を確保しつつ、仮設壁の外側の作業エリアで建物の建替え工事を行うことができる。
また、既存地下躯体のうち仮設壁の下端(地下通路の床面)よりも上側の部分を、ワイヤソーによる切断やバックホーに取り付けた圧砕機による破砕により解体した。よって、既存地下躯体の解体作業で生じる騒音や振動を低減できる。
【0008】
第2の発明の建物の建替え方法は、前記仮設壁は、鉄筋コンクリート造の養生壁であり、前記養生壁の前記共用空間側には、仮囲い(例えば、後述の仮囲い20)が設けられることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、隣接地下躯体の共用空間と既存地下躯体との間に、養生壁および仮囲いによる二重壁を設けたので、解体作業で生じた騒音が共用空間内に伝わるのを抑制できるうえに、解体作業で生じたコンクリートガラや粉塵が共用空間内に飛散するのを防止できる。
【0010】
第3の発明の建物の建替え方法は、前記仮設壁の前記既存地下躯体側の表面には、防水層(例えば、後述の防水層34)が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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