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公開番号2025012912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116105
出願日2023-07-14
発明の名称出力方法、出力装置及びプログラム
出願人株式会社ミヤワキ
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】将来の蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を適切に把握する。
【解決手段】出力方法は、蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量に関する情報を出力する出力装置における出力方法であって、第1蒸気トラップの直近の第1期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第1情報を取得し、第1蒸気トラップと同じ型式の複数の第2蒸気トラップの第1期間よりも長い第2期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す複数の第2情報を取得し、複数の第2情報のうち、第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報を抽出し、第3情報を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量に関する情報を出力する出力装置における出力方法であって、
第1蒸気トラップの直近の第1期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第1情報を取得し、
前記第1蒸気トラップと同じ型式の複数の第2蒸気トラップの前記第1期間よりも長い第2期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す複数の第2情報を取得し、
前記複数の第2情報のうち、前記第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が前記第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報を抽出し、
前記第3情報を出力する、
出力方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
更に、前記第1情報に基づいて、前記第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を示す近似関数を算出し、
更に、前記近似関数によって示される前記第1期間以降における蒸気の漏洩量と前記第3情報が示す前記第3期間以降における蒸気の漏洩量との平均値の時間的推移を示す第4情報を算出し、
更に、前記第4情報を出力する、
請求項1に記載の出力方法。
【請求項3】
更に、前記複数の第2情報のうち、前記第2期間における蒸気の漏洩量の増大率が最も大きいことを示す第5情報を抽出し、
更に、前記第5情報を出力する、
請求項1又は2に記載の出力方法。
【請求項4】
更に、前記第1情報に基づいて、前記第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を示す近似関数を算出し、
更に、前記近似関数によって示される前記第1期間以降における蒸気の漏洩量と前記第5情報が示す前記第3期間以降における蒸気の漏洩量との平均値の時間的推移を示す第6情報を算出し、
更に、前記第6情報を出力する、
請求項3に記載の出力方法。
【請求項5】
更に、前記近似関数によって示される前記第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第7情報を出力する、
請求項2に記載の出力方法。
【請求項6】
更に、前記近似関数によって示される前記第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第7情報を出力する、
請求項4に記載の出力方法。
【請求項7】
蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量に関する情報を出力する出力装置であって、
第1蒸気トラップの直近の第1期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第1情報を取得する第1取得部と、
前記第1蒸気トラップと同じ型式の複数の第2蒸気トラップの前記第1期間よりも長い第2期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す複数の第2情報を取得する第2取得部と、
前記複数の第2情報のうち、前記第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が前記第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報を抽出する抽出部と、
前記第3情報を出力する出力部と、
を備える出力装置。
【請求項8】
蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量に関する情報を出力する出力装置のプログラムであって、
前記出力装置に、
第1蒸気トラップの直近の第1期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第1情報を取得し、
前記第1蒸気トラップと同じ型式の複数の第2蒸気トラップの前記第1期間よりも長い第2期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す複数の第2情報を取得し、
前記複数の第2情報のうち、前記第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が前記第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報を抽出し、
前記第3情報を出力する、
処理を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量を示す情報を出力する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気配管系を備えたプラントにおいては、配管系の適所に設置した蒸気トラップによって、熱交換又は放熱等により生じた復水(ドレン)を配管系の外部に排出している。経年劣化や作動不良等によって蒸気トラップの性能が損なわれると、配管系内の蒸気が蒸気トラップを介して外部に漏出し、無駄な蒸気損失を招く。このため、一年に一回等の定期的に、複数の担当者に特許文献1等に開示のような計測診断装置(以降、診断器)を持参させ、1日で約1000機の蒸気トラップの診断を分担して行っている。
【0003】
具体的には、診断器は、担当者による操作に応じて蒸気トラップの振動及び温度を測定し、その測定データに基づいて蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量を算出する。また、診断器は、算出した蒸気の漏洩量に基づき、蒸気トラップの状態(例えば、漏れなし、漏れ小、漏れ中、漏れ大、吹きっ放し等)を診断する。
【0004】
しかし、担当者の手作業による診断器を用いた蒸気トラップの診断には多大な時間を要する。このため、各蒸気トラップに測定装置を常設して、診断に必要な測定データをサーバ装置に送信するようにし、サーバ装置において各蒸気トラップを診断するシステムを採用するプラントも存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-84418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、蒸気トラップを長期間使用すると、蒸気トラップ内に流入する蒸気や復水に含まれるカルシウムやマグネシウム、シリカ等の無機塩類化合物が析出したスケールや錆等の不純物によって蒸気トラップに偏摩耗が生じ得る。蒸気トラップに偏摩耗が生じると、蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量が偏摩耗の度合に応じて増大する。不純物の含有量は加速度的に増大することがある。このため、蒸気トラップに生じる偏摩耗の度合が加速度的に増大することがある。また、不純物の含有量が一定であっても、蒸気トラップの弁の開閉方式(以降、型式)に応じて、蒸気トラップに生じる偏摩耗の度合は異なる。したがって、将来の蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を正確に予測することは困難である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、将来の蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を適切に把握することができる出力方法、出力装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る出力方法は、蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量に関する情報を出力する出力装置における出力方法であって、第1蒸気トラップの直近の第1期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す第1情報を取得し、前記第1蒸気トラップと同じ型式の複数の第2蒸気トラップの前記第1期間よりも長い第2期間における蒸気の漏洩量の時間的推移を示す複数の第2情報を取得し、前記複数の第2情報のうち、前記第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が前記第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報を抽出し、前記第3情報を出力する。
【0009】
本構成では、複数の第2情報のうち、第1期間と同じ長さの第3期間における蒸気の漏洩量の時間的推移が第1情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移と類似している第3情報が抽出され、当該第3情報が出力される。このため、出力された第3情報が示す蒸気の漏洩量の時間的推移のうち、第3期間以降の蒸気の漏洩量の時間的推移を、第1期間以降の将来の第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移として適切に把握することができる。
【0010】
上記の出力方法において、更に、前記第1情報に基づいて、前記第1蒸気トラップにおける蒸気の漏洩量の時間的推移を示す近似関数を算出し、更に、前記近似関数によって示される前記第1期間以降における蒸気の漏洩量と前記第3情報が示す前記第3期間以降における蒸気の漏洩量との平均値の時間的推移を示す第4情報を算出し、更に、前記第4情報を出力してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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