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公開番号2025006126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106723
出願日2023-06-29
発明の名称無線通信装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G06K 17/00 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】台紙の搬送経路において無線タグと無線通信するアンテナが設けられた位置にラベルを検出するセンサを配置できる無線通信装置を提供する。
【解決手段】アンテナ基板40には、印刷テープ10の台紙12に貼付されたラベル11に設けられている無線タグ15と無線通信するアンテナ45が形成される。アンテナ45は、環状のアンテナ部46と、アンテナ部46に給電する給電配線部47を有する。アンテナ部46の環状内に、アンテナ基板40を厚み方向に貫通する貫通孔49が形成される。印刷テープ10の搬送経路には、アンテナ基板40と、透過型の光センサが配置される。光センサは、搬送方向においてアンテナ45の一端部45Aと他端部45Bとの間に配置されている。故に印刷装置は無線タグ15に対する通信位置を適切に決定できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
無線タグが設けられた複数のラベルが長手方向に互いに離れて貼付された長尺な台紙を搬送し、前記無線タグと無線通信が可能な無線通信装置であって、
前記台紙の前記長手方向を搬送方向として前記台紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記台紙の幅方向と前記搬送方向とに交差する交差方向において前記搬送経路に対向して配置され、前記ラベルの端部を検出するセンサと、
前記交差方向において前記搬送経路に対向して配置され、前記無線タグと無線通信を行うためのアンテナが設けられた通信部と、
前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向に搬送しつつ、前記複数のラベルのうち前記通信部による通信対象である対象ラベルの前記搬送方向の下流側かつ前記対象ラベルと隣り合う位置に貼付されたラベルの上流側の端部を前記センサによって検出し、その後、前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向に所定量搬送したときに前記通信部によって前記対象ラベルと無線通信を行う制御部と
を備え、
前記所定量は、前記センサによって前記複数のラベルのうち任意の前記ラベルの前記搬送方向上流側の端部を検出した後、前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向の複数の位置に順次搬送したときのそれぞれに位置において検出される前記通信部と前記無線タグとの通信状態に基づいて決定され、
前記センサは、前記交差方向に見た場合に、前記アンテナの前記搬送方向における一端と他端の間に配置されていること
を特徴とする無線通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記センサは、
前記搬送経路へ向けて検出光を出射する投光部と、
前記搬送経路を通過した前記検出光を受光する受光部と
を有し、
前記投光部と前記受光部とが前記搬送経路を前記交差方向に挟んで配置され、前記搬送経路を搬送される前記台紙を透過した透過光の強度に基づいて前記ラベルの端部を検出する透過センサであること
を特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記センサは、
前記搬送経路へ向けて検出光を出射する投光部と、
前記搬送経路を搬送される前記台紙によって反射された前記検出光を受光する受光部と
を有し、
前記投光部と前記受光部とが前記搬送経路に対し前記交差方向の一方側に配置され、前記台紙よって前記検出光が反射された反射光の強度に応じて前記ラベルの端部を検出する反射センサであり、
前記台紙には、前記複数のラベルの各々の端部の位置に対応し、前記ラベルの端部の検出に用いられる複数の検出マークが形成されたこと
を特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記通信部を前記交差方向に見た場合に、前記通信部において前記センサが配置される位置は、前記アンテナが信号を出力したときに前記アンテナにおける電波強度が最も強くなる位置、もしくはその近傍であること
を特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記アンテナは、前記通信部の前記搬送方向および前記幅方向に延びる平面において配線パターンとして形成されたループアンテナおよび前記ループアンテナに給電する給電配線であり、
前記通信部を前記交差方向に見た場合に、前記通信部において前記センサが配置される位置は、前記配線パターンにおける前記ループアンテナのループ内中央の位置、もしくはその近傍であること
を特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記アンテナは、前記通信部の前記搬送方向および前記幅方向に延びる平面において配線パターンとして形成されたダイポールアンテナおよび前記ダイポールアンテナに給電する給電配線であり、
前記通信部を前記交差方向に見た場合に、前記通信部において前記センサが配置される位置は、前記平面上において、前記配線パターンの前記搬送方向の一端と他端の間において前記配線パターンに干渉しない位置、もしくはその近傍であること
を特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記アンテナは、前記通信部の前記搬送方向および前記幅方向に延びる平面において配線パターンとして形成されたモノポールアンテナおよび前記モノポールアンテナに給電する給電配線であり、
前記通信部を前記交差方向に見た場合に、前記通信部において前記センサが配置される位置は、前記平面上において、前記配線パターンの前記搬送方向の一端と他端の間において前記配線パターンに干渉しない位置、もしくはその近傍であること
を特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記通信部は、前記通信部を前記交差方向に見た場合の前記センサの配置位置に、前記交差方向に貫通する貫通孔を有し、
前記投光部から出射される前記検出光は、前記貫通孔を通過して、前記受光部に受光されること
を特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記通信部は、
前記通信部の前記搬送方向および前記幅方向に延び、前記搬送経路を向く第一平面と、
前記通信部の前記搬送方向および前記幅方向に延び、前記第一平面とは反対側に形成される第二平面と
を有し、
前記センサは、前記第一平面と前記搬送経路との間に配置され、
前記アンテナは、前記第二平面に形成されたこと
を特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タグと無線通信が可能な無線通信装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された無線タグ書込装置は、ラベル台紙が搬送される搬送経路上に、ラベル用紙に形成されたRFIDタグへの情報の書き込みを行うアンテナを配置する。ラベル用紙の先頭位置(搬送方向下流側の縁の位置)を示す黒マークを検出するマークセンサは、アンテナの配置位置に対して搬送方向の上流側に配置されている。無線タグ書込装置は、ラベル台紙を、ラベル用紙のラベル長およびラベル間隔の分だけ搬送し、無線タグに情報を書き込む書込位置や無線出力の強度のキャリブレーションを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-211893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、無線タグへの書込対象のラベル用紙の次のラベル用紙の先頭位置から、書込対象のラベル用紙の無線タグ形成位置までの距離が、アンテナとマークセンサとの間の距離よりも短いラベル台紙が用いられる場合がある。この場合、ラベル台紙をラベル長およびラベル間隔の分だけ搬送しても、書込対象のラベル用紙の無線タグは、アンテナの位置に到達しない。このため、無線タグ書込装置は、無線タグの位置まで搬送を続けて情報の書き込みを行った後、ラベル用紙の先頭位置までラベル台紙を逆方向に搬送する必要が生ずる。
【0005】
一方、無線タグ書込装置を、アンテナよりも搬送方向下流側にラベル用紙を検出するセンサを配置した構成とする場合において、書込対象のラベル用紙の無線タグが、搬送方向下流側の縁に近い位置に形成されたラベル台紙が用いられる場合がある。この場合、書込対象のラベル用紙をセンサが検出した状態で、アンテナが次のラベル用紙の無線タグに近接してしまう場合がある。このような状態がキャリブレーション中に生じた場合、無線タグ書込装置は、無線タグへの情報の書込位置を、書込対象のラベル用紙の次のラベル用紙の無線タグに対応した位置で誤認してしまう可能性があった。
【0006】
本発明は、台紙の搬送経路において無線タグと無線通信するアンテナが設けられた位置にラベルを検出するセンサを配置できる無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、無線タグが設けられた複数のラベルが長手方向に互いに離れて貼付された長尺な台紙を搬送し、前記無線タグと無線通信が可能な無線通信装置であって、前記台紙の前記長手方向を搬送方向として前記台紙を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記台紙の幅方向と前記搬送方向とに交差する交差方向において前記搬送経路に対向して配置され、前記ラベルの端部を検出するセンサと、前記交差方向において前記搬送経路に対向して配置され、前記無線タグと無線通信を行うためのアンテナが設けられた通信部と、前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向に搬送しつつ、前記複数のラベルのうち前記通信部による通信対象である対象ラベルの前記搬送方向の下流側かつ前記対象ラベルと隣り合う位置に貼付されたラベルの上流側の端部を前記センサによって検出し、その後、前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向に所定量搬送したときに前記通信部によって前記対象ラベルと無線通信を行う制御部とを備え、前記所定量は、前記センサによって前記複数のラベルのうち任意の前記ラベルの前記搬送方向上流側の端部を検出した後、前記搬送部によって前記台紙を前記搬送方向の複数の位置に順次搬送したときのそれぞれに位置において検出される前記通信部と前記無線タグとの通信状態に基づいて決定され、前記センサは、前記交差方向に見た場合に、前記アンテナの前記搬送方向における一端と他端の間に配置されていることを特徴とする無線通信装置が提供される。センサがアンテナの搬送方向における一端と他端の間に配置されているので、無線通信装置は、対象ラベルの無線タグに対する通信位置を適切に決定することができる。
【0008】
本態様において、前記センサは、前記搬送経路へ向けて検出光を出射する投光部と、前記搬送経路を通過した前記検出光を受光する受光部とを有し、前記投光部と前記受光部とが前記搬送経路を前記交差方向に挟んで配置され、前記搬送経路を搬送される前記台紙を透過した透過光の強度に基づいて前記ラベルの端部を検出する透過センサであってもよい。透過センサを用いてラベルの端部を検出することで、例えば台紙にラベルの端部を検出するための検出マークを形成する手間が省け、ラベルのコストを低減することができる。
【0009】
本態様において、前記センサは、前記搬送経路へ向けて検出光を出射する投光部と、前記搬送経路を搬送される前記台紙によって反射された前記検出光を受光する受光部とを有し、前記投光部と前記受光部とが前記搬送経路に対し前記交差方向の一方側に配置され、前記台紙よって前記検出光が反射された反射光の強度に応じて前記ラベルの端部を検出する反射センサであり、前記台紙には、前記複数のラベルの各々の端部の位置に対応し、前記ラベルの端部の検出に用いられる複数の検出マークが形成されてもよい。検出マークは通常、台紙とのコントラスト差が大きいので、検出マークによってラベルの端部の位置を特定することで、ラベルの位置の誤検出を低減することができる。また、センサを搬送経路の片側に配置すれば足りるので、無線通信装置の生産にかかるコストを削減することができる。
【0010】
本態様において、前記通信部を前記交差方向に見た場合に、前記通信部において前記センサが配置される位置は、前記アンテナが信号を出力したときに前記アンテナにおける電波強度が最も強くなる位置、もしくはその近傍であってもよい。センサがラベルの端部を検出した位置から、無線タグとの通信位置までの距離が、台紙の搬送距離とほぼ一致する。よって無線通信装置は、非書込対象のラベルの無線タグに誤って情報を書き込むことがない。
(【0011】以降は省略されています)

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