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公開番号2024172359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090020
出願日2023-05-31
発明の名称業務支援システム、および、業務支援方法
出願人株式会社 日立コンサルティング,大成建設株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約
【課題】
建設業界の発注者、設計者、管理者、及び施工者の間の合意形成プロセスにおける、承認の早期化、および、効率化を図る。
【解決手段】
業務支援システムは、建築物の建築主および施工業者を含む関係者間における、ネットワーク会議を用いた前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための業務支援システムであって、操作者の操作入力に応じて、建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための情報を表示部に表示し、会議の内容に関する情報を記録する会議参加操作端末と、会議参加操作端末に通信ネットワークを介して接続され、会議参加操作端末と通信して、所定の情報を送受信する業務支援装置と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の建築主および施工業者を含む関係者間における、ネットワーク会議を用いた前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための業務支援システムであって、
操作者の操作入力に応じて、前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための情報を表示部に表示し、前記会議の内容に関する情報を記録する会議参加操作端末と、
前記会議参加操作端末に通信ネットワークを介して接続され、前記会議参加操作端末と通信して、所定の情報を送受信する業務支援装置と、を備え、
前記会議参加操作端末2は、
操作者の操作入力に応じて、前記業務支援装置から受信した情報に基づいて、前記会議への参加を開始して、前記建築物の施工のための会議の議事次第と概況に関する情報、及び、前記会議に参加している会議参加者の情報を、前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応したミッションを確認するために、前記ミッションの内容に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションの内容を説明するために、前記建築物の3次元モデルおよび前記3次元モデルに基づいた前記建築物の2次元図面および各種資料を前記表示部に表示するとともに、前記ミッションに対する前記会議参加者の承認状況に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションに対する承認判断を記録するために、前記会議参加者の承認に関する選択肢を前記表示部に表示し、操作者の前記会議参加者の承認判断の内容に基づいた操作入力に応じて、前記表示部に表示された選択肢を選択し、
前記ミッションに対する前記参加者の承認結果を確認するために、操作者の操作入力により、選択された前記選択肢に基づいた前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする業務支援システム。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記会議参加操作端末は、
前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を表示した後、操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了したか否かを確認し、
前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了している場合には、前記ミッションの内容を振り返るために、前記会議における前記ミッションに対応する承認状況に関する情報を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項3】
前記会議参加操作端末は、
前記会議における前記ミッションに対応する承認状況に関する情報を表示した後、操作者の操作入力に応じて、会議中に前記表示部に表示され且つ保存された前記ミッションに関する会議ハイライト映像及び会議ハイライトテキストを、前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議中に前記表示部に表示され且つ保存された前記ミッションに関する説明資料を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の業務支援システム。
【請求項4】
前記業務支援システムは、前記会議参加操作端末および前記業務支援装置に前記通信ネットワークを介して接続され、前記会議参加者が操作する会議参加者端末を備え、
前記会議参加者閲覧端末は、
前記会議参加者の操作入力に応じて、前記会議参加操作端末2により前記表示部に表示された画面を閲覧可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項5】
前記表示部は、前記会議参加操作端末に備えられた表示モニタ及び/又は前記会議参加操作端末に有線若しくは無線で接続されたディスプレイである
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項6】
前記業務支援システムは、前記業務支援装置に前記通信ネットワークを介して接続され、前記会議を準備する操作者が操作する会議準備操作端末1を備え、
前記会議準備操作端末は、前記業務支援装置と通信して、所定の情報を送受信するものであり、
前記会議準備操作端末は、
操作者の操作入力に応じて、前記会議の種類を選択して設定するとともに、前記会議のタイトルを設定し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議参加者、前記会議を開催する日程、前記会議を開催する場所を設定し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議の議事次第を設定し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議における前記議事次第に対応したミッションを設定し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議における説明データを登録し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議参加者の指定されたメールアドレスへ会議招待メールを送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項7】
前記業務支援システムは、前記業務支援装置に前記通信ネットワークを介して接続され、前記会議の内容を記録して管理する操作者が操作する会議記録操作端末を備え、
前記会議記録操作端末は、前記業務支援装置と通信して、所定の情報を送受信するものであり、
前記会議記録操作端末は、
操作者の操作入力に応じて、前記会議の記録管理を開始し、会議の記録の一覧を確認するために、開催された会議の会議記録一覧を、前記会議記録操作端末の表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記会議記録一覧から記録対象となる会議の議事録を作成し、
操作者の操作入力に応じて、前記記録体操となる会議におけるミッションに対応する前記会議参加者の承認状況が承認済みの場合には、承認済の議事録を保存して、会議記録管理を終了する
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項8】
前記会議参加者に対する説明のために、前記表示部は、前記3次元モデル、前記2次元図面、前記資料、前記会議参加者、前記ミッションに対する承認状況を、同一画面内に同時に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
【請求項9】
建築物の建築主および施工業者を含む関係者間における、前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための業務支援システムを用いた業務支援方法であって、
前記業務支援システムは、
操作者の操作入力に応じて、前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための情報を表示部に表示し、前記会議の内容に関する情報を記録する会議参加操作端末と、
前記会議参加操作端末に通信ネットワークを介して接続され、前記会議参加操作端末と通信して、所定の情報を送受信する業務支援装置と、を備えるものであり、
前記業務支援方法において、前記会議参加操作端末は、
操作者の操作入力に応じて、前記業務支援装置から受信した情報に基づいて、前記会議への参加を開始して、前記建築物の施工のための会議の議事次第と概況に関する情報、及び、前記会議に参加している会議参加者の情報を、前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応したミッションを確認するために、前記ミッションの内容に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションの内容を説明するために、前記建築物の3次元モデルおよび前記3次元モデルに基づいた前記建築物の2次元図面および各種資料を前記表示部に表示するとともに、前記ミッションに対する前記会議参加者の承認状況に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションに対する承認判断を記録するために、前記会議参加者の承認に関する選択肢を前記表示部に表示し、操作者の前記会議参加者の承認判断の内容に基づいた操作入力に応じて、前記表示部に表示された選択肢を選択し、
前記ミッションに対する前記参加者の承認結果を確認するために、操作者の操作入力により、選択された前記選択肢に基づいた前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする業務支援方法。
【請求項10】
前記業務支援方法において、
前記会議参加操作端末は、
前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を表示した後、操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了したか否かを確認し、
前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了している場合には、前記ミッションの内容を振り返るために、前記会議における前記ミッションに対応する承認状況に関する情報を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項9に記載の業務支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、業務支援システム、および、業務支援方法に関する。具体的には、建設業界の関係者間の合意形成プロセスにおける承認の早期化、および、効率化を図る業務支援装置、および、業務支援方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、建築物の構造、意匠、設備に関する設計、部材、施工情報を3D空間上に表示して管理するBIM(Building Information Modeling)等の技術がある。
【0003】
一方、日本の建設業界では、発注者(建築主)と施工者等の間の合意形成において、既述のBIMは、参考情報の位置づけとなっていることが多く、承認行為への活用も困難であることが前提となっている。
【0004】
このような前提の下、発注者(建築主)と施工者等の間で行われる施工定例などの会議の中では、BIMや各種説明資料、施工図などを個別に説明せざるを得ないことや、口頭での合意形成しか得られないこともあり、承認行為や承認したという記録は施工図や議事録を用いて別に行う必要がある。
【0005】
以上のように、既述のBIMを含む従来技術は、建設業界の発注者(建築主)、設計者、管理者、及び施工者の間の承認行為に時間がかかるため、承認の早期化、および、効率化を図ることが難しいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-155553号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、建設業界の関係者の間の合意形成プロセスにおける、承認の早期化、および、効率化を図ることが可能な業務支援システム、および、業務支援方法を提供することを目的とする。
【0008】
そして、このような本発明に係る業務支援システム、および、業務支援方法によれば、業務が効率化され、承認の質が向上することで、建設業界の従事者における労働時間の短縮や手戻りの抑制を図ることができ、建設業のデジタルトランスフォーメーションにもつながるものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る実施形態に従った業務支援システムは、
建築物の建築主および施工業者を含む関係者間における、ネットワーク会議を用いた前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための業務支援システムであって、
操作者の操作入力に応じて、前記建築物の施工に関する説明、承認、および記録を支援するための情報を表示部に表示し、前記会議の内容に関する情報を記録する会議参加操作端末と、
前記会議参加操作端末に通信ネットワークを介して接続され、前記会議参加操作端末と通信して、所定の情報を送受信する業務支援装置と、を備え、
前記会議参加操作端末は、
操作者の操作入力に応じて、前記業務支援装置から受信した情報に基づいて、前記会議への参加を開始して、前記建築物の施工のための会議の議事次第と概況に関する情報、及び、前記会議に参加している会議参加者の情報を、前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応したミッションを確認するために、前記ミッションの内容に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションの内容を説明するために、前記建築物の3次元モデルおよび前記建築物の3次元モデルに基づいた前記建築物の2次元図面および各種資料を前記表示部に表示するとともに、前記ミッションに対する前記会議参加者の承認状況に関する情報を前記表示部に表示し、
操作者の操作入力に応じて、前記ミッションに対する承認判断を記録するために、前記会議参加者の承認に関する選択肢を前記表示部に表示し、操作者の前記会議参加者の承認判断の内容に基づいた操作入力に応じて、前記表示部に表示された選択肢を選択し、
前記ミッションに対する前記参加者の承認結果を確認するために、操作者の操作入力により、選択された前記選択肢に基づいた前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする。
【0010】
前記業務支援システムにおいて、
前記会議参加操作端末は、
前記会議参加者の前記ミッションに対する承認結果を表示した後、操作者の操作入力に応じて、前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了したか否かを確認し、
前記議事次第に対応した全てのミッションに関する承認判断が完了している場合には、前記ミッションの内容を振り返るために、前記会議における前記ミッションに対応する承認状況に関する情報を、前記表示部に表示する、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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