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公開番号2024155445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070165
出願日2023-04-21
発明の名称空調システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類F24F 11/70 20180101AFI20241024BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調対象空間に存在する人が快適性を感じる空調を行って、使用者の快適性の向上を図る。
【解決手段】空調対象空間5に対して空調用空気の熱を放射させて空調対象空間5を放射空調する放射空調装置2と、空調対象空間5に対して空調用空気を対流させて空調対象空間5を対流空調する対流空調装置3と、放射空調装置2と対流空調装置3とを併用して運転させる併用運転を実行可能な運転制御部4とが備えられ、空調対象空間5に存在する人61の代謝量を推定する代謝量推定部41が備えられ、運転制御部4は、併用運転において、代謝量推定部41にて推定する代謝量が大きくなるほど、対流空調装置3の運転能力を大きくし且つ放射空調装置2の運転能力を小さくする形態で、代謝量推定部41にて推定する代謝量に応じて、放射空調装置2の運転能力及び対流空調装置3の運転能力を制御している。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
空調対象空間に対して空調用空気の熱を放射させて空調対象空間を放射空調する放射空調装置と、
空調対象空間に対して空調用空気を対流させて空調対象空間を対流空調する対流空調装置と、
前記放射空調装置と前記対流空調装置とを併用して運転させる併用運転を実行可能な運転制御部とが備えられ、
空調対象空間に存在する人の代謝量を推定する代謝量推定部が備えられ、
前記運転制御部は、前記併用運転において、前記代謝量推定部にて推定する代謝量が大きくなるほど、前記対流空調装置の運転能力を大きくし且つ前記放射空調装置の運転能力を小さくする形態で、前記代謝量推定部にて推定する代謝量に応じて、前記放射空調装置の運転能力及び前記対流空調装置の運転能力を制御している空調システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
空調対象空間の空調負荷に応じて空調対象空間に対する空調用空気の供給熱量を調整する状態で、その空調用空気を生成する空調用空気生成装置が備えられ、
その空調用空気生成装置は、生成した空調用空気を前記放射空調装置と前記対流空調装置とに分配して、前記放射空調装置及び前記対流空調装置を介して空調用空気を空調対象空間に供給自在に構成され、
前記対流空調装置は、前記空調用空気生成装置から分配された空調用空気を空調対象空間に対流させて空調対象空間を対流空調するように構成され、
前記放射空調装置は、前記空調用空気生成装置から分配された空調用空気の熱を放射させて空調対象空間を放射空調するように構成され、
前記運転制御部は、前記併用運転において、前記空調用空気生成装置にて生成された空調用空気の供給熱量を前記放射空調装置と前記対流空調装置とに分配する分配状態を調整することで、前記放射空調装置の運転能力及び前記対流空調装置の運転能力を制御している請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
空調対象空間に気流を発生させる気流発生ファンが備えられ、
前記運転制御部は、前記併用運転において、前記代謝量推定部にて推定する代謝量が設定値を越える過大状態となると、気流発生ファンを作動させる請求項1又は2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記気流発生ファンは、前記対流空調装置にて空調対象空間に対流させる空調用空気を用いて、空調対象空間に気流を発生させるように構成されている請求項3に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調対象空間に対して空調用空気の熱を放射させて空調対象空間を放射空調する放射空調装置と、空調対象空間に対して空調用空気を対流させて空調対象空間を対流空調する対流空調装置とが備えられた空調システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
このような空調システムとして、空調対象空間を空調するに当たり、放射空調装置による放射空調と対流空調装置による対流空調とを併用して運転させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載の空調システムでは、空調対象空間の空調負荷の大きさに応じて、放射空調装置の能力及び対流空調装置の能力を制御している。例えば、空調対象空間の冷房を行う場合に、その空調負荷が大きいと、放射空調装置を運転停止させ、対流空調装置を大能力にて運転させる。その空調負荷が中程度のときには、放射空調装置を小能力にて運転させ、対流空調装置を中能力にて運転させ、その空調負荷が小さいときには、放射空調装置を中能力~小能力にて運転させ、対流空調装置を微小能力にて運転させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-55234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の空調システムでは、放射空調装置と対流空調装置とを併用して運転させるに当たり、外気温度や室内空気温度等から空調対象空間の空調負荷の大きさを判定し、その判定した空調負荷の大きさに応じて、放射空調装置の能力及び対流空調装置の能力を制御している。
【0006】
しかしながら、室内において人が感じる暑さ寒さの感覚である温熱感覚は人によって異なるので、外気温度や室内空気温度等から判定される空調対象空間の空調負荷の大きさを基準にして、放射空調装置の能力及び対流空調装置の能力を制御しても、空調対象空間に存在する人が空調の快適性を感じない可能性がある。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、空調対象空間に存在する人が快適性を感じる空調を行って、使用者の快適性の向上を図ることができる空調システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、空調対象空間に対して空調用空気の熱を放射させて空調対象空間を放射空調する放射空調装置と、
空調対象空間に対して空調用空気を対流させて空調対象空間を対流空調する対流空調装置と、
前記放射空調装置と前記対流空調装置とを併用して運転させる併用運転を実行可能な運転制御部とが備えられ、
空調対象空間に存在する人の代謝量を推定する代謝量推定部が備えられ、
前記運転制御部は、前記併用運転において、前記代謝量推定部にて推定する代謝量が大きくなるほど、前記対流空調装置の運転能力を大きくし且つ前記放射空調装置の運転能力を小さくする形態で、前記代謝量推定部にて推定する代謝量に応じて、前記放射空調装置の運転能力及び前記対流空調装置の運転能力を制御している点にある。
【0009】
室内において人が感じる暑さ寒さの感覚である温熱感覚は人によって異なるものであるが、その人の代謝量によって温熱感覚を把握することができる。そこで、本構成によれば、空調対象空間に存在する人の代謝量を推定する代謝量推定部が備えられ、併用運転では、運転制御部が、代謝量推定部にて推定する代謝量に応じて、放射空調装置の運転能力及び対流空調装置の運転能力を制御している。
例えば、冷房状態において空調対象空間に存在する人が暑いと感じている場合には、代謝量推定部にて推定する代謝量が大きくなるので、運転制御部は、対流空調装置の運転能力を大きくし且つ放射空調装置の運転能力を小さくする。これにより、空調対象空間に存在する人は、対流空調装置による対流空調をより強く感じることができるので、空調対象空間に存在する人は、快適な気流感を感じることができ、冷房空調の快適性を向上させることができる。
逆に、冷房状態において空調対象空間に存在する人が寒いと感じている場合には、代謝量推定部にて推定する代謝量が小さくなるので、運転制御部は、対流空調装置の運転能力を小さくし且つ放射空調装置の運転能力を大きくする。これにより、空調対象空間に存在する人は、対流空調装置による対流空調の気流感を強く感じることなく、放射空調装置の放射空調にてほどよい冷感を感じることができ、冷房空調の快適性を向上することができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、空調対象空間の空調負荷に応じて空調対象空間に対する空調用空気の供給熱量を調整する状態で、その空調用空気を生成する空調用空気生成装置が備えられ、
その空調用空気生成装置は、生成した空調用空気を前記放射空調装置と前記対流空調装置とに分配して、前記放射空調装置及び前記対流空調装置を介して空調用空気を空調対象空間に供給自在に構成され、
前記対流空調装置は、前記空調用空気生成装置から分配された空調用空気を空調対象空間に対流させて空調対象空間を対流空調するように構成され、
前記放射空調装置は、前記空調用空気生成装置から分配された空調用空気の熱を放射させて空調対象空間を放射空調するように構成され、
前記運転制御部は、前記併用運転において、前記空調用空気生成装置にて生成された空調用空気の供給熱量を前記放射空調装置と前記対流空調装置とに分配する分配状態を調整することで、前記放射空調装置の運転能力及び前記対流空調装置の運転能力を制御している点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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