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公開番号
2024164894
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080601
出願日
2023-05-16
発明の名称
空調装置
出願人
株式会社コロナ
代理人
主分類
F24F
13/20 20060101AFI20241121BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】払拭機構のメンテナンス作業が容易に実施可能な空調装置を提供する。
【解決手段】従動プーリ62dは、ケース本体部43の所定位置である左端側収容部43dに着脱可能となるよう設置され、ケース本体部43には、従動プーリ62dの着脱時に左端側収容部43dまで従動プーリ62dを案内する案内面48が形成された。これにより、メンテナンス作業時に作業者が支持伝達部62cである歯付きロープを取り付けた状態の従動プーリ62dを左端側収容部43dの突起部46に設置するとき、ケース本体部43の奥で狭小な位置にある左端側収容部43dまで案内面48が形成されているので、容易に従動プーリ62dを左端側収容部43dの設置場所まで案内することができ、作業者の作業性が向上する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、
当該ケースに収容され、回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファンと、
当該ファンの軸線が延びる方向に沿って前記ケースに形成され、前記ファンの送風する空気を前記空気吹出口に向かってガイドするガイド面部と、を備えた空調装置であって、
前記ガイド面部には、払拭機構が設置され、
当該払拭機構は、
駆動部と、
当該駆動部によって駆動され前記ガイド面部に沿って移動可能であると共に、前記ガイド面部に付着した塵埃を払拭可能な払拭部と、を有し、
前記駆動部は、
通電することで駆動するモータと、
当該モータの駆動力を前記払拭部に伝達する駆動力伝達部と、を有し、
前記駆動力伝達部は、
前記モータの駆動力を受けて回転するギア部と、
当該ギア部が回転することにより共に回転するプーリと、
当該プーリが回転することにより変位し前記払拭部を支持している支持伝達部と、を有し、
前記プーリは、前記ケースの所定位置に着脱可能となるよう設置され、
前記ケースには、前記プーリの着脱時に前記所定位置まで前記プーリを案内する案内面が形成されたことを特徴とする空調装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記プーリは、前記ギア部と一体的に設けられた駆動プーリと、当該駆動プーリとは逆側の端部に設置された従動プーリと、で構成され、
前記支持伝達部は、前記駆動プーリと前記従動プーリとに環状に掛け渡されたロープであり、
前記案内面は、前記従動プーリが設置される前記所定位置の前記ケースに形成されたことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
【請求項3】
前記案内面は、前記従動プーリの着脱時に前記従動プーリと近接する位置で対向するように形成されたことを特徴とする請求項2記載の空調装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、室内の温度を調節するための空調装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
住宅等の室内の温度を調節するのに広く空調装置が用いられている。空調装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に示されるような、空調装置は、壁に固定されているケースと、このケースに収納され回転することにより室内に送風するファンと、当該ファンに当接可能に設けられファンを清掃するためのブラシ部と、を有する。
【0004】
空調装置によれば、ブラシ部をファンに当接させた状態でファンを回転させることにより、ファンに付着した塵埃を除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-143961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この従来のものでは、一般に、ケースには、ファンの送風する空気を吹出口に向かってガイドするガイド面部が形成されている。このガイド面部にも塵埃が付着することがあるが、ガイド面部とファンとの間は狭く、空調装置の使用者が手を入れて清掃を行うことは困難である。また、一般に、ブラシ部がファンに当接するので、ファンに付着した塵埃を除去するとき、除去した塵埃がガイド面部に落下してしまう。ファンが駆動すると、ガイド面部に落下した塵埃が空気吹出口から飛散するため室内環境が悪化する。
【0007】
そこで、ガイド面部に溜まった塵埃を払拭する払拭部を有した払拭機構をケース内に設置し、払拭部がモータの駆動によりガイド面部を移動することで、ガイド面部の塵埃を除去する方法が考えられる。
しかし、モータの駆動力を払拭部に伝達する駆動力伝達部が、モータの駆動力を受けて回転するギア部と、当該ギア部が回転することにより共に回転するプーリと、当該プーリが回転することで変位し払拭部を支持している支持伝達部と、を有した構成であり、プーリがケースの狭小な位置に設置される場合、メンテナンス作業時、あるいは組立作業時に作業者がプーリをケースから着脱し難く作業性が悪いことから、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、
当該ケースに収容され、回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファンと、
当該ファンの軸線が延びる方向に沿って前記ケースに形成され、前記ファンの送風する空気を前記空気吹出口に向かってガイドするガイド面部と、を備えた空調装置であって、
前記ガイド面部には、払拭機構が設置され、
当該払拭機構は、
駆動部と、
当該駆動部によって駆動され前記ガイド面部に沿って移動可能であると共に、前記ガイド面部に付着した塵埃を払拭可能な払拭部と、を有し、
前記駆動部は、
通電することで駆動するモータと、
当該モータの駆動力を前記払拭部に伝達する駆動力伝達部と、を有し、
前記駆動力伝達部は、
前記モータの駆動力を受けて回転するギア部と、
当該ギア部が回転することにより共に回転するプーリと、
当該プーリが回転することにより変位し前記払拭部を支持している支持伝達部と、を有し、
前記プーリは、前記ケースの所定位置に着脱可能となるよう設置され、
前記ケースには、前記プーリの着脱時に前記所定位置まで前記プーリを案内する案内面が形成されたことを特徴とした。
【0009】
また、請求項2では、前記プーリは、前記ギア部と一体的に設けられた駆動プーリと、当該駆動プーリとは逆側の端部に設置された従動プーリと、で構成され、
前記支持伝達部は、前記駆動プーリと前記従動プーリとに環状に掛け渡されたロープであり、
前記案内面は、前記従動プーリが設置される前記所定位置の前記ケースに形成されたことを特徴とした。
【0010】
また、請求項3では、前記案内面は、前記従動プーリの着脱時に前記従動プーリと近接する位置で対向するように形成されたことを特徴とした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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