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公開番号2025001304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100813
出願日2023-06-20
発明の名称情報処理方法及び情報処理装置
出願人株式会社ミヤワキ
代理人個人,個人
主分類F16T 1/48 20060101AFI20241225BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複数の測定装置が、フラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いて、複数のスチームトラップの測定データを損失なくサーバ装置まで転送できるように設置されているか否かを効率良く把握する。
【解決手段】複数の測定装置のそれぞれがスチームトラップの測定データをフラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いてサーバ装置に送信する通信システムの構築を支援する情報処理装置における情報処理方法であって、複数の測定装置及びサーバ装置の設置位置を示す設置情報を取得し、複数の測定装置のそれぞれを対象にして、設置情報に基づいて、サーバ装置及び複数の測定装置のうち、処理対象の対象装置よりもサーバ装置側に設置されている装置群を特定し、前記装置群の中で対象装置の最も近くに設置されている近接装置を特定し、近接装置が対象装置から所定距離以上離れて設置されているか否かを判定し、前記判定の結果を示す情報を出力する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
通信システムの構築を支援する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記通信システムは、複数の測定装置とサーバ装置とを備え、前記複数の測定装置のそれぞれがスチームトラップの測定データをフラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いて前記サーバ装置に送信するものであり、
前記複数の測定装置及び前記サーバ装置の設置位置を示す設置情報を取得し、
前記複数の測定装置のそれぞれを対象にして、前記設置情報に基づいて、
前記サーバ装置及び前記複数の測定装置のうち、処理対象の測定装置である対象装置よりも前記サーバ装置側に設置されている装置群を特定し、
前記装置群の中で前記対象装置の最も近くに設置されている近接装置を特定し、
前記近接装置が前記対象装置から所定距離以上離れて設置されているか否かを判定し、
前記判定の結果を示す情報を出力する、
情報処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
更に、前記近接装置が前記対象装置から前記所定距離以上離れて設置されていると判定した場合、前記近接装置と前記リレー機能を有する一以上の通信装置のそれぞれと前記対象装置とが前記所定距離未満の間隔で設置されるように、前記一以上の通信装置の設置位置を決定し、
更に、前記一以上の通信装置の設置位置を示す情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記複数の測定装置及び前記サーバ装置は、所定の施設に設置され、
前記施設は、複数行且つ複数列に並ぶ複数のエリアに区画され、
前記設置情報は、前記複数の測定装置及び前記サーバ装置のそれぞれが設置されているエリアの行番号及び列番号を、前記複数の測定装置及び前記サーバ装置のそれぞれの設置位置として示す、
請求項1又は2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記複数の測定装置及び前記サーバ装置は、所定の施設に設置され、
前記施設は、複数行且つ複数列に並ぶ複数のエリアに区画され、
前記設置情報は、前記複数の測定装置及び前記サーバ装置のそれぞれが設置されているエリアの行番号及び列番号を、前記複数の測定装置及び前記サーバ装置のそれぞれの設置位置として示し、
前記一以上の通信装置の設置位置は、前記一以上の通信装置のそれぞれが設置されているエリアの行番号及び列番号によって示される、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
通信システムの構築を支援する情報処理装置であって、
前記通信システムは、複数の測定装置とサーバ装置とを備え、前記複数の測定装置のそれぞれがスチームトラップの測定データをフラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いて前記サーバ装置に送信するものであり、
前記複数の測定装置及び前記サーバ装置の設置位置を示す設置情報を取得する取得部と、
前記複数の測定装置のそれぞれを対象にして、前記設置情報に基づいて、
前記サーバ装置及び前記複数の測定装置のうち、処理対象の測定装置である対象装置よりも前記サーバ装置側に設置されている装置群を特定し、
前記装置群の中で前記対象装置の最も近くに設置されている近接装置を特定し、
前記近接装置が前記対象装置から所定距離以上離れて設置されているか否かを判定する判定部と、
前記判定の結果を示す情報を出力する出力部と、
を備える情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の測定装置のそれぞれによるスチームトラップの測定データをサーバ装置に送信する通信システムの構築を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気配管系を備えたプラント及び工場等の施設においては、熱交換又は放熱等によって配管系内に復水(ドレン)が生じることがある。この復水を配管系内に滞留させると運転効率が低下する原因となる。このため、一般には、配管系の適所にスチームトラップを設置し、このスチームトラップによって復水を配管系の外部に排出するようにしている。
【0003】
経年劣化又は作動不良等によってスチームトラップのシール性能が損なわれると、蒸気配管系内の蒸気がスチームトラップを介して外部に漏出し、無駄な蒸気損失を招くこととなる。このため、定期的に、下記特許文献1等に開示のような検査器を用いて、スチームトラップの温度及び振動を測定し、これらの測定データと、閾値等の必要情報とに基づいて、各スチームトラップの作動状態を診断する作業が行われる。
【0004】
しかし、大規模な施設では数千個から数万個のスチームトラップが設置されている場合がある。この場合、作業者による手作業での各スチームトラップの作動状態の診断には多大な時間を要する。このため、各スチームトラップに当該スチームトラップの作動状態を測定する測定装置を常設し、当該測定装置から定期的にサーバ装置に測定データを無線送信し、サーバ装置において、各スチームトラップの作動状態を診断する通信システムを採用する施設も存在する。
【0005】
上記通信システムには、一般的に、サーバ装置、測定装置及び中継装置の三種類の装置を用いる所謂ルーティッド型メッシュネットワークの構成が採用されている。具体的には、近距離間に設置されている複数の測定装置をグループ化し、グループ毎に遠距離無線通信可能な中継装置を設ける。そして、各中継装置が、各グループに属する複数の測定装置から測定データを受信し、当該受信した測定データを集約し、一以上の他のグループの中継装置を介して又は介さずに、サーバ装置に転送する。
【0006】
近年では、ルーティッド型メッシュネットワークの構成における中継装置の設置及び電力に要するコストを軽減するため、上記通信システムに、フラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いた構成を採用することが注目されている。具体的には、各測定装置が前記リレー機能を用いて自身の測定データ及び他の測定装置から受信した測定データを他の測定装置へ転送することを繰り返し、中継装置を介さずに測定データをサーバ装置まで送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第2954183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、既存の通信システムをルーティッド型メッシュネットワークの構成からフラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いた構成に変更することは容易ではない。例えば、サーバ装置の近傍の一部の測定装置が互いに通信可能な距離内に設置されていないために、当該一部の測定装置まで転送されてきた測定データをサーバ装置まで転送できない虞がある。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、複数の測定装置が、フラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いて、複数のスチームトラップの測定データを損失なくサーバ装置まで転送できるように設置されているか否かを効率良く把握することができる情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、通信システムの構築を支援する情報処理装置における情報処理方法であって、前記通信システムは、複数の測定装置とサーバ装置とを備え、前記複数の測定装置のそれぞれがスチームトラップの測定データをフラッド型メッシュネットワークのリレー機能を用いて前記サーバ装置に送信するものであり、前記複数の測定装置及び前記サーバ装置の設置位置を示す設置情報を取得し、前記複数の測定装置のそれぞれを対象にして、前記設置情報に基づいて、前記サーバ装置及び前記複数の測定装置のうち、処理対象の測定装置である対象装置よりも前記サーバ装置側に設置されている装置群を特定し、前記装置群の中で前記対象装置の最も近くに設置されている近接装置を特定し、前記近接装置が前記対象装置から所定距離以上離れて設置されているか否かを判定し、前記判定の結果を示す情報を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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