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公開番号2024164489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079994
出願日2023-05-15
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20241120BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯器に関し、中和器を筐体に取り付けるための取付部を中和器に容易に取り付けやすく、管部を水抜き部に取り付ける際に管部と取付部との干渉を抑制しやすい技術を提供する。
【解決手段】中和器55の底部108に水抜き部107が設けられる。取付部70において、底部108を下方側から覆う下方被覆板71の一の縁部には凹部72が設けられる。凹部72は、一の縁部とは反対側の縁部に近づくにつれて幅が狭くなる幅縮小部74と、一の縁部とは反対側の端部に設けられた狭幅部76と、を有する。大径部107Aが狭幅部76に嵌まり込んだ構成で、水抜き部107が下方被覆板71よりも下方に突出する。小径部107Bが管部60内に挿入される構成で管部60が取り付けられる。大径部107Aの下端部は、狭幅部76の下端部と同位置又は下位置であり、大径部107Aの外径は、管部60の内径よりも大きい。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、前記筐体内に収容される中和器と、前記中和器を前記筐体に取り付けるための取付部と、前記中和器に取り付けられる管部と、を備えた給湯器であって、
前記中和器は、中和剤を収容するケース体を備え、
前記ケース体の底部には、前記底部の底面から下方に突出するとともに前記ケース体内の空間から前記ケース体外へと通じる孔部を有する筒状の水抜き部が設けられ、
前記水抜き部は、当該水抜き部の基端側に配置される大径部と、前記大径部よりも先端側に延びるとともに前記大径部よりも外径が小さい小径部と、を有し、
前記取付部は、前記底部の一部を下方側から覆う下方被覆板と、前記下方被覆板と一体的に構成されるとともに前記筐体に対して直接的に又は他部材を介して間接的に固定される固定部と、を有し、
前記下方被覆板の一の縁部には、前記一の縁部とは反対側の縁部側に向かって凹むとともに前記下方被覆板の上方側の空間と下方側の空間とを連通させる凹部が形成され、
前記凹部は、前記反対側の縁部に近づくにつれて幅が狭くなる幅縮小部と、当該凹部における前記一の縁部とは反対側の端部に設けられた狭幅部と、を有し、
前記大径部が前記狭幅部に嵌まり込んだ構成で、前記水抜き部が前記凹部を上下に通過しつつ前記下方被覆板よりも下方に突出しており、
前記小径部が前記管部内に挿入される構成で前記管部が前記水抜き部に取り付けられ、
上下方向において、前記大径部の下端部が前記狭幅部の下端部と同位置又は前記狭幅部の下端部よりも下位置となっており、
前記大径部の外径は、前記管部の内径よりも大きい
給湯器。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記下方被覆板は、前記底部の一部を下方側から覆う板部と、前記板部から下方に向けて立ち下がった形状で前記凹部内の空間を囲む立下り部と、を有し、
前記立下り部の壁面が前記凹部の内壁面を構成する
請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記管部を締め付ける締付部材を有し、
前記締付部材は、前記小径部が前記管部内に挿し込まれて前記管部と前記小径部とが互いに連結された連結部分を、前記管部の外側から囲みつつ締め付け、
前記大径部の外径は、前記締付部材の内径よりも大きく、
前記大径部の下端部は、前記管部及び前記締付部材が前記大径部の下端部よりも上位置に移動することを規制する
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される給湯器は、中和器においてドレン抜き口が設けられている。このドレン抜き口は、ケース本体の底面から下方へ突出されて、下方からドレン抜き栓を差し込むことで閉塞されている。ドレン抜き口の根元には、樹脂製で帯板状の連結バンドのリング状の一端部が回転可能に外装され、連結バンドのリング状の他端部は、ドレン抜き栓の中間部に外装されている。よって、ドレン抜き栓は、ドレン抜き口から抜き取った際に落下することなく連結バンドによってドレン抜き口から吊り下げ支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-25704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の給湯器は、底板に開口部が形成されてり、この開口部に一部を挿し込むように中和器を底板に取り付ける構成であるため、中和器を底板に取り付ける際に開口部に良好に嵌まらない又は嵌まりにくい事態が想定され、作業性の面で改善の余地がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、給湯器に関し、中和器を筐体に取り付けるための取付部を中和器に容易に取り付けやすく、管部を水抜き部に取り付ける際に管部と取付部との干渉を抑制しやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯器は、
筐体と、前記筐体内に収容される中和器と、前記中和器を前記筐体に取り付けるための取付部と、前記中和器に取り付けられる管部と、を備えた給湯器であって、
前記中和器は、中和剤を収容するケース体を備え、
前記ケース体の底部には、前記底部の底面から下方に突出するとともに前記ケース体内の空間から前記ケース体外へと通じる孔部を有する筒状の水抜き部が設けられ、
前記水抜き部は、当該水抜き部の基端側に配置される大径部と、前記大径部よりも先端側に延びるとともに前記大径部よりも外径が小さい小径部と、を有し、
前記取付部は、前記底部の一部を下方側から覆う下方被覆板と、前記下方被覆板と一体的に構成されるとともに前記筐体に対して直接的に又は他部材を介して間接的に固定される固定部と、を有し、
前記下方被覆板の一の縁部には、前記一の縁部とは反対側の縁部側に向かって凹むとともに前記下方被覆板の上方側の空間と下方側の空間とを連通させる凹部が形成され、
前記凹部は、前記反対側の縁部に近づくにつれて幅が狭くなる幅縮小部と、当該凹部における前記一の縁部とは反対側の端部に設けられた狭幅部と、を有し、
前記大径部が前記狭幅部に嵌まり込んだ構成で、前記水抜き部が前記凹部を上下に通過しつつ前記下方被覆板よりも下方に突出しており、
前記小径部が前記管部内に挿入される構成で前記管部が前記水抜き部に取り付けられ、
上下方向において、前記大径部の下端部が前記狭幅部の下端部と同位置又は前記狭幅部の下端部よりも下位置となっており、
前記大径部の外径は、前記管部の内径よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術によれば、中和器を筐体に取り付けるための取付部を中和器に容易に取り付けやすく、管部を水抜き部に取り付ける際に管部と取付部との干渉を抑制しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る給湯器用の中和器を備えた給湯器を例示する給湯回路図である。
図2は、図1の給湯器における筐体の一部や中和器等を例示する斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る給湯器用の中和器を斜め前方側且つ上方側から見た斜視図である
図4は、図3の中和器を斜め後方側且つ上方側から見た斜視図である。
図5は、図3の中和器の平面図である。
図6は、図3の中和器の側面図である。
図7は、図3の中和器に対して取付部及び管部が取り付けられた構造を斜め前方側且つ上方側から見た斜視図である。
図6のB-B位置で切断した構造を、斜め前方側且つ上方側から見た断面斜視図である。
図9は、図8の一部を拡大して示す拡大図である。
図10は、中和器と取付部とが分離した構造を斜め前方側且つ下方側か見た斜視図である。
図11は、中和器と取付部とが分離した構造を下方側から見た図である。
図12は、図10の状態から変化させて中和器に取付部を組付けた構造を斜め前方側且つ下方側から見た斜視図である。
図13は、図11の状態から変化させて中和器に取付部を組付けた構造を下方側か見た図である。
図14は、図12の状態から変化させて中和器に管部を組付けた構造を斜め前方側且つ下方側か見た斜視図である。
図15は、図13の状態から変化させて中和器に管部を組付けた構造を下方側から見た図である。
図16は、図14の状態から変化させて中和器にドレン排出管を組付けた構造を斜め前方側且つ下方側か見た斜視図である。
図17は、図15の状態から変化させて中和器にドレン排出管を組付けた構造を下方側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の〔1〕~〔3〕の各々は、本開示に含まれる特徴的技術の一例である。
【0010】
〔1〕筐体と、前記筐体内に収容される中和器と、前記中和器を前記筐体に取り付けるための取付部と、前記中和器に取り付けられる管部と、を備えた給湯器であって、
前記中和器は、中和剤を収容するケース体を備え、
前記ケース体の底部には、前記底部の底面から下方に突出するとともに前記ケース体内の空間から前記ケース体外へと通じる孔部を有する筒状の水抜き部が設けられ、
前記水抜き部は、当該水抜き部の基端側に配置される大径部と、前記大径部よりも先端側に延びるとともに前記大径部よりも外径が小さい小径部と、を有し、
前記取付部は、前記底部の一部を下方側から覆う下方被覆板と、前記下方被覆板と一体的に構成されるとともに前記筐体に対して直接的に又は他部材を介して間接的に固定される固定部と、を有し、
前記下方被覆板の一の縁部には、前記一の縁部とは反対側の縁部側に向かって凹むとともに前記下方被覆板の上方側の空間と下方側の空間とを連通させる凹部が形成され、
前記凹部は、前記反対側の縁部に近づくにつれて幅が狭くなる幅縮小部と、当該凹部における前記一の縁部とは反対側の端部に設けられた狭幅部と、を有し、
前記大径部が前記狭幅部に嵌まり込んだ構成で、前記水抜き部が前記凹部を上下に通過しつつ前記下方被覆板よりも下方に突出しており、
前記小径部が前記管部内に挿入される構成で前記管部が前記水抜き部に取り付けられ、
上下方向において、前記大径部の下端部が前記狭幅部の下端部と同位置又は前記狭幅部の下端部よりも下位置となっており、
前記大径部の外径は、前記管部の内径よりも大きい
給湯器。
(【0011】以降は省略されています)

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