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公開番号2024170128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087124
出願日2023-05-26
発明の名称空気処理システム
出願人大成建設株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類F24F 7/003 20210101AFI20241129BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】在室者数が少ない場合であっても、二酸化炭素の回収量が著しく低下することを防止する。
【解決手段】建物の空気処理システムであって、空気中の二酸化炭素を回収する複数の二酸化炭素回収器と、前記二酸化炭素回収器毎に、前記二酸化炭素回収器に対する空気の供給経路を、第一の供給経路と第二の供給経路とで切り替える供給経路切替手段と、を備え、前記第一の供給経路は、前記建物の居室から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路であり、前記第二の供給経路は、前記建物の外部から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の空気処理システムであって、
空気中の二酸化炭素を回収する複数の二酸化炭素回収器と、
前記二酸化炭素回収器毎に、前記二酸化炭素回収器に対する空気の供給経路を、第一の供給経路と第二の供給経路とで切り替える供給経路切替手段と、を備え、
前記第一の供給経路は、前記建物の居室から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路であり、
前記第二の供給経路は、前記建物の外部から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路である、
ことを特徴とする空気処理システム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空気処理システムであって、
前記二酸化炭素回収器毎に、前記二酸化炭素回収器からの空気の排出経路を、第一の排出経路と第二の排出経路とで切り替える排出経路切替手段を備え、
前記第一の排出経路は、前記二酸化炭素回収器からの空気の少なくとも一部を前記居室に排出する経路であり、
前記第二の排出経路は、前記二酸化炭素回収器からの空気の全部を前記建物の外部に排出する経路である、
ことを特徴とする空気処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の空気処理システムであって、
前記居室に前記建物の外気を導入する外調機を備え、
前記第一の排出経路は、
前記二酸化炭素回収器からの空気の一部を前記居室に、残りを前記建物の外部に排出する経路であり、
前記外調機は、
前記居室に導入される外気と、前記第一の排出経路によって前記建物の外部に排出される空気との間の熱交換を行う熱交換器を備える、
ことを特徴とする空気処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の空気処理システムであって、
前記居室の在室人数情報に基づいて、前記供給経路切替手段、前記排出経路切替手段及び前記外調機を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記供給経路を前記第一の供給経路に切り替える前記二酸化炭素回収器については、前記排出経路を前記第一の排出経路に切り替え、
前記供給経路を前記第二の供給経路に切り替える前記二酸化炭素回収器については、前記排出経路を前記第二の排出経路に切り替える、
ことを特徴とする空気処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は建物の居室の空気から二酸化炭素を回収する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
地球全体のカーボンニュートラル化のため、空気中の二酸化炭素を回収する様々な技術が提案されている(特許文献1~3)。人間が在室する建物の居室内の空気は、大気中に比べて二酸化炭素が高濃度である。したがって、居室内の空気から二酸化炭素を回収することで、カーボンニュートラル化への貢献度を高められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-52808号公報
特開2020-89891号公報
特開2017-154093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、建物の居室の在室者数は、時間帯や曜日によって変動する。二酸化炭素回収器の回収能力を居室の最大収容人数で設計した場合、夜間や休日には二酸化炭素の回収量が著しく低下する。夜間や休日に二酸化炭素回収器を停止したならば、二酸化炭素の回収自体ができない。
【0005】
本発明の目的は、在室者数が少ない場合であっても、二酸化炭素の回収量が著しく低下することを防止する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
建物の空気処理システムであって、
空気中の二酸化炭素を回収する複数の二酸化炭素回収器と、
前記二酸化炭素回収器毎に、前記二酸化炭素回収器に対する空気の供給経路を、第一の供給経路と第二の供給経路とで切り替える供給経路切替手段と、を備え、
前記第一の供給経路は、前記建物の居室から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路であり、
前記第二の供給経路は、前記建物の外部から前記二酸化炭素回収器に空気を供給する経路である、
ことを特徴とする空気処理システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、在室者数が少ない場合であっても、二酸化炭素の回収量が著しく低下することを防止する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る空気処理システムの概要図。
図1の空気処理システムの制御系のブロック図。
図2の制御ユニットの処理例を示すフローチャート。
図1の空気処理システムの動作説明図。
図1の空気処理システムの動作説明図。
図1の空気処理システムの動作説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<システムの概要>
図1は本発明の一実施形態に係る空気処理システム1の概要図である。空気処理システム1は建物内に構築され、建物の居室100の換気を行うシステムである。建物としては例えばオフィスビル、工場等を例示することができ、居室100としては執務室、作業室等、人間の出入りのある室を例示することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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